退職の挨拶はどんな内容がいい?最後の出社日にやっておくべきこと

退職の挨拶

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いよいよお世話になった職場を離れる日がやってきた。

辞める結果になってしまったとはいえ、それまでのいい思い出も悪い思い出も心に残っていると思います。

周囲を不快にさせるような言葉は使いたくないけれど、マナーなどはあるのだろうか?

最後の最後で常識のないやつと絶対に思われたくない!

不安ですよね。

私も退職の挨拶やスピーチの原稿を作るのに眠れなかった記憶があります。

でも、大丈夫です。

今回は退職時の挨拶の内容についてと、最後の出社日にやっておくべきことをお伝えいたします。

最後は花束と共に、拍手喝采で見送ってもらえるように、退職時にやっておくべきことを知っておきましょう。

退職の挨拶はどんなことを話せばいい?

退職時の挨拶の基本ですが、周囲への感謝の気持ちを言葉にすることを最優先にしてください。

まずはお世話になった直属の上司への感謝の言葉を最初に述べます。

それから今回退職に至った経緯については、もう恐らく周囲は噂などで知っている可能性もありますが、もしも話して差し支えないのであれば、その場で話しても問題ありません。

順番としてはお世話になった直属の上司への感謝の言葉を最初に述べた後、今後違う会社へ行ったとしても同じ志を持って働いた仲間でありましたというように付け加えます。

退職の挨拶は大切なケジメです。

これから向かう新しい職場でも気持ちよく仕事が出来るように、出来るだけ丁寧な言葉を述べましょう。

もしも噛んでしまっても大丈夫です。

半年後にはみんな忘れています。

それでも、退職していくあなた自身がこれから新しい職場でイキイキと活躍するためにここはしっかりと話すようにしましょう。

具体例を挙げます。

退職時の挨拶の具体例をご紹介!

東京の職場から、親御さんの実家の家業を継ぐため、職場を去ることになった29歳の男性社員の退職時の挨拶です。

とても素晴らしい内容だったので、ここで紹介しておきたいと思います。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

「このたび、わたくしはこの職場を本日付で退職することとなりました。在職中にお世話になった直属の上司であり、新卒での入社時より私を鍛えて下さった課長には、感謝のあまり言葉もありません。言葉もありませんが、一言だけありがとうございましたとこの場でお伝えさせて頂きたいと思います。また、常務取締役でもあり、東京本社工場の工場長でもあられます工場長には、製品トラブルの際、私が責任を持ってやるからやりたいようにやってみろ!このトラブルを解決してみせろという言葉をかけて頂き、なんとか乗り越えられた仕事がありました。品質不具合の折は、本当にありがとうございました。ご迷惑をおかけいたしました。そして、私のようなものをリーダーとして受け入れて下さった部下、いえここでは仲間と言わせてください。仲間の支えがあって、辛い仕事をなんとか乗り越えることができました。今回はわたくしは親の会社を継ぐ運びとなり、東京を離れて地元である九州に帰ることになりました。また東京に来ることがございましたら、以前のように接して頂ければとても嬉しいです。実家の家業を継ぐのには大変なプレッシャーを感じますが、私の実家も製造業という意味では同じでございます。この会社で教えて頂いた、コストクオリティデリバリーという生産技術と品質保証の基本を活かし、家業を発展させたいと考えております。入社した会社がこの会社で良かったです。本当に、本当にありがとうございました。」

この挨拶の後には、職場のメンバーで用意した大きな大きな花束とメッセージカード、東京本社工場総出で拍手を送り、東京本社工場の長である工場長からの贈る言葉で挨拶が閉まりました。

その日はその場で、買ってきたケーキを職場で食べて、後で社長に大目玉を食らったのは良い思い出です。

現在は会社の2代目として、社長兼任製造部長としてバリバリ活躍されています。

この挨拶は社長の器だな!と会社では、いまでも語り継がれています。

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円満退職でなくても挨拶は必要?

