20代で転職を考えるべき年収は?人事のプロが教える年収アップの転職の秘訣

考え事をする20代の男性

20代で転職を考えたときに、不安になるのは年収のことです。

  • いまいる会社から転職したいけれど、いまよりも給料が下がってしまったらどうしよう?
  • 生活のレベルは落としたくない。でも、いまの会社にいるのはストレスで耐えられそうにない
  • 周囲や先輩にも、転職をすると年収が下がってしまうと脅しのように言われている

その不安な気持ち、よく分かります。

大丈夫です。転職をしても年収が下がらない方法はちゃんとあります。

誰しも転職というリスクをとってまで、年収が下がってしまうことは避けたいことですよね。

今回は実際に人事として働いてきた転職のプロが、転職しても年収をアップさせる方法を紹介します。

少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。

20代の平均年収はどれくらい?あなたの年収を平均と比べよう

20代の平均年収は、概ね300万円代で落ち着きます。

転職支援の大手会社の発表や新聞報道などでも、この数値で落ち着きます。

人事としてもこの数値で概ね正解であると見解を示しておきます。

20代であれば年収400万円もあれば20代の中でも年収は高いという認識になります。

DODA20代の平均年収

引用:DODA 平均年収ランキング2017 https://doda.jp/guide/heikin/age/

毎月の給与は20万円~30万円台が一般的

年収300万円代であれば、賞与を除いて毎月の給与の支給額は、20万円から30万円の間を推移します。

日本のほとんどの企業は、年功序列型の賃金体系を採用しており、出世や賃金の上昇率なども年齢を重ねるごとにアップしていく構造になっています。

20代のうちはまだ役職にもついていない社員が多いので、必然的に給与は300万円代で、よくて400万円代となります。

また日本企業の特徴として、普段の仕事の成果を給与で支給するのではなく、賞与で一気に支払うという傾向にあります。

賞与の金額が、日本の企業は年収に与える影響が大きいことも考慮しておきましょう。

年収300万円代後半から400万円代前半までであれば20代での転職は成功といえます。

逆にそれに満たない年収300万円代を切ってしまうような会社であれば、転職すべきです。

賞与支給のない会社からは転職したほうがいい理由

ときおり、外資系企業勤務の社員の方から、うちの会社は賞与がないという愚痴を耳に入れることがありますが、外資系企業では賞与がないのが当たり前です。

外資系企業は賞与を支払う代わりに、普段から給与に賞与分も含めて年棒制で給与を支払うのが当たり前となっています。

そのため外資系企業の毎月の給与は高く見えるようになっています。

もし、外資系企業でもないのに賞与の支給がないという会社に在籍している方は、賞与の支給される企業に転職をいますぐ検討するようにしましょう。

賞与のない企業は給与が上がりにくい

先述した通り、日本企業は賞与の支給金額で年収を調整する傾向にあります。

これには日本の労働基準法との密接な関係があり、日本の企業の賃金は、1度上げれば絶対に下げることができません。

もしも一度賃金を上げてしまえば、一生その基準以上の賃金を、会社が潰れそうになったとしても払い続けなければなりません。

つまり、普段支給されている給与を上げるようなリスクを犯す会社は、存在しないということです。

つまり賞与が支給されない会社で、安い給料で働いていると、一生高い賃金を手にれることができません。

いくら仕事で努力しても、給与を上げることができない以上、賞与で支給金額を調整するしかありません。

その肝心要の賞与がない会社でいくら頑張っても、あなたの給料が上がることはあり得ません。

賞与のない日本企業に在籍している方は、年収ベースで80万円は損をしていると考えるようにしましょう。

20代が転職で年収をアップさせるための3つのコツ

1、規模の大きい企業へ転職

日本の企業で年収をアップさせる具体的な方法で最も手っ取り早く、かつ、実現可能な方法が、現在在籍している会社の規模よりも大きな規模の会社へ転職する方法です。

日本の企業は年齢で社員の給料を決定しています。

これはほとんどの日本企業で同じ傾向にあり、転職希望者の、転職時の年齢に応じて会社は給与金額を提示してきます。

会社から提示される給与の金額が年齢で定まっている以上、できるだけ社員に高い給料を支払える体力のある大企業に転職すれば、その大企業の水準で給与支給を受けられますので、給与は上がります。

大企業は30代後半以上の人材が社内で余っている傾向にありますので、20代の若者以外を転職で採用するということはありません。

大企業に転職したいのであれば、20代のうちにキャリアアップと年収アップをするために、大企業に転職をするのが1番です。

2、残業代が全額支給される会社へ転職

あなたが今働いている会社では、残業代は全額支給されていますか?

もしもいま在籍している会社が残業代を全額支給してくれない会社ならば、残業代を全額支給してくれる会社への転職を検討しましょう。

20代は基本給を安く抑えられる傾向にあるため、残業代の支給の有無で年収に100万円近く差が出ます。

残業代を全額しっかりと支給してくれる会社に、残業代が一切支給されない会社から転職した結果、年収240万円から年収365万円まで年収アップする人もいました。

残業代を全額支給してくれる会社かどうかは面接時にしっかりと確認するようにしましょう。

但し、残業代を全額支給してくれる会社は仕事がハードな傾向にあります。

もしも体力に自信がない場合は、避けた方が無難とも言えます。

みなし残業代の罠に注意!ブラック企業は回避しよう

求人広告で初任給月収35万円以上のように高額な初任給設定が謳われている求人広告がありますが、よく注意してみるようにしてみましょう。

小さな文字で「但し、みなし残業代42時間を含む」と書かれていると思います。

求人広告を見るとき、転職希望者は給与の総支給金額と休日には目を通す傾向にあります。

他はあまり見ようとしません。

しかし、細かい条件までをしっかりと確認せずに転職をすると痛い目を見ます。

みなし残業代とは、一ヶ月の残業時間に関係なく、残業代として基本給とは別に残業代を一定金額毎月支払う賃金制度のことを指します。

タイムカードなどでしっかりと労働時間を管理しており、みなし残業時間以上に働いた場合には、みなし残業時間を超えて残業代を支給される企業なら良いですが、そもそもそこ
までしっかりと労務管理を徹底できる会社がみなし残業制度は導入しません。

