看護師を辞めて他の仕事をしてみたい!と思ったことはありませんか?
衝動的にそう思っても、学生時代から看護師を目指し、医療と看護の勉強しかしてこなかった自分が、今からどんな仕事に転職することが可能なのか想像できないかもしれませんね。
ですが、転職をしてみると看護師よりもあっているかも?と思うこともあるかもしれません。
漠然と頭の中で考えているだけでは、イメージしにくいと思います。
ここでは、どんな転職先があるのか、本当に看護師を辞めても良いのかなど、異業種への転職を考える際に必要な情報をまとめました。
新しい職業についた自分を思い描いてみてください。
目次
看護師が異業種へのジョブチェンジを考えるきっかけとは
せっかくなった看護師を辞めて他の仕事をしたいと思うのは、どのような理由やどのようなきっかけなのでしょうか。
体調を崩した時
看護師の職業病とも言える病気、腰痛に悩まされている人は多いですよね。
仕事中は腰痛ベルトを欠かせないという人もいます。
酷くなると足のしびれが出てくることもありますし、歩けない、立っていられないということもあります。
ここまで来ると看護師を続けることが困難になるため、他の職業転職を考えるようになります。
精神的な負担に耐えられなくなった時
看護師は命に関わる仕事ですので、かなり精神的な負担があることは想像できますし、実際にその負担を感じている人が多いですよね。
ミスが絶対に許されないプレッシャーや緊張感の中に居続けることがどんどん苦痛になり、辞めたいと考えるようになります。
結婚生活や子育てと両立が難しいと感じた時
看護師の職場は女性が多いので、結婚や子育てを経験しても働きやすい環境が整っていてところが多くあります。
ですが、週末休めない、夜勤がある、休みも勉強会や研修になることがあるなど、家族との時間が思うように作れないと感じた時、他の職業の方が良いかもしれないと感じるようになります。
看護師よりも自分に合っていると感じる職業に出会った
習い事をしている看護師は多いのですが、まじめな看護師は習い事も一生懸命します。
その結果、看護師よりもこちらの道の方が自分には合っている気がすると感じ、転職をしてしまうこともあります。
看護師の場合、他の病院や施設に転職をしても今の悩みは解決できないと感じた時に、他の職業への関心が高くなるようです。
看護師を目指す人の多くは、比較的早い年齢で目指すようになります。
そのため、他の職業の選択肢を持たずに看護学校に進む人も多く、看護師になってから他の職業に興味を持つ場合も多いのです。
看護師資格や経験を活かした転職がおすすめ
異業種といっても、看護師とまったく関係のない仕事ばかりではなく、看護師としての経験を生かしながら他の職業に転職することも可能です。
ここでは看護師の資格を活かせる転職先を5つご紹介します。
治験コーディネーター
治験がスムーズに行われるようにサポートする仕事です。
治験コーディネーターになるには特別な資格は必要ありません。
治験施設支援機関に就職をして医療機関に派遣されるコーディネーターと、病院で看護師として所属してコーディネーターがいます。
仕事内容は、
- 患者さんの精神的なサポート
- 治験に関わる人たちの調整役
などが主なものです。
病気や看護についての知識があることで、患者さんへの説明も説得力が増しますし、患者さんの安心感も得られます。
コミュニケーション力も必要ですから、看護師の経験が活かされます。
臨床開発モニター
治験が計画通りに進んでいるかモニタリングをする仕事です。
製薬業界の仕事で、治験がきちんと計画通りに行われているか、チェックや指導をします。
特別な資格は必要なく、CRO協会に所属するか、製薬会社に就職をします。
仕事内容は、
- 治験の計画書作成
- 治験を依頼する医療機関や医師の調査
- 治験契約の締結
- 治験に関するモニタリング
- 治験に関する書類の作成
などがあります。
医療的な知識があると業務を行いやすくなります。
医師と話をすることも多く、医師と接してきた看護師は医師と話をするというハードルも問題になりませんね。
心理カウンセラー
悩みを聞いて解決に導く仕事です。
アドバイスをするのではなく、クライアントさんが自分で解決策を見出せるようにサポートします。
特別な資格は必要なく、カウンセリング知識はカウンセラー養成をしているスクールに通うことで取得できます。
就職先は、
- 病院
- 学校
- 企業
- 裁判所
- 刑務所
などがあります。
どこかに就職しなくても、フリーで活動することも可能です。
アセスメントを学んできた看護師は、話を聞きまとめ、分析する力がありますので、これまでの経験を活かすことができます。
健康相談コールセンター
電話で健康相談を受ける仕事です。
製薬会社や保険会社の顧客サービスのひとつとして行われていることが多いのですが、その会社に就職するのではなく、コールセンターに登録をする形になります。
仕事の特徴は、
- 24時間体制のこともあり、交代制で仕事に入る場合あり
- 保険会社の顧客の健康相談
- ケガの処置についての説明
- 緊急時の対応の説明
- 医療器具の使い方の説明
などがあります。
幅広い病気や看護の知識が必要で、看護師としての経験と知識が十分に活かされます。
