第二新卒で転職に成功するコツ15選!成功・失敗する人の差とは

第二新卒で転職に成功するコツ15選!成功・失敗する人の差とは

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第二新卒の転職・再就職は、勤続経験3年以上ある方の中途採用とはまた違った特徴があります。

最近では、積極的に採用する企業が増えており、求人票にも「第二新卒歓迎」の文字を見かけることが多くなりました。

そんな第二新卒で転職に成功するためにはどうしたらいいのでしょうか?

第二新卒として新しい場所へのチャレンジを成功させる人、逆に失敗してしまう人、それぞれの特徴をご紹介します。

失敗している人の特徴は反面教師として、ぜひ頭の片隅に入れておいてみてください。

また今回は人材育成コンサルタントの田原洋樹さんから、第二新卒の転職が上手くいくポイントも紹介していただいています。

これから第二新卒として転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

第二新卒におすすめ転職サイト・エージェントランキング!【口コミ徹底比較】

目次

第二新卒が転職しやすい5つの理由

第二新卒が転職しやすい理由には、以下のものがあります。

  • 新卒よりも社会人としての基礎知識が身についている
  • 研修の手間が省ける
  • 若い世代で今後の活躍に期待できる
  • 新卒採用で抜けた人員を補填できる
  • 未経験でも教育次第で成長させられる

それぞれの理由について、くわしくまとめました。

1 新卒よりも社会人としての基礎知識が身についている

社会人としての基礎知識が身についている第二新卒は、転職しやすい傾向です。

ビジネスマナーや仕事への向き合い方など、基礎的な考えやスタイルがすでに固まっていると、会社も採用しやすいでしょう。

短期間でも社会人として働いた実績があれば、アピールポイントとして有効活用できます。

どんな内容の業務をどの程度できるのか、面接官がイメージしやすいように伝えてください。

2 研修の手間が省ける

第二新卒の人材は、転職後にビジネススキルやマナーの研修が必要ありません。

すでに社会人として働いた経験があるため、企業からは最低限の対応は身についているものと受け取られます。

企業からすると採用コストや教育の手間がかからないことも、第二新卒を採用するメリットです。

3 若い世代で今後の活躍に期待できる

若く柔軟性がある第二新卒は、今後の成長に期待ができます。

業界や前の会社のカラーに染まっていないため、自社で活躍できる人材として採用されやすいでしょう。

経験次第では入社後に早い段階で活躍できる人材として、ポテンシャルを買われて採用される可能性もあります。

第二新卒にオススメの企業を選ぶ4つのポイント!注意点も紹介

4 新卒採用で抜けた人員を補填できる

新卒採用で抜けた人員を補填するために、第二新卒を積極採用する企業もあります。

若い人材が少ない会社では、社会人経験がありポテンシャルを期待できる第二新卒への需要が高い傾向です。

新卒採用の社員が退職した場合は、タイミングによっては次の新卒採用まで人員補填を待つことが難しい可能性もあるでしょう。

若年層の人員補填のために、第二新卒を採用したいと考える企業は多いです。

5 未経験でも教育次第で成長させられる

未経験でも、教育すれば理想の人材に育成できる可能性があります。

第二新卒はすでにビジネスマナーがあり、成長性やポテンシャルが期待できるため、教育対象としてベストな人材です。

そのほかにも、長く勤めてもらえる可能性が新卒よりも高いことで、転職市場で需要のある年代と言えるでしょう。

そもそも第二新卒の定義とは?

みなさんは、「第二新卒」がどういった人を指すかご存知でしょうか?

徐々に定着しつつある「第二新卒」ですが、実は明確な定義はありません。

転職サイトやエージェントによって解釈はさまざまですが、一般的に広くいわれているのは、「新卒で入社して、3年以内(または未満)の求職者」のことを指し、短期間でも一度は社会に出た経験があることが解釈の共通点です。

全く社会人経験のない新卒と、中途採用者の中間にあたるのが「第二新卒」ということになります。

第二新卒は社会人としての経験年数は少ないけれども、一般的な常識が身についていて、前職の会社に染まり切っていないため転職先に馴染みやすく、指導もしやすい、という傾向があるので、歓迎する企業が増えています。

