刑務官になるには?社会人から刑務官を目指すことはできる?

刑務官

刑務官は、刑務所の保安維持や、受刑者の社会復帰をサポートする仕事です。

国家公務員の一種になり、将来性の高い仕事になるので、「刑務官になりたい」と考えている方は多いと思います。

しかし、「刑務官になるには、どうすれば良い?」と悩まれることがあるのではないでしょうか?

この記事では、刑務官になる方法について解説します。

刑務官の仕事内容や、注意すべき点などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

刑務官になるには?

刑務官

刑務官になるには、大きく3つの方法があります。

刑務官になることができる3つの方法を詳しくご紹介するので、下記から参考にしてみてください。

①刑務官採用試験に合格する

刑務官になるには、「刑務官採用試験」に合格するという方法が挙げられます。

刑務官を目指す一般的な方法で、刑務官採用試験に合格して刑務官になる方が多いです。

刑務官採用試験は、受験年の4月1日時点で「17歳以上29歳以下」が試験対象になる試験と、「29歳以上40歳未満」が対象になる試験があります。

各試験の年齢をクリアしている日本国籍の方であれば、誰でも試験を受けることが可能です。

刑務官採用試験は、一次試験と二次試験に分けられます。

一次試験と二次試験の内容は下記の通りです。

「一次試験」

  • 基礎能力試験
  • 作文試験

「二次試験」

  • 人物試験
  • 身体検査
  • 体力検査(立ち幅跳び・反復横跳び・状態起こし)

刑務官採用試験は「高卒程度の学力と体力があれば合格できる」と言われているため、それほど難易度の高い試験ではありませんが、倍率は5倍〜7倍と高いです。

また、「公安職」になるので、個人の思想や過去の犯罪歴などに問題があった場合は、不合格になるケースが多くなります。

刑務官採用試験は1年間で1回しか実施されないので、計画を立てて目指すことをおすすめします。

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②国家公務員総合職試験に合格する

刑務官になるには、刑務官採用試験に合格する方法が一般的ですが、「国家公務員総合職試験」に合格する方法もあります。

この方法では「幹部生候補」となり、配属先では教官や管理職の待遇を受けることができ、刑務所の現場で働くことはありません。

刑務官として高い階級から始まり、昇進のための研修なども免除されるケースが多いです。

ただし、国家公務員総合職試験は難易度が高いので、おすすめ方法ではありません。

③武道拝命枠で合格する

刑務官になるには、「武道拝命枠」で合格するという方法が挙げられます。

武道拝命枠とは、過去に柔道や剣道に従事した有段者などが対象になっている採用制度です。

武道訓練の指導者や要員としての動きに期待されていて、ある程度の実績を残しておく必要があります。

国体や全国大会入賞者クラスの人が希望する枠になるので、難易度は高いです。

社会人から刑務官を目指すことはできる?

