残業が100時間を超えると違法?長時間労働の悪影響と対処法を解説

残業が100時間を超えると違法?長時間労働の悪影響と対処法を解説

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今月の残業時間が100時間を超えてしまった。

もう限界だ。体調も悪いし、倒れてしまいそうだ。

辛いですよね。

その気持ち、よく分かります。

私もかつて残業時間100時間以上という労働環境の会社にいました。

従業員の残業時間が100時間を超えると、企業は罰則の対象になります。

しかしながら、36協定というものがあり、残業時間については様々な抜け道があります。

労働基準法には抜け道が用意されている場合が多く、上手く違法行為にならないように人事担当者は様々な工夫を凝らしています。

今回は、労働基準法についての実務的な概念と、法律的な概念の対立構造について説明したうえで、違法な職場への対処法を伝授いたします。

泣き寝入りすることのないようにしましょう。

少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。

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残業100時間は労働基準法違反

労働基準法では、時間外労働の基本として月45時間・年360時間までと定めています。

残業時間が1ヶ月45時間を超える場合は、違法となります。

そのため、残業100時間は法律違反といえるでしょう。

ただし、労働基準法には例外や特例が存在する場合もあります。

特定の業種や職種によっては、労働時間の上限が異なるので注意してください。

それでも、残業100時間が続くことは、従業員の健康や安全に影響を及ぼす可能性があります。

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残業100時間を超えると生じるリスク

残業100時間を超えることには、以下のようなリスクが考えられます。

  • 心身ともに不調が出る
  • 過労死の恐れがある
  • 生産性が低下し、さらなる残業が増える
  • 従業員の定着率が低下する

それぞれの注意点をまとめました。

長時間労働のリスクを確認しましょう。

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心身ともに不調が出る

過労により、うつ病や適応障害など精神的なトラブルが起きる危険性があります。

残業100時間という長時間労働は、心身ともに危険な状態になるでしょう。

特に以下の場合は要注意です。

  • 体調不良が続く
  • 疲れているのに眠れない
  • 食事を取れない/おいしくない
  • 気分が落ち込む
  • 何もしていないのに涙が出てくる

労働によるストレスや疲労が蓄積すると、心身の健康に悪い影響しかありません。

健康面に問題を抱えてしまうことで、勤務自体が難しくなることに注意してください。

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過労死の恐れがある

過度な労働時間により、正常な判断や行動ができなくなります。

結果として、過労死のリスクが高くなるでしょう。

十分な休息や睡眠不足の解消がされない場合は、生活にも注意が必要です。

プライベートの時間や仕事で注意力がなくなり、事故に遭う可能性も考えられますね。

正常な判断ができないと、辞書や自殺の危険性もあるでしょう。

長時間の時間外労働は、マイナスな影響しかありません。

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生産性が低下し、さらなる残業が増える

長時間の残業により疲労がたまると、労働効率や生産性が低下する恐れがあります。

その結果、さらなる残業が必要となり、時間外労働が増えてしまうでしょう。

残業100時間が改善されない場合は、それがループする悪循環が続きます。

例えば、1日4時間以上の残業を5日間繰り返すだけで、月80時間以上の時間外労働になります。

月100時間の残業を定年まで続けられるのか、よく考えてください。

従業員の定着率が低下する

長時間の残業が当たり前の職場には、社員が定着しにくいです。