高卒でも第二新卒になるの?高卒の第二新卒が転職を成功させるコツを解説

第二新卒は中途採用枠で応募可能

第二新卒は中途採用枠での応募が可能です。

求人の中には第二新卒を募集している記載がなくとも、中途採用の枠組みの中に入っています。

あくまで採用側としてはどの年代も中途採用として扱ってくれるので、安心して応募しましょう。

ただし注意したいのは、既卒の枠には応募できない点です。

既卒は専門学校や大学を卒業後に、一般企業に就職せずにアルバイトなどをして生計を立てている人を指します。

既卒は第二新卒よりもハードルが下げられているので、雇用条件も低く設定されています。

万が一応募してしまわないように、採用枠をきちんと確認しておくことをおすすめします。

第二新卒の転職で成功したいなら企業のニーズを知ろう

第二新卒の転職で成功したいなら、まずは企業がどんな社員を求めているか、ニーズを知りましょう。

企業の第二新卒を求める理由は以下の通りです。

  • ビジネスマナーなどを一から叩き込む必要がない
  • 思考が柔軟でポテンシャルがある
  • 単純な人手不足

以下で詳しく解説していきます。

第二新卒の転職では自己分析が大切!意味のある自己分析のやり方を解説!

ビジネスマナーなどを一から叩き込む必要がない

第二新卒は前の会社に新卒で入社後、一定期間の研修を受けるのが一般的です。

ビジネスマナーなど社会人として当たり前の行動を、3か月間かけてみっちりと叩き込まれているので研修を再度受講する必要性はありません。

企業としても新卒を雇うよりも、研修を受講済みの第二新卒のほうが、時間的にも金銭的にもコストの削減につながるのです。

企業は可能な限りコストを削減しようとしますから、第二新卒は都合がとても良いのです。

思考が柔軟でポテンシャルがある

第二新卒と呼ばれる皆さんは、大半が20代前半であることがほとんどでしょう。

企業に入社してからの日がたつにつれて、人間は環境に慣れていき、段々と思考が会社に染まっていきます。

第二新卒の皆さんは企業に入社してからの日が浅く、思考も柔軟です。

企業としてもガチガチに思考が他の企業に染まっている中途を雇うよりも、思考力がまだ柔軟な社員を入れて今後企業で活躍してくれる社員として育成しようとします。

また20代となると、ポテンシャルでの採用も行われます。

20代はまだ体力的にも精神的にも余力がありますから、環境によっては化ける可能性もあるのです。

企業はポテンシャルの開花も狙って、第二新卒の転職者を獲得しようとするのです。

単純な人手不足

単純な人手不足で第二新卒の採用を積極的に行う企業もあります。

企業によっては、皆さんと同様に新卒で入社後、退職してしまい本来当てはめるはずの部署に空席が出ていることもあります。

上述したように第二新卒は、金銭的にも時間的にもコストが非常に低いので、人手不足を補うにはちょうどいい人材です。

現場に出してたたき上げることもできるので、企業としては即戦力として活用することに期待を持っていることもあります。

翌年の新卒採用を待つことも可能ですが、そこまで時間がない場合に、第二新卒が日の目を浴びることになります。

第二新卒が転職を成功させるためのコツ15選

ここからは、第二新卒が転職を成功させるためのポイントを解説していきます。

  • 自分の中のルールを決める
  • 転職の全体像を把握し、計画を立てる
  • 自己分析をしっかりやり、将来のビジョンを明確にする
  • 転職したい理由を明確にする
  • 職務経歴書をフル活用する
  • 自分のスキルを過信しない
  • 転職先が決まるまで退職をしない
  • 転職先の社風が合うかを確認する
  • 第二新卒ならではの選考基準を理解する
  • 退職理由はポジティブなものにする
  • 転職活動が長引く可能性を考えておく
  • 転職が成功するまで辞めることをバラさない
  • 転職のスケジュールを決めておく
  • 転職エージェントを利用する

第二新卒が転職を成功させるためには、様々なポイントを踏まえて転職活動を進めなくてはなりません。

そのため、これらのポイントを把握し、一つでも実行に移すことが、第二新卒が転職を成功させるための秘訣なのです。

第二新卒は大手企業に転職するチャンス!?大手へ転職する秘訣とは?

