20代の転職率は3割超?最近の若者の転職事情について紹介

20代の転職率は3割超?最近の若者の転職事情について紹介

昔は一度入社した会社で終身雇用されるという雇用形態が一般的でしたが、今や20代で入社した会社を3年以内に3人に1人が退職する時代になりました。

ですが、20代で転職をすることで希望する転職先に採用されないのではないかと不安を抱える方も多いはず。

そこで今回はそんな不安を抱えるあなたに20代の転職の現状から20代で転職するメリットデメリットについて紹介します。

そもそも転職率って何?

まず一番最に押さえておきたいのが転職率という言葉の意味。

転職率とは労働者に占める転職者の割合を示しています。

簡単に言うと1年間の間でどれだけの人数が転職したかを表せる数字です。

20代の転職率はどれくらい?

20代の転職率は約3割と言われています。

また、転職を経験した年代別に表すと以下のようになります

  • 20代前半男性14.9%、女性12.1%
  • 20代後半男性13.6%、女性14.7%

転職する人には様々な事情がありますが、特に新卒で入社後3年以内に転職をする人が多いようです。

20代の転職率が高いのはなぜ?

20代の転職率が高いといわれるのはやはり会社に様々な不満があるためです。以下では転職した20代が転職をするに至った理由を紹介します。

待遇面

会社からの待遇面に対する不満で転職を考える人が実は大半です。

働いているうちに,採用時に聞かされていた待遇と違うといったミスマッチによって転職を考える人が多いです。

以下では転職理由にになったミスマッチの中でも特に多いものを紹介します。

給与が低い

自分の労働に見合った給与が支払われないことに不満を持つことで転職を考える人が多いようです。

また、現代では大学の学費のために奨学金を借りる学生が大半です。

まだ20代の少ない給料から毎月1万円~3万円の返済をおこなうことは相当な負担になるでしょう。

ただでさえ低い給料の中から万単位のお金を捻出するために生活を切り詰めなければならないこともあるため、給与が高いところを求めて転職を考える人もいるようです。

休日が少ない

就職する際の企業情報に「完全週休二日制(土日祝日)」と書いてあるのにも関わらず、休日出勤が当たり前な企業は実は多いです。

いわゆるブラック企業です。

休日がしっかりあると思って入社したにも関わらず、全然休みが取れないため心身ともに疲れ果てて転職を考えるようです。

中には月に1回休みが取れればいい方と言われる会社もあるようです。

仕事の作業量が多い

仕事の作業量が多いことで残業をしなければならず、最悪終電まで会社に残って仕事をしなければならないという会社もあります。

一方、働き方改革で残業の上限が決められたことにより、残業は減ったものの短時間でいつも通りの作業をこなさねばならないところもあります。

仕事の作業量が多いにも関わらず、通常の業務時間で終わらせなければならないという精神的負担により転職を考える人もいます。

仕事内容の不満

自分の能力が活かせる職場でなかったということを転職の理由として挙げられます。

たとえば大学で学んできた専門知識を活かせると聞いて入社したのに事務仕事ばかりだった問う話はよく聞きます。

私の知り合いもプログラミングをするために会社に入社したにも関わらず、雑用や事務仕事ばかりで自分の能力を活かすために転職をした人がいます。

目的意識をもって学業に励んだ人に多いケースです。

20代での離職は転職に響くか

では20代での離職は転職の希望先の採用に響くのでしょうか。

実は採用にはさほど響かないようです。

冒頭で挙げた通り、最近では終身雇用の風潮から自分の希望に合わせて転職を行うという風潮に変わりつつあります。

そのなかで実は20代は企業側からすると「オイシイ」人材なのです!

以下ではなぜ20代の転職者が「オイシイ」と言われるのかについて紹介します

20代の転職者の採用枠は増えている

上でも挙げた通り、20代の転職者を採用しようとする企業は増えています。

大手企業でも20代の転職者の採用枠を増設するなどの動きがみられています。

実は20代の転職者には採用するメリットがたくさんあるのです!