せっかく新入社員が入っても、すぐにやめてしまう可能性が高いでしょう。

優秀な人材が他の職場に転職すると、結果として人材不足が生じる可能性があります。

残業の負担が増えることにより、モチベーションの低下やストレスがたまってしまいますね。

人員不足が続くと、生産性の低下にもつながり企業の質が下がります。

社員が育たないことで、転職のときに引き留められることもあるでしょう。

残業100時間を自分で防ぐ4つの方法

残業100時間を防ぐためには、以下の方法が効果的です。

  • 有給を取る
  • 休職して心身を休める
  • 労働基準監督署に相談する
  • 働きやすい転職先を見つける

以上は自分でできる方法なので、挑戦してみましょう。

働きにくさを感じたら、転職を視野に入れることをおすすめします。

日本人は働きすぎ?その原因と効果的な改善方法を解説

有給を取ってリフレッシュする

定期的に有給休暇を取ることで、心身のリフレッシュが図れます。

有給休暇を取得すれば、残業に対する抵抗感も薄れることがあるでしょう。

長時間働くためには、適切な休息も必要です。

有給が取りにくい企業は、ブラックと判断できます。

働きにくさを感じたら転職も検討してください。

有給休暇は従業員の権利のため、企業が断ることはできません。

休職して心身を休める

精神的なトラブルが起きそうな場合は、休職を検討することも重要です。

心と体の健康が損なわれると、仕事の継続自体が難しくなる可能性があります。

ただし、休職中は給与が受け取れません。

お金が減ってしまうため、あらかじめ準備をすることをおすすめします。

転職を考えている場合は、休職期間中に進めてもいいでしょう。

コンプライアンス違反のある会社を辞めたい!退職時の注意点を解説

労働基準監督署に相談する

労働基準監督署に、残業の実態を相談することも考えましょう。

相談では長時間労働の証拠となる、タイムカードや記録を提出することが重要です。

過度な残業が続く場合、会社は行政処分を受ける可能性があります。

ただし、すべての企業で改善が保証されるわけではありません。

また、労働基準監督署は、対応時間が決まっているので注意してください。

働きやすい転職先を見つける

働きやすい環境を求め、転職先を探すこともひとつの解決策です。

気になった企業は、労働時間や労働条件をしっかりと確認しましょう。

ライフワークバランスのとれた、働きやすい職場を選ぶことが重要です。

これからのキャリアに悩んだら、転職エージェントに相談しましょう。

早い段階でプロの力を借りることをおすすめします。

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残業100時間の会社は改善されにくい?

「残業時間に困っている人が多いのに、改善はされないのか」
「せっかく入った会社だから、働きやすい環境にしたい」そう考える人もいるのではないでしょうか。

ここからは、残業100時間の会社を改善する方法についてまとめました。

結論から言うと、会社の体制を個人で変えることは非常に難しいです。

残業100時間が恒常的になっている会社は、改善が難しいケースもあるでしょう。

【怖すぎ】ブラック企業あるある!一つでも当てはまったら転職を!

働く環境を個人で変えることは難しい

一部の企業では「長時間残業は当たり前」とする風土が根付いています。

前時代的ですが、残業が仕事への熱意や優秀さの証拠とされることもあるでしょう。

このような企業では、個人の努力だけでは働く環境を変えることは難しい傾向です。

会社の体制に疑問を持ったら、転職も考えてください。

会社を変えるよりも、働く環境を変える方が早いこともあります。

勤務管理が不十分なブラック企業の可能性

一部のブラック企業や違法な労働環境では、勤務管理がきちんと行われていない危険性があります。

労働時間の記録や、休日出勤の確認が不十分だと、残業時間が適切に計算されないでしょう。

こういった会社は、適切な改善策が行われない限り、長時間労働が続く可能性が高いです。

残業100時間に悩むときは、労働環境の改善を求める努力も重要でしょう。

ただし、個人でできることの限界も受け入れてください。

自分の健康や働きやすさを最優先に考え、無理をしないことが大切です。

仕事がだるい…だるさの原因と対処方法をご紹介します!

