1年目の辛さは乗り越え、仕事にも慣れてくると頭に浮かぶのが「転職」の二文字です。
これを乗り越えれば、と思って頑張ってきたもののやはり悩みはつきないものです。
しかし2年目で転職を考えるときは「本当に辞めていいのか」と、不安なこともたくさん出てくるでしょう。
そんな看護師2年目の人に向けた転職情報をご紹介します。
目次
2年目の看護師は転職市場では結構人気
2年目ではまだ転職できないのでは?と不安に思っている人もいるかもしれませんが、看護師2年目でも転職することは十分可能です。
看護師の2年目は、一般的な社会人でいう「第二新卒」になり、将来性を期待して積極的に採用するところも増えてきています。
2年目は新人より経験がありできることが多く、3年目以上に比べまだまだ吸収できることが多いです。
採用する側からすれば、新人のように1からすべて教える必要がないことはメリットの一つでもあります。
また、新しい職場にも仕事にも、柔軟に対応できる可能性が高いとも考えられるため、経験年数やスキルよりも人間性や将来性を重要視して、第二新卒の採用に力を入れている病院も増えています。2年目だから絶対に転職できないということはないので、安心してください。
また、今は社会全体が人手不足の状態ということもあり、比較的に転職先を見つけやすい状況でもあります。
2年目看護師が辞めたくなる理由とは?
うっかりミスが増えて自信を失くした
1年が経ったとはいえ、看護師2年目はまだまだ経験が少ないため、思い込みや自己判断でミスが増えてしまう時期でもあります。
「いつもこうだから」「ひとりでできる処置だから」と、対応したもののミスをしてしまった、という経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
このうっかりミスが続いてしまい、続けられる自信を失くしてしまうことがきっかけで転職を考える人もいるようです。
給料が安く、有給もとれない、などの現実問題
自分が働いている職場の実態や現実が、慣れてきたからこそわかるようになってくる時期です。
時間内に終わらないのが当たり前の業務や、夜勤や研修のための休日出勤、働いても思ったほどもらえない給料、ぎすぎすした人間関係、などなど現実を知れば知るほどもっと良い職場を求めて転職したくなる人が多くなるようです。
辛い1年目を頑張ったのに、2年目に入っても状況が変わらない、と思っている人は転職したほうがいいのでは?と考えるのでしょう。
もう新人ではないというプレッシャー
新人ではないから、もう気軽に何でも聞けない!と思っていませんか?
2年目となれば気軽に質問できない上に後輩からは質問される、という立場になり、プレッシャーを感じる場面が多くなります。
成長のペースは人それぞれですが、周りのペースについていけず、プレッシャーや責任を感じすぎて必要以上にストレスを感じてしまう人も多いでしょう。
人間関係や働く環境を変えたい
人間関係の悩みはどこにいってもつきないものです。
特に看護師の場合、苦手な先輩との勤務日が重ることや夜勤で一緒になる、ということが続くことで精神的に限界だと思い、転職を考えるようです。
また激務など勤務体制が合わずに体調を崩しがちになったという人も、働く職場を変えることで環境を変えることができるため、転職理由としてあげる人が多いです。
それぞれ転職理由は様々ですが、「自分らしく、のびのびと働きたい」「もっと良い環境で働きたい」という思いは、看護師に限らず転職を考える人にとって共通して言えることです。
看護師2年目でも転職できる場所はたくさんありますから、無理せず活躍できる場所を探すのも一つの選択肢です。
また看護師を辞めたいと思ったときの解決策は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
看護師2年目で転職するメリット・デメリット
メリット
引継ぎなどが少なく、辞めやすい
2年目であればまだ役職がついていないことが多いはずなので、引き継ぐことが少なくてすみます。
転職することを考えれば、比較的辞めやすいタイミングといえます。
転職することで人間関係などの悩みが解消できる
人間関係や勤務体制など、働く環境を変えることは簡単ではありませんが、転職して勤務先を変えると、それらを一新することも可能になります。
自分の求めるより良い職場を見つけるために、どのような条件や環境で働きたいか、しっかり考えておきましょう。
