デジタルカメラなどといった写真関連機器に加えて、2000年代後半からは化粧品事業でも高い評価を受けている富士フィルム。
そんな富士フィルムへの転職を考えている場合、どのように転職活動をすれば良いでしょうか。
富士フィルムへの転職を目指している方に向けて、富士フィルムの年収・転職難易度・評判などといった転職情報をまとめました!
目次
一目で分かる富士フィルムの評判
年収は高い? | ◎ |
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残業は少ない? | △ |
福利厚生は充実している? | 〇 |
仕事のやりがいはある? | 〇 |
スキルアップにつながる? | 〇 |
職場の雰囲気はいい? | 〇 |
中途入社しやすい? | 〇 |
富士フィルムはどんな会社?
会社名 | 富士フィルム株式会社 |
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設立 | 2006年10月2日 |
資本金 | 4,000億円 |
従業員数 | 4,948名 |
本社所在地 | 東京都港区赤坂9-7-3 |
代表者 | 古森重隆 |
事業内容 |
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事業方針・経営理念
富士フィルムの企業理念はこのようになっており、この企業理念を実践することで、今まで富士フィルムの主な業務であった「映像と情報」の範囲を越えて、社会の発展に貢献し、最高品質の商品・サービスを提供していきます。
そして、積極的に新製品の開発・新事業に取り組み、映像業界におけるリーディングカンパニーとして新たな価値を創り続けます。
事業内容
イメージングソリューション
富士フィルムのデジタルカメラなどといった写真・映像機器に関連した事業を取り扱っている部門です。
2010年以降は高級志向のデジタルカメラ開発に力を入れており、Finepix X100などといったヒット商品も誕生しています。
インフォメーションソリューション
インフォメーションソリューション部門では、イメージングソリューション部門以外のすべての商品の開発等を行っており、ライフサイエンス製品や医療関連製品もこちらの扱いとなります。
カメラの開発で培った技術をこちらの部門において活用しており、アスタリフトなどといったカメラ業界とは全く別の分野でヒットしている商品も多数あり、富士フィルムの新たな主力となる事業となっています。”
売上
富士フィルムの売上はグループ全体で2兆2,146億9,600万円となっています。
この数字は国内企業でも上位に入る数字であり、富士フィルムでは資本金も400億円確保されているので安定して運営されている企業と言えるでしょう。
昇給やボーナスの支給もしっかり行われており、景気で金額が大きく左右されることも無く、その上に化粧品事業はさらに事業拡大を期待することが出来ます。
従業員数
富士フィルムの従業員数は4,948名となっており、グループ企業の従業員数も含めると3万人近い人数となっています。
実力主義の面が年々強くなっており、徐々に実力のある中途入社の社員の数も増えてきています。
そのため、高いスキルを持っているのであれば、転職もしやすい企業と言えるでしょう。
富士フィルムの転職難易度
富士フィルムの転職難易度はかなり高いと言えます。
カメラ業界でも平均年収がかなり高い企業であるため、やはり高い年収を求めている人材が集中しがちです。
また、富士フィルムでは中途採用は募集を行っている職種でしか応募を受け付けていないため、自分が希望する職種の募集が行われているかどうかというタイミングも多少転職に関わってくると言えるでしょう。
富士フィルムの募集要項
給与 | 能力・経験を考慮のうえ、規定に基づき優遇 |
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手当て |
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賞与 | 2回(7月・12月) |
昇給 | 1回(6月) |
勤務時間 | 【本社】 9:00~17:40(コアタイム10:30~15:10) 標準労働時間 7時間40分 【工場・研究所】 8:10~16:50(コアタイム10:10~14:50) 標準労働時間 7時間55分(事業場により異なる) フレックスタイム制 |
休日・休暇 |
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現在募集中の職種
画像技術‐医療分野(情報分野)
富士フィルムの医療用機器における医療画像・2D・3D解析に関連した開発を担当します。
富士フィルムでは「画像×IT」技術を高めることに力を入れており、この職種では要素開発からソリューション開発まで幅広い業務を行っており、病院向けITソリューション「SYNAPSE」の提供などといった業務を行います。
業界関係なく画像解析関連業務を2年以上経験していることが応募条件となっており、C、C++、Cなどといったプログラミングスキルも必要です。
デジカメ開発 – デジタルカメラ設計開発(メカ・エレキ)
富士フィルムの主力商品であるデジタルカメラの設計開発を行います。
ミラーレス等と言ったデジタルカメラや撮像装置の設計開発・商品化経験者であることが応募条件となっています。
情報技術-ヘルスケア関連のデータ解析 ・医療IT分野
ヘルスケア関連のデータ解析が主な業務となっています。
画像認識・自然言語処理の職務経験が3年以上あること、もしくはグラフ理論や機械学習によって課題解決に取り組んだ経験があることが応募条件となっています。
医療機器開発-医療機器・医用デバイスの生産技術
医療機器・医用デバイスの生産工程設計や設備設計、設備投入が主な業務となっています。
電子機器などの生産設備設計・生産工程の立ち上げに加えて、海外での技術交渉や設備導入、生産委託などといった業務経験があることが応募条件となっており、英語スキルも要求される仕事です。
