「22歳」は新卒大学生で言えば入社1年目に当たりますが、すでに「転職したい」と思ってはいませんか?
たとえ希望をもって今の会社に入ったとしても、入社して早い段階で様々な理由で仕事が自分に合わないと感じてしまっている方も少なくはありません。
ですが多くの方は「転職するには早過ぎる」や「今辞めてしまったら次にいける会社なんて無い」と勝手に思い込んでしまっているようです。
でも、本当はそうじゃありません!
22歳から新たな挑戦をすることに何も問題はありませんので、皆さんも今から転職活動をスタートさせましょう!
目次
22歳は転職に早過ぎる年齢ではない!
- 高卒・・・入社5年前後
- 短大卒・・・入社3年前後
- 大卒・・・入社1年前後
スムーズに学校を卒業して働いているとすれば、22歳の時点で皆さんは上記したほどの期間仕事をしていることになります。
5年も働いていれば仕事にも慣れているはずですし手に職もついてきているでしょうから、その経験を活かした働き先を見つけるのも難しくはありません。
短大卒の場合は卒業後3年以内という条件を満たすことで、「第二新卒」として企業からも歓迎されるはずです。
大卒で入社してすぐの場合も第二新卒として転職活動が行なえますし、「22歳」だから転職に早過ぎたり大きく不利になるということは考える必要は無いんです。
20代前半は最も転職比率が高い年齢層
総務省統計局による労働力調査内の「年齢階級別転職者及び転職者比率の推移」というデータによると、2010年から転職者の総数は増加傾向にあり、その中でも2018年時点で比率が最も高いのが「15〜24歳(11.3%)」となっています。
「25〜34歳」が7.0%、「35〜44歳」が4.5%ですので、抜きん出て高い数値であることがお分かりいただけると思います。
22歳に限定したデータではありませんが、20代前半は非常に転職する方が多い年代であるということは間違いないようです。
転職市場での価値は低くはない
今、転職市場で高い価値があると判断されているのが「第二新卒」と呼ばれる方たちです。
第二新卒に関して厳密な規定があるわけではないのですが、卒業してから3年以内の方を指しているのが一般的です。
ですから大卒・短大卒で22歳の方は、転職市場で人気の高い第二新卒として転職活動を行うことが可能となります。
高卒の方の場合はこの枠には入れませんが、5年近い職歴と若さを兼ね揃えていることで高い評価を得ることができるはずです。
新卒1年目での転職は心証が悪い?
新卒1年目で転職活動を行ったとしても「1年も持たずに仕事を辞めた」と捉えられてしまい、心証悪くなるのではと心配になってしまうのはわかります。
しかし大卒でも1割ほどの方は1年目で離職しており、短大卒で2割、高卒で3割と高くなっていきます。
これだけの割合となると、企業側も1年目での転職というだけで必要以上に評価を低くすることはありません。
ただ転職を決意することになった理由をしっかりと準備し、採用担当者からの質問にも的確に答えられるようになっておく必要はあります。
退職時期の違いで評価は大きく異なる
必要以上に新卒1年目での退社に関して心配をする必要はありませんが、同じ1年目でも1ヶ月目と11ヶ月目では企業側が受ける印象に大きな違いがあるのは事実です。
入社して数週間程度で会社を辞めてしまっていては何かを身に付けてきていることは期待できませんし、「我慢のできない人間」と思われてしまう危険も少なくはありません。
もちろん高いスキルや特別な知識を持っていれば話は変わってきます。
ですがそこまでの自信がないという方も、半年ほど働いていればマイナスに捉えられることはあまり無いはずです。
22歳の転職は男女で差はある?