OK

社会人からでも刑務官を目指すことは可能です。

上記でお伝えした通り、刑務官採用試験は40歳未満であれば受験することが可能なので、社会人でも刑務官になれます。

ただし、社会人の経験が評価されることはなく、社会人経験があっても合格できない可能性があるので、注意してください。

また、社会人は働きながら刑務官採用試験の合格を目指さなければいけないため、学生よりも難易度は高くなると考えられます。

社会人から刑務官になるには、試験勉強に時間を割ける仕事に就くことが大切です。

仕事で手一杯の場合は、刑務官採用試験に合格することは難しくなるので、刑務官を目指しやすい仕事に転職することをおすすめします。

刑務官を目指しやすい仕事

社会人から刑務官になるには、試験勉強に時間を割くことができる仕事に転職することが大切です。

そこで、刑務官を目指しやすい仕事を3つご紹介します。

未経験でも転職できる仕事をご紹介しているので、下記から参考にしてみてください。

BtoBの営業職

BtoBの営業職とは、企業に対して営業をおこなう仕事です。

企業に対して営業をおこなうことで、残業時間が少なく、土日祝が休みになるケースが多いため、刑務官を目指すやすい環境になります。

また、BtoBの営業職は未経験でも転職することが可能で、求人数が多いため、スムーズに転職できる可能性が高いです。

BtoBの営業職の平均年収は、450万円〜500万円になります。

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警備員

警備員とは、施設や現場などで人・財産の警備に携わる仕事です。

警備員の業務内容は「施設警備・交通誘導警備・イベント警備・輸送警備・身辺警備」など多岐に渡ります。

警備員は残業時間がほとんどなく、定時に帰ることができる仕事なので、刑務官を目指しやすいです。

また、警備員は「肉体労働」の1つになるので、働きながら刑務官に必要な体力を身に付けられます。

警備員は未経験でもスムーズに転職できますが、平均年収が250万円〜300万と低くなるので、注意してください。

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ゴミ収集員

ゴミ収集員は、ゴミの集積所を回って収取車にゴミを積む仕事です。

ゴミ収集員は決められたことを決められた通りおこなう「ルーティンワーク」になり、残業することがほとんどないので、刑務官を目指しやすい仕事になります。

ある程度の体力があればゴミ収集員に転職することが可能で、人手不足を抱えている企業が多いため、スムーズに転職できる可能性が高いです。

ゴミ収集員の平均年収は、300万円〜350万円になります。

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刑務官の仕事内容

刑務官になるには、主な仕事内容を把握しておくことが大切です。

刑務官になったことを後悔しないためにも、下記から仕事内容を参考にしてみてください。

受刑者の教育・指導

刑務官の職務目的の1つは、「受刑者を構成させた上で社会復帰させる」ということです。

その目的を達成するために、刑務官は受刑者の教育・指導をおこなう必要があります。

具体的には、飲酒や薬物の害についての講習や、社会でのあり方についての講習などが挙げられます。

また、受刑者の教育・指導だけではなく、悩みや不安を解決する「カウンセリング」も刑務官の仕事の1つです。

受刑者への教育・指導は刑務官の大切な仕事になります。

刑務作業の監視

懲役刑を受けた受刑者は、刑務作業をおこなうように義務付けられています。

その刑務作業の監視が刑務官の仕事内容の1つです。

受刑者を移動させるときの引率や、刑務作業中の規則違反などを厳しく監視します。

もし、規則に反するような言動をとった受刑者には、教育・指導・カウンセリングを設けます。

また、監視するだけではなく、専門的な知識を教えることがあり、社会復帰しやすい環境を整えます。

真剣に取り組んでいる受刑者には資格取得を目指すサポートをすることもあります。

刑務所の巡回・点検

刑務官の職務目的の1つとして、「刑事施設内(刑務所)の保安維持」と定められています。

そのため、刑務所の巡回や点検などが刑務官の仕事内容として挙げられます。

刑務所の巡回は深夜の時間帯におこなうことが多いです。

点検は「開房点検」と「閉房点検」があります。

開房点検では、朝、受刑者がしっかりと起床できたかの確認をおこない、閉房点検では、刑務作業を終えた受刑者が全員戻ったのかを確認します。

刑務所の保安を維持するためにも、巡回・点検はミスが許されないです。

郵便物の管理

刑務所に届く郵便物の管理も刑務官の仕事内容の1つです。

刑務所には、毎日数多くの郵便物が届きます。

送られてくる郵便物の中には、不適切なものが含まれてる可能性があるので、刑務官が1つ1つ管理する必要があります。

刑務官が確認して問題のない郵便物だけが受刑者に渡されるようになっています。

また、事務作業として「業務報告」という仕事があります。

刑務所内で働く刑務官が情報を共有する目的でおこなわれていて、刑務所内で気になることや、注意すべき受刑者などを報告します。

刑務官になる前に知っておきたい注意点

未経験 転職 注意点

刑務官になる前には、いくつか知っておきたい注意点があります。

刑務官になることを目指している方は、下記の注意点を参考にしてみてください。

精神的な負担が大きい

上記でお伝えした通り、刑務官は「刑事内施設の保安維持」ということが職務目的に定められています。

施設内の保安を維持しながら、受刑者たちに指示をし、常に監視しなければいません。

常に気を張っている状態で仕事に取り込むことが求められるため、刑務官は精神的な負担が大きいです。

また、心の中では「嫌」だと感じていながらも、受刑者に厳しい言葉や、威圧的な態度を取らなければいけないことがあります。

刑務官は大きなストレスを抱える可能性のある仕事になるので、注意してください。

やりがいを感じにくい

刑務官は決められたことを決められた通りにおこなう仕事内容が多いため、「やりがいを感じにくい」という特徴があります。

「社会復帰できるようにサポートしている」ということに間違いはないのですが、直接的なサポートはあまりないので、やりがいを感じない方が多いようです。

実際に「やりがいを感じない」という理由から、退職している方はいます。

仕事にやりがいを求めない方は問題ありませんが、「やりがいのある仕事をしたい」という方は、刑務官以外の仕事をおすすめします。

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刑務官になるには「刑務官採用試験」に合格する必要がある

この記事では、刑務官になる方法についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

刑務官になるには、「刑務官採用試験」に合格することが一般的なルートです。

他の方法でも刑務官になることは可能ですが、難易度が高かったり、対象になる方が限られたりするため、刑務官採用試験の合格を目指すことをおすすめします。

また、刑務官採用試験は40歳未満であれば受験できるので、社会人からでも目指すことが可能です。

社会人から目指す場合は、刑務官を目指しやすい仕事へ転職することが大切です。

この記事でお伝えした内容を参考にして、刑務官を目指してみてください。

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