3D-CADなどの開発経験があるとなお良いでしょう。
半導体材料開発-処方開発・顧客導入
半導体用レジスト処方開発者として、半導体用レジストの商品開発を担当します。
有機化学に関して幅広い知識を持っており、材料開発経験があることが応募条件となっています。
デザイナー-コンシューマープロダクトのインターフェースデザイン
コンシューマープロダクトのインターフェースデザインを担当します。
応募する際は大卒でデザイン系の職務経験があることに加えて、コンシューマープロダクトの組込み系UIデザインを経験しているとなお良いでしょう。
メディカルシステム分野の海外営業/海外マーケティング
メディカルシステム分野の海外営業・マーケティングを担当します。
現地の法人や代理店とへの経営指導や営業支援、販売施策・計画の企画立案をしたり、新製品市場導入などといった業務が主となっています。
問題なく英語でコミュニケーションをとることが出来ることと、メーカーなどで海外市場マーケティング経験などがあることが応募条件となっており、海外での駐在経験があるとなお良いでしょう。
ヘルスケア領域の薬事・法務全般
富士フィルムのヘルスケア商品関連の法務などを行います。
薬事法対応やM&Aなど交渉を行い、ヘルスケア部門の整備をしていく役割となっている業務です。
製薬会社での法務経験が5年以上あるもしくは法律事務所にて企業法務を3年以上経験していること、TOEIC800点以上の英語スキルを持っていることが応募条件となっており、弁護士資格を持っているとなお良いでしょう。
経営企画
国内外のグループ会社の経営管理やM&Aなどの推進業務を行います。
M&A業務やPMI推進業務を担当した経験がある、富士フィルムのグループ会社で経営企画を経験したことがある、事業会社で経営企画・財務・経理を担当したことがあるという3つの条件のうちどれかを5年以上経験していることが応募条件です。
内部監査
富士フィルムの企業運営が健全に行われるように監査業務を行います。
監査法人で監査業務などを経験している、ITを活用した業務監査を経験している、IT監査やデータ監査のスキルがある、経理業務経験がある、これら4つの条件のうちどれかを3年以上経験していることが応募条件となっています。
富士フィルムの年収は平均どれくらい?
富士フィルムの平均年収は1,068万円となっています。
精密化学メーカー業界においてだけでなく、国内企業でも平均年収が1,000万円を越える企業は限られており、かなり年収は良いと言えるのではないでしょうか。
転職後の昇給はしやすい?
昇給に関しては年功序列の傾向が強いですが、大体毎年10万円程度上がります。
また、一定の勤務年数になると昇級試験があり、これに合格すると役職が付くために一気に給与が上昇します。
ボーナス・賞与は貰える?
富士フィルムのボーナスは7月と12月の年に2回支給されており、大体5,5か月分程度となっています。
給与だけでなくボーナスの金額もかなり高額であり、成果もボーナスに反映されるのでかなりやりがいを感じるのではないでしょうか。
富士フィルムの福利厚生・待遇は充実している?
富士フィルムはかなり給与面で優れている分福利厚生の種類はそれほど多くありません。
しかし、手当などといった生活における金銭的なサポートは充実しており、働きやすいと言えるでしょう。
残業時間
富士フィルムの残業手当に関しては、一般職の間は支給されますが、管理職になると労働裁量制になり、一定の金額が支給されるようになります。
残業時間に関しては仕事の慣れが大きく関わっており、若い社員は多く、ある程度勤務年数が長い社員は労働裁量制を採用していることもあってか残業時間が少ないです。
そのため、自分でしっかり仕事の時間配分を考えて働く必要があると言えるでしょう。
休日・休暇
富士フィルムは週休2日制でお盆や年末年始も休むことが出来、年間休日が123日としっかり休みが確保されていると言えるでしょう。
休日出勤も滅多になく、プライベートと仕事を両立しやすい職場です。
有休などもとりやすく、育休や産休、時短勤務などにも対応してもらうことが出来ます。
福利厚生
- 社宅・独身寮
- 各種保険
- 財形貯蓄制度
- 保養所
- クラブ活動
- 出産お祝い金
富士フィルムの福利厚生制度は上記の通りとなっています。
大手企業の一般的な福利厚生制度は揃っており、働きやすいと言えるでしょう。
出産お祝い金に関してはかなり高額のサポートとなっており、3人目では100万円支給されます。
また、保養所に関しても対応している施設数が多く、旅行の際にかなりお得な料金で利用することが出来ます。
クラブ活動で使用する施設をはじめとする提携しているスポーツ施設も多いです。
富士フィルムへ転職するまでの流れ
- 書類選考
- 面接
- 内々定
- 入職
富士フィルムへ転職するまでの流れは上記の通りとなっています。
面接は2~3回行われ、その間に適性検査や能力調査なども行うため、しっかり対策をしたうえで面接に挑む必要があります。
応募方法に関しては、富士フィルムの採用ページから応募しても、転職サイトを経由して応募しても結果に影響することはないので、自分に合った応募方法を選んで応募しましょう。
富士フィルムへ転職した人たちの口コミ・評判
年齢 | 35歳 |
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性別 | 男 |
前職 | マーケティング |
転職理由 | 年収が上がる見込みがなかったため |
年齢 | 37歳 |
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性別 | 女 |
前職 | 企業法務 |
転職理由 | 前の職場の残業が多かったため、残業が少ない場所で働きたかった |
富士フィルムへの転職におすすめ転職サイト
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