大半の場合、みなし残業時間以上に残業しても残業代が支給されないことが多いのです。

もしもみなし残業時間が記載されていたら、注意をするようにしましょう。

優良企業では働いた分だけ賃金を正確に支払うという考え方を徹底していますので、このように求人広告で人を釣るために、みなし残業を設定している企業は要注意です。

確認を怠らないようにしましょう。

3、年収を下げたくないなら経験ありの職種へ転職

職種を変える転職は、年収が必ずダウンします。

未経験で転職するということは、新卒レベルの給料から仕事をやり直すことになります。

例外として大企業であれば、大企業には労働組合との交渉の結果、生活のベース給の設定がされていることが多いので、年齢給(28歳ならば給与は25万円のように年齢に応じて
在籍年数関系なく給与が年齢水準で支給される人事制度)がありますから、心配する必要はありません。

しかしながら、大企業よりも日本は中小企業のほうが圧倒的に数が多いため、中小企業でもいい会社があれば転職したいという方も多いと思います。

大企業も中小企業も、年齢で給与はある程度決まっていますが、しっかりとした職務経験があれば転職で年齢関係なく賃金をアップさせる方法があります。

ずっと同じ職種をしている人は、特に強みとなってきます。

例えば、営業職としてずっと20代で新卒からその仕事を続けている人は、職種の経験が強みとなってきます。

仮に業界を変えたとしても、もっと稼げる業界の営業職で転職をすれば、転職後に年収アップを狙うことは可能です。

また、経理・人事・総務・法務のような管理部門も、経験者として転職すれば年収アップすることは可能です。この場合は、企業の規模を問わずです。

仮に20代であったとしてもしっかりとした一貫性のある技能・技術・実務経験を持っていれば、転職で年収を上げることが可能なのです。

20代で年収アップを実現するためには、転職サイトを複数社活用しよう!

20代で年収アップを実現するためには、転職サイトに複数社登録することが大切です。

転職サイトにはスカウト機能が搭載されており、もしも求人にマッチした転職希望者がいた場合には、スカウトメールが企業の人事担当者から直接転職希望者へ送られます。

この場合には、書類選考などはなしでいきなり面接からスタートしたりと、あらゆる手間が省かれます。

会社によってはスカウトメールでいきなり役員面接となり1回の面接で内定が出ることも多々あります。

中小企業ではなく、誰もが名前を知る大企業からのオファーも実際にあります。

どの転職サイトを使用するかは、企業の状況と予算次第

なぜ転職サイトを複数社登録する必要があるのかといえば、どの転職サイトをどのタイミングで企業が使用するかが分からないためです。

新卒採用であればリクナビ、マイナビといった有名どころのみ押さえておけば事足りますが、中途採用の場合には、どのタイミングでどんな転職サイトから求人が出るかが分かり
ません。

理由としては、転職サイトは不定期に採用ニーズが持ち上げることが多いためです。

いきなり退職者が出てしまった、女性社員が産休に入ってしまった、社員が病気などでいきなり休職してしまったなど、理由は企業ごとに異なりますが、新卒採用とは違い通年
で中途採用者に対して募集をかけることはあり得ません。

なので、人が急に必要になってしまった場合に、転職サイトを利用します。

そして新卒採用のように潤沢に予算をかけることはできません。

新卒採用であれば毎年、予算枠を一定金額確保してありますが、中途採用枠の採用に対する予算は緊急費用であることが多いのです。

予定外の出費です。本来ならば欠員が出なければ、かからなかった求人費用がかかっているので、ある種当たり前と言えます。

転職サイトは営業マンの力量や、求人を掲載する時期のよって料金が大きく変動します。

普段は一ヶ月50万円程度が平均でかかる求人枠も、思ったよりも求人枠が埋まらなくなり、予算達成ができないと転職サイト側が困ると、安売り合戦になります。

求人をかける企業の人事側もこれをある程度予測していますので、一番安い金額を提示してくる転職サイトを利用します。

これらの理由から、複数社に登録しておかなければ、転職活動中に意中の企業に巡り合えなくなります。

必ず、最低でも3社以上に登録するようにしておきましょう。

20代におすすめの転職サイトは、こちらの記事を参考にしてください。

20代におすすめする転職サイト ・エージェントランキング! 【2018年版】

20代の転職では年収300万円後半から400万円前半を目指そう

20代は転職活動において、年収300万円代後半から400万円代前半で転職できれば年収面において転職は成功と言えます。

但し、企業によってはみなし残業代制度を導入して初任給を無理矢理高い給与に設定していたりするため、ただ単に給与が高いだけの求人に引っかかってしまうのには注意するようにしましょう。

また、外資系企業で賞与の支給がないことは当たり前ですが、日系企業で賞与の支給がない場合は年収が大幅に下がってしまう可能性があるため、注意しましょう。

20代が年収を上げるためには3つの具体的な秘訣があります。

企業規模のアップ、残業代が全額支給される会社への転職、経験を活かした転職です。

年収を上げるためには複数の転職サイトに登録することで、可能性を広げることが可能です。理想の新天地を見つけ、活躍されることをお祈りしております!

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