自分の中のルールを決める

自分の中のルールを決めることは、第二新卒が転職活動を成功させるためのポイントの一つです。

自分の中のルールとは、言い換えれば「転職の軸」です。

転職の軸は、転職先とのミスマッチを少しでも無くすのに有効です。

自分の中で「絶対に譲れない条件」と「譲っても良い条件」を考え、転職活動に活かします。

そうすることで、転職先とのミスマッチを減らすことができるのに加え、より自分の希望に近い条件で転職を成功させることができるのです。

自分の可能性や価値を安売りしないためにも、自分の中のルールを決めることは重要なポイントなのです。

転職の全体像を把握し、計画を立てる

転職の全体像を把握し、計画を立てることも重要です。

転職を考える第二新卒の多くが、転職未経験者です。

そのため、転職の全体像を把握せずに転職活動を進める人が多いのが現状です。

しっかり転職活動を進めるためには、転職の全体像を把握することが重要なのです。

  1. 自己分析
  2. 情報収集
  3. 応募
  4. 選考
  5. 内定
  6. 退職

この流れを理解して転職をすることが、第二新卒にとって重要なポイントなのです。

自己分析をしっかりやり、将来のビジョンを明確にする

自己分析をしっかりやることも、第二新卒が転職を成功させるためのポイントです。

転職活動に置いて、売り込むべき商品は自分自身です。

そのため、その商品に関して熟知しておくことが必要ですよね。

そのツールとなるのが、自己分析です。

徹底的に自己分析をすることで、自分がどの道に進むべきなのかという将来のビジョンを明確にすることができるのです。

転職したい理由を明確にする

転職をしたい理由が明確じゃない時点で転職を急ぐことはおすすめしません。

転職活動をする際には、転職したい理由を明確にすることが重要なのです。

転職の理由を知るためには、徹底的な自己分析が効果的です。

転職したい理由が明確になっていると、転職活動を効率的かつ有利にすすめることができます。

そのため、第二新卒で転職を考えている人は、まず「なぜ転職をしたいのか」を考えるようにしましょう。

職務経歴書をフル活用する

職務経歴書をフル活用することは、第二新卒が転職を成功させるために確実にやっておきたいポイントの一つです。

職務経歴書では、ただ自分の職歴を書き連ねるだけではなく、自分のできることを伝えるようにしましょう。

転職の経験が浅い第二新卒は、職務経歴書に「やりたいこと」を大きく書いてしまいがちです。

しかし、企業側が知りたいのは「できること」なのです。

第二新卒は新卒採用とは違い、ある程度の経験やスキルを求められます。

そのため、転職活動における職務経歴書は、あくまで自分ができることを企業にアピールする必要があるのです。

自分のスキルを過信しない

自分のスキルを過信しないことも、第二新卒が転職活動を成功させるために知っておくべきポイントです。

第二新卒で転職を考えている場合、自分にある程度のスキルを持っていることが一般的です。

しかし、そのスキルを過信しては元も子もありません。

第二新卒の転職では、自分のスキルを客観的に判断することが重要なのです。

転職先が決まるまで退職をしない

転職先が決まるまで退職をしないことも、第二新卒が転職を成功させるためのポイントです。

転職先が確定する前に退職をしてしまうと、仮に転職活動が上手く行かなかった際に痛い目を見ます。

収入が全くなくなることになるため、生活が厳しい状態に追い込まれかねません。

そのため、転職先が決まって収入の目処が立つまでは、可能な限り退職をしないようにしましょう。

転職先の社風が合うかを確認する

転職先の社風が合うかを確認することも、第二新卒が転職を成功させるために押さえておくべきポイントの一つです。

転職活動において、社風をよく見ないまま転職をしてしまう第二新卒は少なくありません。

しかし、仕事をするにあたって、その環境を左右する社風を知ることは必要不可欠なのです。

社風を知るためには、口コミサイトを確認するのが一番の方法です。

社員の口コミを確認し、社風が自分に合うかどうかを確認するようにしましょう。

第二新卒ならではの選考基準を理解する

第二新卒ならではの選考基準を理解することも、第二新卒が転職を成功させるために必要とされるポイントです。

第二新卒には、新卒とは違った選考基準が設けられていることが一般的です。

第二新卒が見られる選考基準は、熱意や社会人としての基礎です。

ただ熱意があるだけでは転職活動は成功しません。

第二新卒ということで、社会人としての基礎が備わっているのかどうかも評価されます。

そのため、転職をするにあたり、ビジネスマナーなどを見直すことも必要になるでしょう。

第二新卒は本当にやばいの?第二新卒で転職を成功させるコツを解説

退職理由はポジティブに!