22歳という若い段階であれば、男女間で転職に関する差が発生する心配はありません。
近年の平均出産年齢である30歳や結婚適齢期と言われる年齢が近づいてくると、女性は若干ですが転職に影響する可能性は否めません。
ただその年齢も22歳の皆さんにとってはかなり先のことですので、女性が転職活動を行う際に特に何か不利になるということも考えられません。
22歳での転職のメリット・デメリット
22歳で転職活動を行うのは、皆さんが心配している以上のメリットを与えてくれます。
でもだからと言って何もデメリットがないわけでもありませんから、勢いだけで会社を辞めてしまうのはおすすめできません。
これから転職活動を始める前に「22歳での転職のメリット・デメリット」を知り、理解した上で転職するかどうかを判断しましょう。
また前もってデメリットも知っておけば心構えもできますし、可能な限りの準備をしてから行動を起こすことも可能となるはずです。
「若さ」がウリになる
22歳の皆さんが思っている以上に、転職市場において「若さ」は大きな武器になります。
多くの業界で人手不足となっている現在では、「若い人材」を欲しがっている企業は決して少なくは無いのです。
誰もがいつまでも若さを保つことはできません。
ですがその大きな「ウリ」がある今なら、転職を成功させるのも難しくは無いはずです。
異業種への転職もしやすい
若さ充分の22歳であれば、異業種への転職も比較的容易に行うことができます。
社会人経験が少しでもあることで導入教育などを簡略化できることも期待できますし、技術面などを一から育て上げるとしても十分な時間が皆さんにはあります。
年齢的にまだまだ若いことで知識・スキルなどでも過度の期待をされにくいのも、働き始めてから大きな負担を感じずに済む可能性が高いというメリットを与えてくれますよ。
高卒なら十分な職歴がある
年齢だけを見れば22歳がとても若いのは確かですが、高卒の方であれば若いだけでなく十分な職歴があるとも言えます。
働き始めて5年近くが過ぎているということは、大卒であれば26歳前後となります。
これだけの職歴がある方が経歴を活かせる仕事に転職すれば、早い段階からある程度の仕事を任せてもらえる期待が持てます。
また異業種に転職したとしても、社会人としてのマナーを身に着けているのであれば素早く会社に馴染むことができるでしょう。
職歴が短いと評価が低くなりやすい
同じ22歳であっても職歴の長さで評価が大きく分かれる可能性があります。
2年以上働いてきた短大卒と、3ヶ月で会社を辞めてしまった大卒がいた場合、学歴が上でも長く働いて経験を積んできた方を選びたくなってしまうのも仕方ないことです。
22歳という年齢自体は転職市場で評価されやすいとしても、職歴が短いと同じ22歳同士で比較された時などには不利になる可能性があることは理解しておくべきかも知れませんね。
新卒と比較された場合は不利になることも
転職するタイミング次第では、新卒の大学生を比較されることも考えられます。
この場合どちらを高く評価するかは企業ごとに意見が分かれるところですが、転職理由や勤務した期間によっては不利になる可能性は否定できません。
いざ転職となっても、タイミングを考慮して転職活動を始めることが大切とも言えます。
22歳の転職で失敗しないためのコツ
転職活動は闇雲に行っても良い結果は中々得られません。
22歳の方もそれは同じですが、特に注意していただきたいコツが幾つかあります。
まだまだ若いからと油断すること無く、今回の転職を成功させるためにできる限りの準備をしておきましょう!
転職活動は働きながら行う
若い方の転職活動でマイナス要因となりかねないのが「勤務歴」です。
短いよりは長い方が良いのは確実であり、たった一ヶ月の職歴の違いが内定を受けられるかどうかの境目になってしまうことも無い話ではありません。
ですから、転職活動を行うのであれば「働きながら」行うことが大切です。
そうすることで、就職先探しが長引いたとしても結果的に企業側が重視する、「職歴」を手に入れることができるようになります。
転職に適したタイミングを見極める
仕事探しには最適なタイミングが存在します。
例えば退職者が出やすい月の少し後を選べば、企業が多くの求人を出している可能性があります。
また春先に仕事を探していても、新卒を採用したばかりの企業が求人を出していることはあまり無いと考えられます。
企業が人を欲しがりライバルが少しでも減るタイミングを選ぶことができれば、転職活動を成功させられる可能性はグンと高くなりますね。
おすすめは2〜3月と7〜8月
中途採用の募集が多くなるのは2月頃です。
ですから、この時期を選べば多くの求人が見つかる可能性が高く、おすすめのタイミングと言えます。
もう1つのタイミングとなるのは7〜8月。
4月入社した新人が短期間で辞めてしまったり、ボーナスを貰ってから退社した方の補充をするための求人が出る頃です。
この時期は第二新卒向けの案件が多くなるのが特徴ですので、22歳の皆さんも求人情報をチェックしておくことをおすすめします。
自分のPRポイントを分析する
まだまだ若いので仕方ないのですが、目立った実績が無いのであれば自己PRに力を入れることが大切になります。
これまでの仕事の中で行ってきた工夫、働く上で大切にしていることなどを上手く伝えることができれば、ポテンシャルを感じてもらえる可能性が高くなります。
また「社会人としての経験」を評価されている第二新卒の方は、社会人のマナーを意識した受け答えができるようにしておくのも重要です。
さらに前職の退職理由はネガティブな内容ではなく、前向きな理由にしておきましょう。
異業種への転職や派遣などの働き方も候補にする
もし正社員を目指した転職活動が上手くいかなければ、人手不足であったり若い人材を求めている異業種を候補に入れるのも1つの方法です。
また職歴がネックになりそうであれば、派遣として働き職歴を増やすという方法もあります。
「24歳」や「27歳」も転職に最適な年齢と言われています。
今理想の転職ができないと思ったのなら、そのタイミングを見据えて行動するのも良い選択肢です。
20代前半でも転職できる?転職を成功させるポイントを徹底解説!