円満退職でない場合には、無理をして挨拶をしなくても大丈夫です。

ですがせめて、お世話になった人たちには挨拶をして回るようにしましょう。

簡単な一言で良いのです。

ありがとうございましただけでも大丈夫です。

もしも言葉を出すのが辛いくらい憎い相手であっても、せめて最後は、会釈と共にありがとうございました!の一言を告げるようにして下さい。

悪い辞め方をすると、あとに響いてしまうのが人間です。

これから新しい職場であなたは新たな組織のメンバーとして生まれ変わるのです。

その前にせめて、顔を見せてあげるようにして下さい。

不思議なもので、どんなに嫌だった職場でも、去るときにはみんな優しいものです。

だから恐れず、せめて一言だけでも話をしてあげてください。

ありがとうございましたと。

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送別会があるけど職場でも言うべき?

送別会がある場合でも、職場での挨拶は行うようにして下さい。

これには理由があります。

お酒の入った場所だとしっかりと話せない可能性があります。

送別会は送別会で乾杯の音頭を取るときに何か別に話すことを考えておけば良いと思います。

おそらく送別会の会場では、周囲のメンバーが何らかの出し物の企画をしていたりと楽しい雰囲気になりすぎるので、厳粛な退職の挨拶は出来れば、会社の業務時間中に時間を取ってもらって挨拶をするようにしましょう。

挨拶には何かお菓子とか必要?

特にお菓子などは必要ありませんが、気持ちとして渡しても問題ありません。

特に同じ職場のメンバーに対してはお菓子を配るくらいはしても良いと思います。

退職する人は新しい職場での希望に燃えていますが、周囲では退職する人の抜けた穴を埋めるために必死です。

その思いを汲みつつ、挨拶して回るようにしましょう。

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挨拶の他に最後の出社日にやっておくべきことは?

最終日には、社長への挨拶を朝一番に行うようにしましょう。

会長がいる場合にはケースバイケースですが、社長、会長の順序でどちらを先にするかは自己判断してください。

退職時の挨拶のスピーチの前に、社長への挨拶は忘れないようにしましょう。

組織の一番のトップです。

最後の挨拶のスピーチの内容は在職していた職場の課長などの直属の上司から順番にスピーチを行いますが、挨拶回り自体は職位が上の人たちから順番に行うようにします。

社長への最後の挨拶が終わったら、次は他の管理職の方たちから順番に挨拶をして回ります。

会長または社長→常務取締役などの役員→部長職→課長職→そして同僚たちへの挨拶というように職場ではあいさつ回りを行いましょう。

挨拶のメールを忘れないで!

そしてメールの作成も忘れないようにしておきましょう。

結構忘れがちですが、メールで直接挨拶出来なかった社員の方たちには挨拶をしましょう。

仮に東京の本社に在籍しているとして、大企業では支社すべてを回り切れません。

海外に支社を持っている会社であればなおさらです。

電話をしても海外支社は時差などの関係で電話をしても出てくれない場合が多々あります。

日本支社からアメリカ支社やヨーロッパ支社に電話をしても出てくれないというケースは目立ちます。

メールを活用するようにしましょう。

アメリカ支社のような英語圏の現地駐在員との交流があった場合には、英文と日本語両方であいさつ文を用意しておくのがベターです。

海外支社からは、かなり派手な挨拶が帰ってくることが多いので、思わずビックリするかもしれませんが、お楽しみです。

机やロッカーに忘れ物は無いか確認しよう!