退職理由はポジティブなものにしたほうが、第二新卒の転職は成功しやすいです。

第二新卒の転職活動では、確実に退職理由を聞かれます。

その際にネガティブな理由を伝えられると、企業側は自社でも同じことになるのではないか、という懸念を抱くことになります。

退職者を出すことは企業としても好ましいものではないため、あくまでポジティブな理由を持って退職をしたということをアピールしましょう。

転職活動が長引く可能性を考えておく

転職活動が長引くことを想定しておくことも、第二新卒が踏まえておくべきポイントです。

転職活動は、全てがトントン拍子に進むわけではありません。

場合によっては上手く進まず、長期戦になってしまうことも考えられます。

長期戦になると、それなりの準備が必要ですよね。

そのため、第二新卒の転職活動は長引く可能性があるということを頭に入れておきましょう。

転職が成功するまで辞めることをバラさない

第二新卒が転職活動を行う上で重要なのが、転職が成功するまで辞めることを周囲にバラさないことです。

転職活動を始めると段々と疲れてきてしまい、転職活動をしていることを周囲にバラしてしまう方も多いです。

企業側としては転職活動をされると仕事に穴ができてしまうため、引き留めたいものです。

しかし既に転職活ど鵜を始めてしまっている以上、止めることはできないので、腫れ物ののように扱われることもあります。

仮に転職活動が上手くいかずに、社内に残ることになっても、周りとの間に溝ができてしまいます。

転職が完全に成功するまで周囲に転職をする旨を伝えない方が、今後のためにもなります。

転職のスケジュールを決めておく

転職活動のスケジュールをあらかじめ決めておくことも、第二新卒が転職活動をするうえで重要なポイントです。

やみくもに転職活動を進めても、どの段階で職務経歴書を提出していいいか、転職活動をどのペースで進めるのか裁定買いがわからなくなってしまいます。

転職活動を始める段階で転職のスケジュールをあらかじめ決めておいて、段取り良く進められるようにしましょう。

基本的に転職活動にかかる日数は、1か月から2か月程度ですので、それに合わせて何から始めるかを決めていきましょう。

転職エージェントを利用する

第二新卒こそ転職エージェントを使うことで、よりスムーズに転職先を決められます。

転職エージェントでは皆さんの希望に合わせて求人を選んでくれるほか、転職に必要な職務経歴書の作成から、面接の練習にまで対応してくれます。

転職エージェントを積極的に利用することで、可能性を開くこともできるので、おすすめです。

無料で利用できるほか、希望する転職先に合わせて専門性の高い転職エージェントを選べるのもポイントです。

第二新卒の転職が上手くいくポイントまとめ

田原洋樹

第二新卒の転職がうまくいくポイントを、本稿のまとめとして、以下2つの視点で解説します

背伸びはしないこと

第二新卒だからと言って、新卒者よりも自分を有能に見せたいと思って、面接などで背伸びをする必要はありません。

むしろ等身大の、ありのままの姿を見てもらう気持ちで臨みしょう。

その姿勢が結果的に新卒者と違った、落ち着きや自信となって、面談者の目には頼もしい姿として映ることでしょう。

前職での経験から得たことを転用するための内省力

第二新卒の転職活動には、前職で何を経験し、そこから何を学び、それを転職先でどのように転用するのかをじっくりと内省する力が求められます。

必ずしも華々しい経験が必要なのではありません。

たとえ些細な経験であっても、経験自体をじっくりと振り返り、自分なりに意味づけ(概念化)し、新しい職場に転用していくことができる能力が重要です。

その能力こそが、新卒者との競争優位性を発揮する第二新卒者の強みとなるのです。

第二新卒で転職が成功する人の特徴5選

では、第二新卒の転職でうまくいくのはどんな人なのでしょうか?

第二新卒を歓迎する企業が増えている今、自分にピッタリな企業を見つけて、転職を成功させたいですよね。

第二新卒で転職がうまくいく人の特徴をご紹介します。

第二新卒の転職は面接のアピールが大切!内定をゲットする志望動機・自己PRを伝授!

