女性薬剤師の転職事情とは?おすすめの転職先の選び方

薬剤師は女性の割合が多く、常に人手不足なので年代問わず転職がしやすい状況です。

ただ結婚や出産などのライフイベントの時には、それまでの働き方では難しくなり、より働きやすい職場を求めて転職する女性薬剤師が多くなります。

結婚、出産、育児など同じ経験をしたことのある女性薬剤師が多く在籍する職場や産休・育休制度がしっかりしている職場は、ライフスタイルが変わっても安心して働き続けることができます。

この記事では、年代別の情勢薬剤師の転職事情、転職先の選び方、おすすめの転職サイトをご紹介します。

【年代別】女性薬剤師の転職事情

薬剤師の6割は女性で、女性薬剤師の平均年収は500万円です。

女性が多い業界のため、結婚、妊娠、出産などのライフイベントにも寛容な職場が多く転職もしやすいです。

育児中でもパートや派遣など働き方に柔軟性があり、女性が多い職場では女性薬剤師に長く働いてもらうために女性が働きやすい制度が整っている場合が多いです。

また、出産や育児などでいったん退職してブランクがあっても、常に人手不足の薬剤師業界では再就職もしやすいのが特徴です。女性薬剤師の年代別の転職事情をご紹介します。

20代女性薬剤師の転職事情

第二新卒と20代後半では転職で求められることが変わります。

新卒で入社後に1年から3年の間に転職をする人のことを第二新卒と呼びます。

6年制の薬学部を卒業後であれば、26歳から27歳くらいが第二新卒にあたります。

第二新卒は柔軟性があり、転職後も新しい仕事環境になじみやすいとみなされるため需要が高まっています。

数年でも社会人経験があれば、一通りのビジネスマナーと薬剤師としての経験もあるので、卒を採用するよりもコストや手間がかからないので人気です。

未経験業種でも転職がしやすいので、新しい業種にチャレンジするなら第二新卒の間がいいでしょう。

20代後半は第二新卒には当てはまらないので、転職をするときには「経験」や「スキル」が求められます。

採用する側も即戦力として働いてくれることを期待しているので、しっかりと薬剤師としての経験やスキルをアピールする必要があります。

一般的な企業では結婚や出産を20代後半の女性は転職で不利になることが多いですが、女性が6割の薬剤師業界では不利になりにくいです。

少ない薬剤師で営業している個人薬局では、結婚や出産などで急に退職されると困るので採用は難しくなるかもしれません。

ですが、基本的には女性が多い業界なので、大手調剤薬局やドラッグストアでは産休や育児制度が充実していたり、託児所完備の職場もあります。

結婚や出産後も働き続けるのであれば、20代の独身のうちに女性が働きやすい職場に転職しましょう。

20代であれば第二新卒の方が20代後半よりも求人は多めですが、どちらにしても20代のうちであれば求人はたくさんあるので、自分の機能条件に合った求人を見つけやすいです。

新しくやりたいことを見つけたり、未経験の業種に転職を考えているのであれば30代よりも20代の方が有利ですので、早めに転職活動を始めましょう。

20代の薬剤師が転職で成功するポイントと失敗する人の特徴

30代女性薬剤師の転職事情

30代女性薬剤師は、薬剤師としての経験が問われ、管理職につきやすい年代です。

女性でも早い段階から管理職につくことができるのが薬剤師業界の特徴です。

晩婚化が進んでいるので、20代よりも30代の方が、結婚や出産によるライフスタイルの変化のために転職を考える人が増えます。

夫の転勤についていくために転職を考える人、育児中はフルタイム勤務が難しいので時短勤務を希望する人など様々な転職理由があります。

30代であれば、40代や50代よりも求人は多く選びやすいです。

子供が小さいうちはパートや派遣で働いて、子育てが落ち着いたら正社員の転職先を探すという選択もあります。

もしくは、結婚や出産を機に、育児中でも働きやすい環境の職場に転職をするというのもいいでしょう。

30代の薬剤師は転職で有利?年収アップのポイントと転職先の選び方

40代・50代女性薬剤師の転職事情

40代や50代の女性薬剤師は20代や30代よりも応募できる求人数が少なくなりますが転職は可能です。

ただ、希望条件をこだわりすぎると転職先が見つからないこともあるので、40代や50代は「働きやすさ」を重視した転職がおすすめです。

40代や50代でも未経験業種に転職は可能ではありますが、採用したいと考える企業はとても少ないです。

さらに、未経験業種に転職するということは年収も新卒並みになることもあります。

大幅に年収が下がってもチャレンジしたい業種であれば、求人をチェックして応募してみるのもいいでしょう。

子育てが一段落した40代や50代は、子供の行事や病気で休むこともないので重宝されます。

子育て中の女性薬剤師であれば勤務時間が9時から15時くらいまでに集中するので、その他の時間帯の人員が足りなくなることがあります。

その人員がたりない時間帯に働けることをアピールすると採用が決まりやすくなります。

また、40代や50代ではパートやアルバイトの求人が多くなります。

正社員にこだわらず、「希望条件に合った職場であればパートやアルバイトでもいい」と割り切ると転職先の幅が広がりますよ。

40代の薬剤師が転職で注意すべき点と成功するためのコツ

女性薬剤師が転職後に後悔する理由

頑張って転職したものの、「転職しなければよかった」と思ってしまうこともありますよね。

女性薬剤師が転職後に後悔する理由をご紹介します。

やりがいがない職場

薬剤師としてやりがいを感じられない職場に転職してしまった場合は後悔してしまうかもしれません。

例えば調剤併設のドラッグストアに転職したものの、処方箋の数が少なくて調剤業務が少ないと、時間を品出しや商品陳列、レジ打ちなど調剤業務以外の業務がメインとなってしまう可能性があります。