机やロッカーの中に忘れ物があると、後で郵送する手間が発生します。

ロッカーは中身を空っぽにするのが基本です。

製造職の方の場合には、ロッカーの中に安全靴や会社名の入った作業着等を入れていることもあると思いますが、職場のゴミ捨て場に捨てておきましょう。

再利用の可能性がある場合には、総務部の社員さんに紙袋に入れておいても良いです。

忘れていても総務が最終的に処理しますが、これもマナーの一つです。

立つ鳥跡を濁さずの実践はここからです。

総務の社員が忘れ物の配送をしてくれるとは思いますが、これは意外と印象が悪いです。

私物の整理は済ませるようにしておきましょう。

また机の中の整理ですが、自分が持ち込んだ私物と会社からの支給品の区別は分けるようにしておいてください。

机に私物が残っているとこれもまた郵送する手間が発生します。

電卓やパソコンのマウスパッドは持ち込んでいる可能性が高いですし、次の職場で使う可能性があります。

ハンコなどは会社から支給されていると思いますが、持って行って次の職場で使う分には問題ないと思います。

いちおう総務などに確認してから持って帰れるのであれば持って帰るようにしましょう。

書類で不要なものはシュレッダーしよう!

不必要な書類はシュレッダーして、必要な書類は保管場所を残された社員に示してから保管するようにしましょう。

書類などで重要な決裁やハンコが押印されたものは、大切にファイルしておきましょう。

引継ぎの最中で継続性のあるモノは引継ぎされているので心配はありませんが、過去に行われた決裁や見積書といった記録書類は残しておかないと後に残された社員が困ることになってしまいます。

特にハンコの押印された大切な書類は、引継ぎとは関係なく、誰もが分かる場所にファイリングとラベリングをして、見える場所に保管するようにしておいてください。

もう一つ親切にするのであれば、PDFに保管するのも手です。

共有フォルダを作成して、書類をPDFにしておけばパソコン上で書類の原本を確認できますので、後に残された人たちが仕事をしやすくなります。

やり残したことが無いか次の職場での課題を考える

机と椅子とロッカーをよく観察するようにしてみて下さい。

あまりにも汚れが目立っていませんでしたか?それとも清潔に扱えていたでしょうか。

次の職場に行ったときにこんなことはしないようにしよう、あんなことをしてみたいというように考える上で、最後に自分の空っぽになったロッカーと机と椅子を眺めるようにしてみて下さい。

次の職場での活躍を考える上で、非常に大切な時間です。

机と椅子とロッカーは、その職場でのあなたの仕事を支えてくれていたものです。

仕事をしている最中は必死で、無下(むげ)に扱ったりして、意外とこれらに目を向ける時間はないものです。

机と椅子とロッカーの汚れ方をよく見るようにしてみて下さい。

自分にしてきた仕事をよく反省できると思います。

また机はあなたの居場所であり、あなたがその職場で存在するために必要な仕事道具だっと気づかれると思います。

もしも机と椅子とロッカーが汚れていたら反省をして、次は汚さないで仕事をしようと思うようにしてみて下さい。

仕事の成果に直結してきます。

もしも清潔に扱えていたならば、その良い習慣をそのまま次の職場でも活かしてみて下さい。

会社の備品が綺麗に扱えなければ、良い仕事は出来ません。

整理整頓清潔が、仕事の基本です。

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感謝の気持ちと共に去ることを徹底しよう!

感謝の気持ちを忘れずに職場を去るようにして下さい。

良いことばかりであるはずがないし、悪いことばかりであるはずがないのが会社です。

例えどんなに居心地の悪い職場であったとしても、どんなに理不尽な仕事をさせられた職場であったとしても、お給料を頂き、会社がそれまでの生活を支えてくれた事実には間違いがありません。

最後の最後は感謝の気持ちを持つことが大切です。

もうやり残したことは何もない。これで良かったのだ。

そう思えるくらいの心境になってみて下さい。

そうすることで新しい職場でも、気持ちよく仕事をすることが出来ます。

これが最後の転職になれば良いと思うのではなく、大切なのは、これを最後の転職にするという強いあなた自身の気持ちが明るい未来を作ります。

新たな職場でのご活躍をお祈りしております!

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