1 自分のビジョンが明確である

転職するからには、「こんな風に働きたい」「こんな仕事がしたい」というビジョンが大切です。

転職活動を始めてみると、内定が欲しいという焦りや魅力的な企業の求人を見て、どの企業に応募するか迷うことも多いでしょう。

しかし、自分の中にぶれない明確なビジョンがあればミスマッチを防ぐことができるので、求人に迷ったとしても最終判断で大きな失敗をすることはありません。

転職を決めた理由、転職して叶えたいこと、これをしっかり分析して、これからのビジョンを持つことができている人は自分の望む転職をすることができます。

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2 キャリアイメージをしっかり把握している

ビジョンと似ているのですが、キャリアイメージも重要です。

3年後、5年後、10年後、どんなことを成し遂げて、どんな人材になっていたいのか、将来像を具体的にイメージできている人は、そこに向かってするべきことが明確になっているため、転職もうまくいきます。

「ゆくゆくは海外に関連する仕事をこなしていきたい」「5年後には部署の中心的な人材になりたい」など、入社後の自分がどうなっていたいか考えてみましょう。

これがあいまいなまま転職活動をしてしまうと、転職に成功したとしても同じ悩みや不安・不満にぶち当たったとき、再び会社を辞めたくなってしまいます。

転職後も仕事へのモチベーションを高く保ち、さらに成長していくためにも、将来像をきちんと考えましょう。

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3 条件に対してルールを決めている

転職するにあたって、企業を選ぶ条件は人それぞれです。

職種や仕事内容はもちろんですが、働くうえでの条件に、「これは譲ってもいいかな」「これだけは絶対に譲れない」というルールが決まっているとミスマッチを防ぐことができます。

譲れる条件・譲れない条件をきちんと定めていることは、転職を成功させるのにとても重要なポイントです。

早く会社を辞めたいという焦りから、今の会社と同じような条件の転職先を選んでしまっては意味がありません。

「今よりも年収が多少下がってもいいから、プライベートの時間をつくりたい」「多少の残業なら問題ない」「土日は絶対に休みがいい」など、自分が求める条件を書き出して、優先順位をつけてみてください。

仕事に求めるものは人それぞれです。ルールがあれば自然に自分が望む会社が絞られます。

ただし、あまりルールに縛られすぎると視野がせまくなり、条件を満たす会社を見逃してしまうこともあります。

思ってもみない業界や職種にピッタリの会社がある可能性もあるので、ルールばかりに気をとられないように気を付けましょう。

4 転職までのスケジュールを考えている

転職を決意すると、「早く今の会社を辞めたい」という気持ちがどうしても強くなってしまいますが、ここはぐっとこらえて転職までのスケジュールを具体的に考えましょう。

しっかりとスケジュールを考えられている人は自分の状況を冷静に把握することができています。

具体的には、転職先に出勤する日から逆算して考えます。

退職までに業務の引継ぎや有休消化など、おおよそどのくらいの期間が必要か計算してみてください。

そして内定をもらうまでの応募から面接の期間はどのくらいの頻度で面接を受けることができるのか、今の会社に不審がられることのない範囲で活動できるかを考慮して計算してみましょう。

自分なりのスケジュールを決めておくことで、やる気やモチベーションを維持しながら、集中して転職活動を進めることができます。

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5 前職で学んだことをきちんと理解している

第二新卒は、新卒とは違い一度社会にでた、社会人経験のある人です。

面接官は仕事に対する姿勢や、どんなことをしてきたのかを見て、自分の会社に貢献してくれる人材かどうかを判断します。

仕事に対する姿勢や、今までの学びについてアピールするには、自分の仕事をしっかり理解していることが必要です。また、これが理解できていれば転職活動の目的に迷うことも少なくなります。

