最近は「第二新卒」という言葉を耳にする機会が多いと思いますが、第二新卒とはどのような人のことを指しているのでしょうか?
「高卒では第二新卒と言えないのかな…」「第二新卒の定義は?」と悩まれている方も多くいると思います。
耳にする機会は多くても、明確な意味を把握している人は少ないです。
明確な意味を把握できていないと転職を成功させることにも繋がりませんので、この記事では高卒で第二新卒の方についてご紹介します!
転職を成功させるコツなどもご紹介していますので、参考にしてみてください!
目次
高卒でも第二新卒になるのか?
第二新卒とは?
そもそも第二新卒とは、どのような人が当てはまるのでしょうか?
結論から申しますと、第二新卒という言葉に明確な定義はありません。
「明確な定義がない?」と思われた方もいるかもしれませんが、第二新卒は辞書を引いても書いていることは様々で、明確に定義されていないのです。
そのため、一般的には「入社後3年以内に転職活動をしている人」と言われており、高卒だと19歳〜22歳、大卒だと23歳〜25歳になります。
明確な定義がない分、企業によっては「20代の転職者も第二新卒」と捉えている企業もあるみたいですので、決めつけないように注意が必要です。
高卒でも第二新卒に当てはまる
上記でご紹介したように、第二新卒とは「入社後3年以内に転職活動をしている人」のことを指しますので、高卒の場合でも第二新卒です。
しかし、定義がありませんので、「高卒は第二新卒と考えていない」という企業もありますので、注意が必要です。
それに加え、第二新卒は「既卒」という言葉と間違われる事が多いです。
第二新卒は「入社後3年以内に転職活動をしている人」、既卒とは「高校や大学卒業後、一度も正社員として就職した事がない人」のことを指します。
第二新卒は社会経験あり、既卒は社会経験なし、と覚えていると間違えることはないと思いますので、間違えないようにしましょう。
高卒の第二新卒になった原因は?
第二新卒になったということは、今の会社を辞めたということですよね。
高卒の方は3年以内に約40%の人が辞めており、その数は大卒よりも多いです。
主な辞職原因は下記にまとめました。
- 人間関係が上手くいかない
- 不本意な就職先への入社
- 休日が少ない
- 思っていた仕事ではなかった
- 仕事が自分に合わなかった
- キャリアアップのため
以上が辞職原因になるのですが、高卒で多いのが「不本意な就職先への入社」です。
就職活動時に就職難だった人は、希望している企業とは違う企業に仕方なく就職しなくてはいけません。
その場合は、仕事に対する意気込みやモチベーションを保つ事が難しく、3年以内にやめてしまいます。
さらに、「大学に行きたい」「専門学校に行きたい」と思っていたが、家庭の事情で就職することを余儀なくされた人などは第二新卒になる可能性が高いです。
不本意な就職先に入社してしまったことを変えることはできませんので、希望している企業に就けるように転職を成功させましょう!
高卒の第二新卒が転職を成功させるコツ
高卒の第二新卒でも転職を成功させる事ができますので、ご紹介するコツを参考にしてみてください!
専門学校に通ってみる
高卒の場合は、最終学歴が高校になってしまい、選択肢が少なくなってしまう可能性があります。
せっかく転職を行うのに、選択肢が少なかったら同じことを繰り返してしまいます。
そのため、金銭的にも余裕がある人は専門学校に通い、資格を習得しましょう!
資格は転職において非常に有利に働くものですので、持っていると選択肢がグンと広がります。
さらに、専門学校は一度会社を辞めて通っている人が多くいるため、第二新卒で通い始めても馴染む事ができます。
専門学校の選択肢も様々ありますので、高卒で転職を成功させるためには、専門学校に通うことをおすすめします!
資格取得を目指す
上記でもご紹介しましたが、資格は転職が有利に働くものですので取得していて損はないです。
しかし、「専門学校に通うのはきついな…」と金銭的に厳しい方もいると思います。
専門学校に通うのが厳しい方は、働きながら資格取得を目指してください!
働きながらでも取得できる資格はありますので、今後自分のキャリアに活かせそうな資格を取得してください。
資格を選ぶ際は、「実務経験不可」の資格を選択するようにしてくださいね!
第二新卒に求められていることも習得する
高卒の第二新卒にか変わらず、転職を成功させるコツは「求められていることを習得する」という事です。
第二新卒の方の企業は、「熱意」「向上心」「仕事への意気込み」など仕事に対する気持ちを求めています。
そのため、面接時や入社後も熱意を持って働くと、称賛してもらえる事が多いです。
企業によって求めていることは違いますので、希望している企業はどんな人材を求めているのかを考えて転職活動を行うようにしてください!