22歳の転職には転職サイトやエージェントが役立つ
22歳という若さでは自信を持って転職活動を行うのは難しいはずです。
ですが「転職エージェント」を利用すれば、理想の転職が行える確率は大幅にアップします。
ここからは「22歳にとって転職エージェントが役立つ理由」を4つご紹介します。
利用することで大きなメリットがあるとわかれば、新たな挑戦へと踏み出す勇気も出てくるのではないでしょうか?
市場価値を正しく判断してもらえる
転職エージェントで皆さんを担当してくれるのは、キャリアアドバイザーなどと呼ばれる「転職のプロ」です。
登録後に行われる面談の中で、これまでの経歴などを総合的に判断して皆さんの市場価値を判断してくれ、最適な求人を紹介するのがキャリアアドバイザーの役割の1つです。
自分がどんな仕事が向いているかわからなかったり、興味のある業界があっても不安が大きいという方は、面談を受けてアドバイスをもらうのをおすすめします。
詳細な企業情報が手に入る
求人情報は応募先を選ぶのに非常に重要な情報となりますが、詳細な情報が得られるかと言えばそうではありません。
仕事内容や給与面に関しても大雑把な情報しか無いことがほとんどで、比較検討するのも簡単ではないはずです。
ですが転職エージェントを利用すれば、求人情報だけではわからない詳細な情報を手に入れることができます。
気になることを調べてもらったりすることも可能ですので、転職後の不安やギャップも減らすことができるんです。
交渉もお任せ!
待遇面や給与面にほんの少しだけ不満がある求人があったとすれば、皆さんはどうしますか?
ほとんどの方は「妥協する」か「違う求人を探す」のどちらかを選ぶことになるはずです。
でももし転職エージェントを利用していれば、そのどちらも選ばなくて済むかも知れません。
なぜならキャリアアドバイザーが皆さんに代わって企業との「交渉」をしてくれるからです。
面接の日程調整などもお任せできますので、とっても頼りになりますよ。
孤独な転職活動にパートナーが見つかる
転職活動を行っている間には、様々な不安が付きまとうはずです。
そんな時に転職エージェントを利用していれば、キャリアアドバイザーに相談することができるようになります。
孤独な転職活動中に相談相手がいるということこそ、もしかすると転職エージェントを利用する最大のメリットになるかも知れませんよ。
22歳におすすめ転職エージェント
転職エージェントが非常に役立つ存在であることは間違いありませんが、「20代の転職に強い・特化している」場所を選ぶことでさらに利用価値は高まります。
数ある転職エージェントの中でも、特に22歳の転職希望者におすすめのサイトを2つご紹介します。
まずは、このどちらかに登録することから、皆さんの新しい職場探しが始まります。
ハタラクティブ
- 20代のフリーター、既卒、第二新卒向けの転職エージェント
- 実際に取材した企業の求人のみを掲載
- 未経験OKの求人が多数
ハタラクティブは20代の転職・就職支援に特化しており第二新卒向けの求人も多数見つかります。
実際に取材した情報を元に求人紹介を行ってくれるので、職場の雰囲気なども考慮した皆さんにピッタリの求人が見つかります。
未経験OKの正社員求人が多いのも特徴ですので、今とは違う業界で再スタートを切りたいという方にも最適です。
マイナビエージェント
- 20代に信頼されている転職エージェントNo.1
- 質の高い書類添削と面接対策
- 非公開求人が全体の8割を占める
20代から高い信頼を得ているマイナビエージェントなら、22歳の方が満足できるサポートを受けることができます。
書類添削や面接対策は多くの転職エージェントで行われていますが、マイナビエージェントは応募先に合わせたアドバイスを行い書類や面接の通過率をより一層高めてくれます。
全国の大手・中小・ベンチャーなどの様々な求人紹介を受けられるだけでなく、非公開求人も多く独占求人も多数抱えていますので、登録しておいて損はありません。
20代におすすめする転職サイト・エージェントランキング!【2019年版】
転職したいと思った今こそが最適なタイミング!
22歳の若さで転職するのは不安かも知れません。
ですが辞めたいと思うほど大変な状況で、そのままズルズルと今の会社で働いていても状況が改善する可能性は高くないはずです。
「転職したい」と思っている今こそが状況を変える大きなチャンスとなります。
22歳は転職市場価値が高く、転職エージェントを使えば転職が成功する可能性はさらに大きくなります。
若さを無駄にしないためにも何か行動を起こしましょう!