注意!第二新卒で転職に失敗する人の特徴9選

反対に、転職に失敗してしまう人がいるもの事実です。

失敗する人にはこのような特徴があります。

1 闇雲に転職活動をする

とにかくたくさんの企業にエントリーして、説明会に参加!というような、新卒のときと同じ方法やスタイルでは、転職を成功させるのは難しいです。

「この会社で頑張ろう!」という思いで入社した会社を辞めることを決め、転職活動を決意した背景には、それぞれいろんな理由があるはずです。

短期間とはいえ社会人を経験した上で、「どんな風に働きたいのか」「どんな仕事がしたいのか」が見えてきたから転職を決めたのでしょう。

明確なビジョンを元に、社風・事業内容・業務内容・職種、と選択肢を絞っていかなければ、求める企業を見つけることは難しいです。

応募する企業が多くなればなるほど、転職活動の軸を見失って進む方向を間違えることもあります。

闇雲にエントリーするのではなく、狙いを定めてしっかり対策をした上でアプローチすれば、手応えも通過率もまったく異なってきます。

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2 自己分析が不十分で目標が明確でない

成功する人は将来のイメージやビジョンをしっかり持っているので、目標が明確です。

ビジョンやイメージを実現するために何をすればいいのかを考えて行動することができます。

しかし反対に、失敗する人は自分が求めているものがわからないまま転職活動をはじめてしまいます。

自分の望みがわかっていなければ、どこに向かえばいいかわからず、迷子になるのは当然ですよね。

迷子にならないためには、自己分析が重要なカギです。

会社に対して求めるもの、働くことで得たいもの、これらをぜひ言葉にしてみてください。そうすることで、「転職することで実現したいこと」が見えてきます。

会社を辞めることを目的にするのではなく、自分が望むキャリアを手に入れることを目指し、何をすべきかを考えましょう。

3 会社を辞める理由を周りや人のせいにしている

転職活動を始めると、面接では「退職理由」を必ず聞かれることになります。

あなたが転職しようと思ったのはなぜでしょうか?

入社をすることを決めた会社を辞めると決意をしたということは、「何かが違う」と心のどこかで感じたからですよね。転職したいと思った理由は、必ず自分の中にあります。

しかし、それを人のせいや会社のせいにしていては、残念ながら「こんなはずじゃなかった」と転職を繰り返す可能性が高いです。

人や周りのせいにして、会社を変えても状況は変わりません。どんな職場でも不満を感じることは必ずあるでしょう。

人のせいにしていれば、また同じように周りのせいにして辞めていくと思われてしまいます。

会社を辞める前に、もう一度、自分が目指していたことを思い出してみてください。

意志をもって入社した会社です。どんなことを実現したかったのでしょうか?それがわかれば転職理由を人のせいにすることはないでしょう。

4 転職先を決めずに会社を辞める

「とにかく早く会社を辞めたい」「今の状況から逃げ出したい!」と、じれったい気持ちになるのはよくわかります。

しかし、転職先を決めずに会社を辞めた場合、次の就職先を決めることに焦ってしまいミスマッチな企業を選ぶ可能性が高くなります。

「早く働かないと」「離職期間が長くなってしまう」など、退職したあとの不安や焦りはどんどん大きくなるものです。

退職したあとの解放感はたしかに魅力的に見えますが、余裕をもった状況で次の会社を探すようにしましょう。

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5 書類の不備が目立つ

第二新卒とはいえ、一度は社会に出た身です。採用側として、ある程度の一般常識や知識が身についているものと考えています。

新卒採用でも書類の不備には厳しい日本ですので、提出前に必ずもう一度確認するようにしましょう。誤字脱字、西暦と和暦の統一など、念入りなチェックを!

