中小企業から大手への転職はできる?中小出身者が転職で注意すべき点とは

中小企業から大手への転職はできる?中小出身者が転職で注意すべき点とは

知名度が低い中小企業から、大企業への転職は不利だと思っていませんか?

実はそんなことは全くありません!しかし大手へ転職することが、あなたにとってプラスに働くのかを事前に知っておく必要があります。

この記事では、大手で働くことのメリットや、中小と大手企業の違いを紹介しています。

大手への転職はデメリットも踏まえた上で決めることが重要です。

中小から大手への転職は可能か?

中小企業から大手企業への転職は、人手不足の影響もありハードルが低くなっています。

少子化問題も原因のひとつですが、新入社員の離職率の高さも大きな要因です。

こちらは平成27年に厚生労働省が調査したデータで、新卒入社した人が3年以内に退職した離職率を表したものです。

事業規模 大卒の離職率 高卒の離職率
1,000人〜 24.2% 25.3%
100〜499人 31.9% 36.5%
5〜29人 49.3% 55.9%

大卒全体では、入社して3年以内に辞める確率が31.8%と、約3割も早期退職していることが分かります。

とくに会社の規模が小さくなるほど辞める人の割合は高くなり、30人未満の会社では半数が辞めている結果です。

その穴埋めのために、第2新卒や20代の若手を採用したいという企業が増えています。

参考:厚生労働省【新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)】
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00001.html

転職するのに企業の規模は関係ない

人材が足りないからといって、どんな人でも大企業に採用されるわけではありません。

中途採用では、あなたの経歴やこれまでの経験をしっかりと吟味され、ジャッジされます。

しかし大企業の採用基準において、これまで働いてきた会社の規模はまったく関係ないということを覚えておきましょう。

面接でチェックされるのは、今までの実績、経験、専門的なスキルです。

また転職してどのように活躍していきたいかを強くアピールすることができれば、採用される確率がグンと上がります。

大企業で働く5つのメリット

中小企業で働いている人にとっては、大企業で働く友人が羨ましく感じることも多いでしょう。

大企業で働いているというだけで得られるメリットはたくさんありますので、その一部を紹介したいと思います。

ネームバリューがあり仕事がしやすい

中小企業やベンチャーに比べて、大企業は歴史もあり制度が整えられているため、従業員の働きやすさは保証されています。

また営業先ではお客様にどんな会社なのかを説明する必要もありませんし、すぐに信頼してもらえ契約までスムーズに持っていけるでしょう。

社会的にも個人的にも高いステータスが得られ、仕事以外でも尊敬されたり羨ましがられたりするようになります。

年収がいい

やはりお金の面では、中小企業より大企業の方が平均年収は高い傾向があります。

さまざまな手当があり、家賃補助がある、手厚い退職金がでるといった点も大企業ならではのメリットです。

ジョブローテンションがある

大企業の中にはジョブローテンションがり、さまざまなセクションでまったく違う分野の仕事が楽しめます。

また嫌な上司がいても、2〜3年我慢すると異動になるというのも嬉しいポイントです。

社員数も圧倒的に多いため、ひとつの会社でさまざまな経験や人脈を築くことができます。

同期が大勢いて切磋琢磨できる

人気の高い企業は潤滑なリソースがあり、同期入社の仲間が多いのもひとつのメリットです。

中小企業では毎年募集を行わない企業もあるので、同期がいない、近い年代の社員がいないなど、寂しい思いをしているかもしれません。

同期がいると悩みを共感できたり、辛い時期には励まし合えたりして、長く仕事を続けられるキッカケにもなります。

2020年4月入社予定の新卒者が100人以上の企業は全国で280社ほどあり、ほとんどが名前の知れた大企業です。

転職するときに有利

大手での職務経験があるというだけで、大企業で採用されるほどの能力を持っているというのが履歴書だけで確認できます。

また大手は新入社員の教育にお金をかけているため、ビジネスマナーが身に付いており、研修に時間をかけなくていいところも優れている点です。

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大企業が中小企業の転職者に期待すること

大企業が中小企業の出身者を採用したいと思うのには、次のような理由が挙げられます。

専門的なスキルや経験

大手が新規事業や新しいプロジェクトに取り組む際、その専門分野の経験者を募集することがあります。

あなたが専門的な知識やスキルを持っていれば、その経験を活かして大企業に入社することが可能です。

プロジェクトリーダーやマネジメント経験者

中小企業は一人一人の仕事の裁量が大きいため、若くてもマネージャーやプロジェクトリーダーなどに抜擢されることがあります。

一方、大企業ではプレイヤーとして活躍できる人材は多いですが、マネジメントをできる社員が少ないという課題を抱えています。

ITやインターネット業界などの若手社員が多い企業では、彼らと年齢が近い若手のマネジメント経験者は優遇されます。

第2新卒は大企業への転職が有利?