正社員の道もありますが、パートで働くことも可能です。
保健師
健康を保持するための支援活動をする仕事です。
保健師資格が必要になりますので、学校に入学し国家試験を受けなければなりません。
看護師資格をすでに持っていますので、保健師養成学校で半年から1年勉強をすると国家試験の受験資格が得られます。
就職先は、
- 保健所
- 病院
- 市町村
- 企業
- 学校
などがあります。
保健師は看護師に比べるとデスクワークが多くなります。
残業がほとんどないのが特徴ですので、プライベートを充実させたい人にはおススメです。
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看護師資格が必要ない異業種へのジョブチェンジ
看護師とまったく関係のない仕事に転職したい人もいますよね。
もちろんそれも可能です。
エステティシャンやマッサージ、リフレクソロジーの仕事は、解剖生理を知っていると便利な仕事ですし、看護師資格を持っている人に施術をしてもらえると、お客様はきっと安心しますね。
ショップ店員や飲食店のスタッフなどのサービス業は、笑顔、細やかな対応、お客様のニーズを読み取ることが大切になりますので、看護師が転職をしても十分成功できる可能性があります。
この他にも一般事務、ヨガインストラクター、フラワーアレンジメントの先生、ネイリストなど、女性に人気の職業に転職することも可能です。
転職には資格取得の必要があるものも多いですが、看護師を辞めて勉強をする時間を少し作ると転職の選択肢が広がります。
異業種への転職に便利な知識
異業種に転職をする場合、パソコンの知識を持っていると良いですよ。
パソコン離れが叫ばれていますが、それは個人の部分であって、仕事においてはやはりパソコン操作はできないよりはできた方が良いです。
最低限ワードやエクセル、パワーポイントの基本的な操作は知っていると有利です。
看護師も論文をまとめたり、資料作成の時にはエクセルやパワーポイントを使うと思いますが、自己流の人も多いですよね。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の受験を目指して勉強すると目標もできますし、きちんと勉強をしたという証にもなりますので、転職にも役立ちます。
これ以外にも、上記で挙げた仕事の中でカウンセラーやエステティシャン、マッサージ、リフレクソロジー、ヨガインストラクターなどは勉強や資格が必要になりますので、学べる学校を選定する必要があます。
通信教育でも資格が取得できるものもありますので、学び方も自分に合ったものを選びましょう。
看護師が異業種に転職するメリット・デメリット
看護師が異業種に転職するのは可能ですが、メリットとデメリットがありますので、その両方を考えて決めた方が良いですよ。
異業種への転職メリット
- 精神的なプレッシャーや緊張感から解放される
- 夜勤がない(もしくは少ない)
- 規則正しい生活ができる
- 土日休みも夢じゃない
- プライベートの充実が図れる
- 体力的な負担が少ない
一番のメリットは心身の負担が減ることですね。
看護師から離れると命に関わることが少なくなりますので、常に感じていた緊張から解放されます。
働く時間も昼間がほとんどになりますし、カレンダー通りの休みを手にすることも可能です。
今まで楽しみ切れなかったプライベートの時間を大切にすることもできます。
シングルの人は新しい出会いのチャンスも増えます。
異業種への転職デメリット
- 収入が減る
- 刺激がなく物足りなく感じる
- まったくの新人として扱われる
- 看護師時代の悩みが解決されるとは限らない
- 看護師としてのブランクを作ってしまう
最初に挙げられるのは、お給料が減ることです。
現役看護師は給料が少ないと感じている人も多いですが、それでも他の業種に比べると高めになっています。
パートなどで働く場合は、時給900円から1,000くらいで働くことになります。
働いても働いても収入が十分ではないと感じるかもしれません。
看護師の仕事は毎日が刺激的です。
他の仕事につくことで、刺激から解放されますが、単調な毎日になると物足りなく感じるかもしれません。
そして、転職理由となったことが、転職により改善される保証はどこにもありません。
長く他の仕事につくことで看護師としてのブランクも大きくなってしまいますので、看護師に戻りたくても戻りにくいという状況になってしまいます。
異業種への転職も看護師だからできる冒険
看護師の資格は一生モノです。
他の仕事に変わったとしても、戻ることができます。
これは他の職業ではあまりできないことで、そういう面では、看護師が嫌になったら異業種へ転職をしてみるのも良いですよね。
デメリットのところで、ブランクができてしまうとありますが、今は潜在看護師の復職サポートも充実していますので、戻りたいと思ったらサポートを受けて準備をすることができます。
いつでも戻れる、使える資格があるのは心強いものです。
まったく違う職業への転職は思いきった行動になりますが、看護師だからできる冒険です。
転職したい気持ちがあるのなら、勇気を出して行動してみましょう。
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