6 大手企業の求人ばかり狙っている

第二新卒として転職するために、大手企業の求人ばかり狙っている人は要注意です。

第二新卒は社会に出てからの期間が短く、入社3年程度で退職していることがほとんどです。

入社後3年以内に華々しい経歴を残している人は、ごく少数ですよね。

大手企業は待遇やネームバリューもあるため、離職者が少ないことがほとんどですので、第二新卒の採用枠は限られています。

また仮に採用枠ができても、現場で即戦力になる人物を求めていますので、第二新卒の中でもえりすぐりの人しか希望がもてません。

将来大手企業で働きたいと考えているのであれば、大手企業の子会社に応募して本社への栄転を狙いましょう。

7 就活と同じレベルで考えて行動している

大学や専門学校卒業後の就職活動では、沢山の企業に可能な限り応募して、数重視で行動するのが一般的です。

しかし就職活動の時は、とりあえず希望先の企業に応募して、内定をもらうことが最優先です。

企業の内部事情や働きやすさに注目して、今後も長期的に働き続けることは度外視されがちです。

転職活動では、今後の定着率を見定めながら活動していく必要があります。

終章活動と同じレベルで第二新卒の転職活動を進めようとせず、企業の内部事情をきちんと調べたうえで、転職先を決めていきましょう。

8 経歴にウソをついてしまう

応募書類や面接で経歴にウソをついてしまうと、転職失敗ばかりでなくあらゆるデメリットが予想できます。

転職で企業にウソをつくと信頼を損ない、不採用と判断される確率が非常に高くなるでしょう。

経歴に詐称があると、他の部分でも嘘をついていると受け取られます。

1度ウソをつくと信用がなくなり評価を受けられないため、転職成功の可能性はほぼありません。

転職先のグループ会社にも、経歴詐称の共有をされる可能性が高いです。

経歴にウソをついてしまうと、場合によっては業界全体への転職が難しくなるでしょう。

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9 退職理由が不自然で信頼を無くす

退職理由に不自然な原因を話してしまうと、信頼を無くすおそれがあります。

転職の際に話す退職理由は、嘘をついていたり統一性がなかったりすると、不信感が生まれてしまうので注意してください。

前の仕事の退職理由については、必要以上にくわしく話すことはおすすめしません。

面接で必要な場合は「一身上の都合で退職しました」と言ったように、当たり障りのない言葉で説明しましょう。

第二新卒でも未経験で転職できる3つの理由

第二新卒・未経験でも転職できることには、理由があります。

未経験者歓迎の企業が多い業界では、第二新卒でのニーズが高い傾向です。

第二新卒未経験者が転職に成功する条件を確認しましょう。

新卒とほぼ同じなのでポテンシャルに期待されやすい

20代前半の第二新卒は、新卒とほぼ同じ条件で採用の判断が行われます。

素直で意欲があり、若い人材は会社も育てやすくポテンシャルに期待できるでしょう。

経験やスキルも育てられるため、第二新卒の成長性を望んで採用する企業は多い傾向です。

業種・職種によっては未経験者を積極採用している

業種や職種によっては、未経験者を積極採用している企業があります。

例をあげると、プログラマーやシステムエンジニアなど、人材不足のIT企業では第二新卒に需要があります。

介護業界では体力がある若手の人材を積極採用している企業も多いため、転職のハードルは高いとは言えません。

未経験でもスキルが育てやすいジャンルや人材不足の仕事は、比較的転職が成功しやすいでしょう。

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ゼロからのスタートでも努力で巻き返しやすい

転職後にゼロからスタートしても、第二新卒は努力次第で巻き返せる可能性が高いです。

体力があり思考が若い若年層は、スキルや業務内容の吸収が早く、戦力になるまでの期間が短いでしょう。

上司の指導を素直に聞いて、自分の技術にできる第二新卒は、これからの成長に期待されやすい人材です。

第二新卒の転職活動を失敗させたくないなら転職エージェントを利用しよう

第二新卒の転職活動を失敗させたくないなら、転職エージェントを利用してみてください。

転職エージェントでは、皆さんの次の職場に求める条件をくみ取って、転職活動のサポートを無料で行ってくれます。

条件に合った求人や、転職時の面接に実用できる対策や書類選考のサポートを行ってくれます。

基本的な転職の期間は3か月間ですが、転職エージェントを利用すれば時間を短縮することも可能です。

働きながら転職活動を進めていくには、スケジュール調整も必要になります。

コンサルタントは皆さんが行動しやすいように、整えてくれます。

第二新卒向けの転職エージェントも充実していますので、複数のサービスを利用してみてください。

まとめ

第二新卒の転職は新卒の時に比べ、一度社会に出ているのでミスマッチを起こしにくいです。

社会に出たからこそ、自分の本当の望みがわかることもあるでしょう。

「早く転職先を決めたい」と焦る気持ちはわかりますが、まずは落ち着いて自分と向き合ってみてください。

転職先選びの基準や、キャリアイメージを明確にしたうえで転職活動を進めれば、きっと納得のいく転職を成功させることができるでしょう。

第二新卒の転職は本当に厳しい?内定をゲットするための秘訣

田原洋樹

記事監修

田原洋樹さん

大手旅行会社JTBで15年間に渡り、法人ソリューション営業を担当。 大手製薬会社や自動車メーカーの販促を手掛け、社内では常にトップセールスとして実績を残し、2005年には当時の史上最年少営業マネージャーとして活躍した。2007年10月に東京都・練馬区に個人事業主登録。人材育成コンサルタントに転身する。リクルートマネジメントソリューションズ専属トレーナーを経て、現在はオフィスたはら代表として、企業や自治体主催のセミナーや講演活動を行う。
明星大学 経営学部 特任教授

著書「1年目から結果を出し続ける!営業マネジャーが必ずやるべきこと(日本実業出版社)」「課長のための『やらない』教科書(三笠書房)」ほか。

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