転職先の選択肢が広がり、さらに成長できる可能性がある
看護師2年目での転職は、1年目で転職するときに比べて転職先の選択肢が広がります。
2年目はまだ一人前とは言えないものの、一通りの処置や技術を身に着けています。
そうすると病棟以外でも働けるようになるので、いろんな転職先を視野にいれることができます。
転職して新しい環境に身を置くことで、より多くのことを吸収し成長できるでしょう。
挑戦したい分野の職場を探してみるといいかもしれません。
デメリット
短期間内で辞めてしまう、と誤解されてしまうこともある
これは転職者が避けて通れないことですが、短期間で転職をしている場合、採用したとしても長続きしないんじゃないか?と疑われたり、不安要素にとらえられてしまうことがあります。
このマイナスイメージを払拭するには、転職先でのやる気や意欲ですので、面接でしっかりアピールしていきましょう。
経験不足だと見なされる可能性がある
2年目の看護師の場合、看護師としてはまだ経験年数が浅いため即戦力を欲しがっている職場や、好条件で人気の求人では採用されにくいこともあります。
しかし、第二新卒を積極的に採用している病院も増えてきているので、そういった職場に絞って転職先を探してみるといいかもしれません。
人によってメリット・デメリットは異なります。
今あなたが考える1番のメリットはなんでしょうか?
恐らくそのメリットはあなたが一番悩んでいて、変えたいことのはず。
転職にはメリットとデメリットどちらもありますが、日々ストレスに感じることや大きな悩みを解決できることが、転職することの一番のメリットといえます。
2年目看護師の転職を成功させるためのポイント
① 転職先に求める条件を明確にする
まずはどんな職場へ転職するかを考えることがとっても大切です。
「どんな看護をしたいのか」「教育体制」「今後のライフスタイルの変化」の3つをきちんと考えておくと良いでしょう。
どんな看護がしたいのかはもちろん、まだまだ学ばなければいけないこともたくさんありますから、転職先の教育体制は確認しておく必要があります。
病院以外で転職したいと考えている人はなおさらここをよく調べておく方が入社してからも安心です。
そして最後にライフスタイルが変化しても働き続けられるかどうか、です。
数年後には結婚・出産を経験することになる可能性は誰にでもあります。
そうなったとき、柔軟な働き方ができたり、働き続けられる環境かどうかがとても重要になってきます。
少し先の未来のことも見据えて転職先を絞ってみてください。
② 看護師としての目標を明確にする
看護師として転職を考えている人は、将来看護師としてどうなりたいかを考えておくことも大切です。
1年間看護師として働いてきて、興味のあることやなりたい将来像がなんとなくわかってきているはずです。
その将来像をより明確にしておけば、どんな職場で経験を積むのがベストなのか、自動的に考えることができ求人選びもスムーズになります。
③ 転職サイトに登録し、働きながら次の転職先を探す
働きながら転職先を探すのは一般的になっていますが、理由としてはお金の心配がないことや、働いていないブランク期間をつくらなくてすむことが挙げられます。
退職してしまうとお金の心配や、働いていない期間がどんどん長くなってしまうため、焦って転職先を決めてしまうことはよくあります。
とはいえ働きながらでは転職活動にかける時間をつくる余裕がない、と思う人もいるでしょう。
しかし、辞めることはいつでもできますから、働きながら理想の転職先を見つけてトライしていく、というのが転職活動をスムーズ進める一つの方法です。
退職理由を上手に説明できるかが大切
必ず聞かれる退職理由は、事前に回答を考えておくことがとても大切です。
採用してもまた同じ理由で辞めてしまわないか?何かトラブルを抱えていないか?などを確認する目的で質問されていますので、プラスのイメージが与えられるような理由を考えてみましょう。
実際の面接で使える退職理由の実例
人間関係が理由の場合
医療業界もこれからますますチームの連携や他職種との協力が求められるようになってくると考えているので、周囲と協力し学び合いながら成長していきたいと思っております。」
スキルアップが理由の場合
残業が理由の場合
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