繁忙期が多い職種もある

一部の職種では、繁忙期に長時間労働が発生することがあります。

たとえば、イベント業界や一部の製造業などは、一定期間において忙しくなることがあるでしょう。

企業によっては、臨時で人員を増やして対応しています。

ただし、予算や人件費の制約がある場合は、難しいでしょう。

繁忙期が多い職種では、労働時間を減らすことが難しい傾向です。

絶対に転職をやめておいたほうがいい業界を教えます!【ブラック・危険・薄給】

残業100時間を超えた時の健康管理方法

残業100時間を超えてくると、段々と健康管理が難しくなっていきます。

本来残業が100時間を超えないようにするのが最善ではありますが、忙しく早く仕事を切り上げられない人もいることでしょう。

万が一一時的に残業100時間を超えてしまうのであれば、以下の対処法を取ってみてください。

休みの日のストレス管理方法を身に着ける

長時間労働を続けていると、身体的にも精神的にもストレスがたまりやすくなります。

休日に何らかの方法でストレスを解消できる方法を身に着けることをおすすめします。

例えば週末にアウトドア活動を行ったり、読書や映画鑑賞を行うこともストレス解消につながる可能性があります。

クリエイティブな活動に勤しむことで、精神的な負担を和らげることも可能です。

心身共に感じているストレスを解消することで、仕事に対するモチベーションを回復できるかもしれません。

会社でのストレス解消方法を身に着ける

残業が100時間を超えているのであれば、会社でのストレス解消法をみにつけることも大切です。

タイミングを見計らって休む時間を設けたり、リラックスできるものを設置して自分の機嫌を取ることも大切です。

会社でのストレス解消法をみにつけておくことで、少しでもストレスを緩和して働くことが可能です。

経営者に未払い残業代や精神的苦痛に対するお金を支払わせるには?

経営者にお金を支払わせる方法で、労働者が最もとりやすい手段があります。

費用は0円で出来ますし、成功確率も高いです。

今回は特に最も実践的で効果の高い方法を伝授します。

方法は二つです。

一つ目は、労働局のあっせんを受ける方法。

二つ目は、外部労働組合(ユニオン)にかけ合うという方法です。

二つ目の方法については、かなりリスキーです。

よほど我慢できない場合以外には、お勧めしません。

残業代を簡単に計算する方法とは?残業時間に上限はある?

労働局のあっせんを申し出る

労働局に行き、あっせんの申し出を行います。

あっせんとは、裁判などよりも迅速に経営者と労働者での紛争解決をする手段です。

簡単に言えば、裁判官の代わりに労働局の人間が間に入り、話し合いの場を持ちます。

ここで金銭の要求を企業に対して行います。

まともな企業であればこのあっせんに応じます。

まともでない企業はこのあっせんを拒否して逃げ回ります。

あっせんを拒否する企業は、本来ならばもうそれ以上相手にしない方がよい企業です。

あっせんを拒否されれば、最終手段に移るしかなくなりますが、あまりおススメはしません。

外部労働組合(ユニオン)を利用する

外部労働組合、通称ユニオンと呼ばれる組織があります。

名前の通り、企業内労働組合ではなく企業外で有志が結成した労働組合です。

共産党員の集まりで、慣れ合いの強い企業内の労働組合とは一線を画した存在です

彼らは経営者や人事担当者が最も恐れている存在であり、恐怖そのものです。

街宣車で会社の前を走り回ったり、滅茶苦茶なことをして交渉の場に経営者と人事担当者を引きずり出して、お金を引っ張っていきます。

殆ど恐喝に近いやり方をしますので、おススメはしません。

加入方法は、インターネットを通じて申し込むことが出来ます。

殆どの都道府県にあります。

あっせんを拒否する企業を相手にする場合には、彼らに依頼するのが一番早いです。

残業月60時間は相当きつい?平均残業60時間超は違法になる?

残業100時間で悩んだら転職も考えよう

労働基準法違反を犯す経営者も人事担当者も、もちろん悪いです。

しかし、まともに相手をしていてはこれから先の長い社会人生活に傷を入れてしまう可能性が高いです。

今回は、経営者や人事担当者を徹底的に追い込む具体的な手段を書きました。

立つ鳥跡を濁さずという言葉があります。

良い転職先が見つかったならば、即座に転職すれば良いのです。

出来るだけ会社と揉めない様にするということは、特に悪いことでも情けないことでもありません。

度胸がないわけでもありません。

少しでも会社に対して何か恩義を感じているのであれば、お金だけ受け取って次の会社に転職することも悪い選択肢ではありません。

あなたが取れる最良の手段を取るようにして下さい!

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