教育コストが低い

20代の転職者は、転職をする前はどこかしらの企業に新卒で入社しています。

新卒で入社すると最初に行われるのが新人研修ですよね。

新人研修はまだ学生気分の抜けきっていない新卒を社会人としてスタートを切らせる目的で行われますが、一度新卒を経験している20代の転職者にはそれが必要ないのです。

研修を行うにしても人件費や資料の印刷代など様々なコストがかかります。

ですがコストを削減できて社会人をとして働いてきた人材を採用できるメリットを企業が逃すはずはありませんよね。

労働意欲が高い

20代の転職率が高いのはどこの会社も一緒で、転職を希望する企業も誰かしらは20代の社員が辞めています。

その社員が抜けた穴を埋めるために採用するとしたら若くて労働に対する意欲が高い人の方がいいですよね。

20代の転職者は労働意欲があるとみられる傾向にあります。

そのため、企業側が求める人材の条件に合う20代の転職者が採用されやすくなるのです。

会社のカラーに染めやすい

20代の転職者は会社を入社後3年以内に辞めた人が大半とされています。

ということは、まだ新卒で入社した会社のカラーには染まりきっていないということになります。

企業側としても柔軟に自社のカラーに様って仕事をしてくれる人を求めていますのでここにも採用するメリットがあるのです。

注意!転職理由は明確に

ここまで20代の転職者がいかに企業側としてオイシイ人材であるかを紹介してきましたが、全員が全員転職が成功するといったわけではありません。

なぜなら、短期間で会社をやめてしまっているからです。

先ほども触れましたが、20代の転職者の大半は入社後3年以内に離職してしまっています。

そんな短期間で離職をしてしまったということは何かしら良くない理由があるかもしれないと思われてしまいます。

そういった不安を企業側に持たせないために、どうして転職をするに至ったのかをしっかりとストーリー化して伝えることが大切です。

また、転職理由と志望動機に一貫性を持たせることが大切です。

「自分の能力を活かしたい」という志望動機であるのに転職理由が「福利厚生がしっかりしていなかったから」だと本当に自社に入って仕事をこなしてくれるのか不安になりますよね。

転職理由と志望動機を面接前にしっかりと照らし合わせましょう。

20代で転職するメリット

企業側に20代の転職者を採用するメリットがあるとするならもちろん転職者側にもメリットがあるはず。

以下では転職者側のメリットについて紹介します。

企業とのミスマッチが少ない

転職者は前職での会社との条件のミスマッチが主な理由で転職を考えると冒頭部分でお伝えしました。

そのため、転職者は自分の希望する条件に見合った会社なのかどうかを見極めようとする傾向にあります。

そういった慎重な見極めを行うことによってミスマッチを減らすことができます。

20代の転職者は転職先で長く働きたいという意思をもって転職活動をおこなう傾向にあるため、この時期のうちに転職をすることで長期雇用につなげることができる可能性があります。

新しい業界にチャレンジできるかも

新卒として就職活動をおこなう際に、複数の業界に興味を持った方もいるのではないでしょうか。

転職する際にもともといた業種に必ず就かなければならないという決まりはありません。

そのため、転職は新しい業界にチャレンジする可能性がある機会として活用できるのです。

20代で転職するデメリット

20代で転職するメリットがあれば必ずデメリットが存在してしまうのが正直なところ。

この項目では20代で転職を行うことにより生じるデメリットについて紹介します。

収入ダウンの可能性

収入の高い会社に在籍している人がこれに当てはまります。

新卒で就職した会社の給与よりも下がる可能性があるのです。

在籍していた会社が大手企業で転職先が中小企業の場合、収入ダウンの可能性があります。

収入が低く、給与改善を求めて転職するのであればあまり気にはなりませんが、収入の高い会社に在籍している人は収入ダウンの可能性があることを考慮しておきましょう。

昇進が遅れる

転職先の会社では前にいた会社の役職を引き継ぐことはできないため、一から
のスタートとなります。

そのため転職先の会社で働いている同年代の社員
よりも昇進が遅れる可能性があります。

転職前の会社で役職をもっているのであれば少し物足りなくなってしまうかもしれません。

人間関係を1から構築する

役職を引き継ぐことができないのと同様に人間関係も1から構築しなおす必要があります。

人間関係を構築するのには一定以上のストレスを感じることが多いので気を付けましょう

転職回数は何回までがセーフ?

「20代で初めて転職をしたけれど転職先にもミスマッチがあってまた転職をしたい…。」

なかにはこういう方もいることでしょう。

実は20代での転職回数の上限は大体2回までと言われています。

1,2回程度なら企業側も採用する際にあまり重くは受け止めませんが、2回を超えると採用確率が5割程度にまで落ち込むデータがあります。

さすがに企業側もコロコロ職業を変えている人を採用するリスクは取りたくないようです。

そのため、20代で転職を行う際は2回までを目安にしましょう。

20代で転職3回は多い?転職回数が多い人のアピール術!

自分の価値を理解して良い転職先を見つけよう!

20代での転職は多少のリスクはありますが自分の価値を高めることができるとてもいい機会です。

現状、20代の転職率は3割程度を推移しており、企業側も教育面のコスト削減につながるなどのメリットから20代の転職者の採用を強化しています。

転職者に有利ともいえる状況を味方につけながら、自分のニーズに合った働きやすい会社を見つけましょう!