第2新卒を採用するメリットは以下の3点です。

  1. ビジネスマナーが身に付いている
  2. 特定の企業色に染まっていない
  3. 研修が不要なので費用がかからない

大手から大手への転職であれば、この3つのメリットから第2新卒でも採用されることがあります。

しかし中小から大手となると、これだけでは難しいようです。

中小出身者は武器となるスキルを持っているかが肝心

第2新卒では、社会人としての経験もまだ2、3年であることがほとんど。

そのため大企業が欲しいと思うスキルが磨かれていない状態ではないでしょうか。

そうなってくると採用するメリットがポテンシャルのみになり、入社できる確率は低くなります。

あなたがまだ入社間もないのであれば、今の環境で経験を積み、スキルとキャリアを磨いてからの転職でも遅くないかもしれません。

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中小企業と大企業の異なるポイント

ここでは、中小企業から大手への転職を成功させた人が、大手企業のどんな点にびっくりしたのかを調査しました。

ポジティブな意見

  • 手当がしっかりしている
  • 外部から講師を呼ぶなど、教育制度の充実度がすごい
  • 有給が取れるようになった
  • 自分が休んでも代わりに仕事をしてくれる人がいる
  • 営業車が高級車だった

ほかにも、勤怠がタイムカードじゃない、ペーパーレス化が進んでいるという意見も挙がっていました。

ネガティブな意見

  • 人が多すぎて、周りが何をしているのか分からない
  • 部門間の壁が高い
  • 上司の考えが古い
  • 優秀な人が多いので自分の評価が低い
  • 決済に時間がかかる

大企業に入社すると周りのレベルの高さに驚く方も多いようです。

また会社が有名だとプライベートでも羽目をはずせないという声もありました。

大手への転職で注意しておくべきこと

大手にはメリットばかりではないというのが、実際の声で分かったと思います。

それでもやはり大企業への魅力を感じ、転職を希望している方に、転職で気をつけたいことを紹介します。

会社の歯車になってしまう

大企業はビジネスの規模も大きいため、どうしても自分が会社の歯車になったような気持ちを味わうことが多くあります。

個人の予算や仕事幅がすでに決まっていて、中小企業と比べると自由度が低いという点は否めません。

目標を達成したとしても、それが当たり前と捉えられてしまい、「自分が頑張らなくても会社はなくならない」など悲観してしまうこともあるでしょう。

そうならない為には、「自分の意見をいう」「アイデアをだす」「責任感を持つ」ことが大切になってきます。

どんなに大きな企業であっても、「私がこの会社を担っている」というような強い意志を持って、仕事に取り組むことが大切です。

大勢の中に埋もれ自分の存在が薄くなる

少数精鋭の中小企業と違い、大勢の社員がいる大企業では、自己アピール力が低いと存在感がなくなっていく恐れがあります。

出世争いも激しくなるため、結果を出し続けなければ、抜きんでた存在になることはできません。

保守的な社員が多い

大企業の場合は評価基準がきっちりと決められているため、新しいことにチャレンジする人や自分の損得に関係なく動いてくれる人は少ない傾向があります。

「利益がでるかは分からないけど、面白そうだからやってみよう」というような意見は、上にあげる前に消されることが多いです。

また自分の評価につながらないことは、出来るだけやらないという社風が根付いているのも大企業の特徴です。

マニュアル通りにやらなければ指摘されることもあるため、仕事の自由度は下がってしまうでしょう。

古い考えを持った会社も多い

大手とひとくちに言ってもさまざまで、若手の意見をどんどん取り入れてくれる企業もあれば、年功序列がまだまだ浸透している企業もあります。

大企業はどこも開放的でのびのびと働けると思っていると痛い目に合うかもしれません。

中小から大手への転職には覚悟を持って挑む

大企業のデメリット的な要素も述べましたが、「大きな仕事がしたい」「この分野で世界に進出したい」などの高い目標には、大手の潤沢な資本は魅力的です。

しかし中小企業でしか得られないものもあるため、今の職場でしっかりと結果を残してから転職することをオススメします。

中小と大企業の双方を経験することで、さまざまな角度から物事を見ることができるようになり、大きな成長を果たすことができるでしょう。

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