退職原因を答えられるようにする
第二新卒は「退職原因は何だったの?」と退職原因を聞かれる事が非常に多いです。
採用面接時でも聞かれますし、入社後にも上司などから聞かれる事が多いでしょう。
その時に、他人のせいにしたり、悪口ばかりを言っていると良い印象を持ってもらうことはできません。採用につながることも少ないでしょう。
そのため、自分に非があったと伝え、「これから努力をしていきます」や「こう改善していく」などあくまでプラスの印象を与える事ができるようにしましょう!
正直に話すことも良いのですが、他人のせいにしてばかりいると良い印象を持ってもらうことはできません。
転職エージェントを利用する
高卒の第二新卒での転職を成功させるためには、転職エージェントを利用する事が大切なコツです。
今の仕事を行いながら転職活動を行いますと、なかなか転職に対する時間を作る事ができないでしょう。
そんな状況で1人で転職活動を行い、転職を成功させるのには無理があります。
そのため、転職エージェントを利用して、求人紹介や面接対策名でのサポートをしてもらいながら転職活動をすることをおすすめします!
多くの転職エージェントは無料で利用する事ができますので、登録していて損はないと思います。
第二新卒におすすめ転職サイト・エージェントランキング!【口コミ徹底比較】
高卒第二新卒のメリット
高卒の第二新卒に「メリットあるの?」と思われる方が多いのですが、高卒の第二新卒にもメリットはあります。
今回は企業側のメリットと第二新卒側のメリットをご紹介します。
企業側のメリット
- 社会を経験していることから、教育コストが削減できる
- 採用からすぐに働いてもらえる
- 高卒第二新卒は若いため、長期間雇用できる
- 自社の社風に馴染みやすい
- 素直な人材が多い
などが企業側のメリットですが、特に「採用からすぐに働いてもらえる」ということは大きなメリットでしょう。
新卒を採用する場合は、研修期間いわゆる教育期間を経て働いていく形になるのですが、一度社会を経験している第二新卒だと即戦力で働いてもらう事ができます。
最低限の社会人マナーも備わっている事にも期待できますよね!
第二新卒側のメリット
- 若いうちに転職できる
- 若いうちに多くの経験ができる
- はやく問題を解決できる
- すぐに働かせてもらえる
などが第二新卒側のメリットなのですが、特に「若いうちに転職できる」ということは大きなメリットになり、転職は歳を取れば取るほど難しいと言われています。
企業側も若い世代の人材を求めている事が多いので、転職も成功させやすいです!
「3年以内で転職は早いかな…」と悩まれる方も多いと思いますが、転職は早いうちに行ったほうが有利に働きますよ!
高卒第二新卒のデメリット
メリットもあればデメリットもありますよね。
メリット・デメリットを比較して参考にしてみてください!
企業側のデメリット
- すぐに辞められる可能性がある
- 基礎マナーを身についていない
- 指示待ちな場合が多い
- 社会経験が浅い
などのデメリットがあるのですが、特に「すぐに辞められる可能性がある」ということは企業側の大きなデメリットになります。
一度会社を辞めている人は、辞め癖がついている事が多く、少しでも嫌な事があると「仕事やめようかな」と考えるようになっています。
第二新卒を採用して辞められてを繰り返していては意味がありませんので、何度も何度も転職を繰り返している第二新卒には注意が必要です!
第二新卒側のデメリット
- 辞め癖がついている
- 新卒採用が多い場合は馴染めない
- 退職理由を聞かれる
- 学歴によって年収が変わる
- 即戦力で働けると期待される
などのデメリットがあるのですが、特に「辞め癖がついている」ことには注意が必要です。
企業側も「すぐに辞められては困る」と思っていますし、自分自身でもやめようとは思っていないと思います。
しかし、辞め癖は自分で気付くことは難しく、気付いた時には「また辞めてしまった」となっている事が多いです。
さらに、辞め癖がついてしまうと「逃げ癖」もついてしまいます。
癖なのでなかなか改善する事が難しいため、何度も何度も辞めて転職を繰り返すことはおすすめできません。
まとめ
今回は高卒の第二新卒についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
高卒の人でも第二新卒に入りますし、高卒の第二新卒だからこそのメリットも多くあります!
無理をして仕事を行うぐらいなら、思い切って転職したほうが豊かな人生を送る事ができるでしょう。
さらに、転職をサポートしてくれる転職エージェントもありますので、転職するときは転職エージェントを利用して転職してくださいね!