また、調剤薬局に転職したけれど、専門病院の門前なので扱う薬品がいつも同じになるとやりがいを感じにくくなります。

薬剤師としての「やりがい」を求める場合は、幅広い業務を経験できる病院か総合病院の門前薬局に転職するのがおすすめです。

ただ、「やりがい」がある職場は忙しい場合がほとんどなので、育児中などは両立が難しいかもしれません。

育児中は「働きやすさ」を重視して転職先を選びましょう。

育児に理解がない職場

転職先が育児に理解がない職場だと、子育て中の女性薬剤師は転職したことを後悔してしまうかもしれません。

産休や育休の制度があっても取得実績がない場合、男性薬剤師が多い職場の場合は育児中の働き方を分かってもらえないことが多いです。

また、在籍の薬剤師が少ない薬局などは少ない人数で営業しているため、子供の急な病気や子供の学校行事で休むことが難しいでしょう。

育児中も働き続けるためには、職場の理解がないとつらいですよね。

子育てを経験している女性が多い職場や産休と育休の取得実績がある職場、託児所完備の職場であれば子育て中でも働きやすいですよ。

女性薬剤師が転職するときの注意点

せっかく転職するなら、転職した後に後悔したくないですよね。

女性薬剤師が転職するときに注意するポイントをご紹介します。

優先することを決める

転職するときには、より良い条件の職場に転職したいですよね。

ですが、「やりがいも、育児も、年収も全部叶える」というのはとても難しいです。

やりがいのある職場や年収が高い職場は激務なことが多く、育児中には両立が難しいことが多いです。

独身であれば、やりがいがあり忙しい職場でも働けるかもしれませんが、育児中は子供の世話を優先する場面が増えるので、忙しい職場で働くことは大変です。

転職するときには、「何を優先させたいか」を考えて転職すると後悔が少なくなります。「やりがいや高年収」を求めるのか、「育児中でも働きやすいこと」を求めるのかはっきりしておきましょう。

育休・産休制度は必ずチェック

女性薬剤師の場合は、出産や育児時にも働き続けられるように育休や産休制度があるかどうかチェックしましょう。

育休・産休制度がない職場では、妊娠すると働きにくくなってしまうかもしれません。

0代で出産を強く意識するのであれば、産休や育休制度だけでなく、時短勤務ができる職場や託児所がある職場に転職するのがおすすめです。

産休や育休の制度があっても取得実績が少ない職場は、産休や育休が取りにくい環境かもしれません。

実際に取得実績が多い職場を選ぶようにしましょう。

また、実際に育児中の女性薬剤師や産休や育休を取得経験がある女性薬剤師が多く在籍する職場であれば、育児中の突発的な休みにも理解されやすいでしょう。

女性薬剤師におすすめの転職先

女性が働きやすい職場であれば、長く働き続けられますよね。

女性薬剤師におすすめの転職先をご紹介します。

調剤薬局

調剤薬局はコンビニエンスストアより多いといわれているので、近所でも転職先が見つかりやすいのが魅力です。

手薬局であれば産休や育休の制度がしかりしており、教育制度も充実しているので産休や育休明けでブランクがあっても働きやすい環境です。

在籍薬剤師の数も多いので、子供の学校行事などでの休みの調整もしやすいでしょう。

託児施設のある職場

託児所がある薬局、ドラッグストア、病院もあるので、託児所完備の職場に転職するのもおすすめです。

職場に託児所があれば、保育園に預けてから出勤する必要がないので時間が短縮できます。

仕事終わりには、すぐに子供を迎えに行け、子供が病気などの時もすぐに対応することができます。

小さい子供を育てながら仕事も続けるのであれば、託児所がある職場の方が何かと便利です。

女性におすすめ薬剤師転職サイト

女性薬剤師が転職をする場合は、産休・育休制度があるか、育児経験がある女性薬剤師が多いかということが気になりますよね。

そういった内部事情を知るには、内部事情に詳しい転職サイトに登録するのがおすすめです。

職場に出向いて内部情報を集めている転職サイトであれば、転職後に後悔しにくいでしょう。

女性薬剤師におすすめの転職サイトをご紹介します。

ファーマキャリア

ファーマキャリア

ファーマキャリアはオーダーメイド求人が特徴です。「求人を紹介する」というスタイルではなく、求職者の希望条件に合わせて求人をつくる珍しいスタイルです。

希望条件に合う薬局や病院、ドラッグストアに求人状況を問い合わせて転職希望者に紹介するので、希望通りの転職先が見つかりやすいですよ。

ファーマキャリアの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!

薬キャリ

薬キャリ

薬キャリは4万件以上の求人があるので、女性薬剤師ならではの希望条件の求人も見つかりやすいです。

病院の求人数が多いので、やりがいを求めて病院に転職したい人は登録をおすすめします。

電話やメール連絡のレスポンスが早いので、ストレスを感じずに転職活動を進めることができます。

薬キャリの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは求人数が多いのが魅力です。

また、大手調剤薬局チェーンのグループ会社が運営しているので、調剤薬局の求人が充実しています。

知名度が高いので、調剤薬局以外の求人も集まりやすいです。

派遣求人も多いので、子育て中で派遣として働く場合には条件のいい求人が見つかるかもしれません。

ファルマスタッフの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!

女性薬剤師はライフスタイルに合わせて転職先を選ぼう

薬剤師の6割は女性なので、結婚や出産後も働きやすい環境が整っている職場が多いです。

結婚、出産などライフスタイルが変化した場合には、その時に働きやすい勤務形態を選ぶことで、仕事もプライベートも両立することができます。

女性薬剤師が転職するときには、やりがい重視なのか、子育て重視なのかという優先順位をはっきりさせておくと、後悔のない転職ができるはずです。