介護職は何歳まで働ける?定年後はどうすればいい?

介護職は何歳まで働ける?

介護職は体力勝負。年齢が上がれば上がるほどキツくなっていく。

そんなイメージを持っている人もいると思います。

確かに日々の体調管理は大事だし、定年を過ぎても現場で働き続けることができるのかなと、介護職への転職をためらってしまう方もいるのではないでしょうか。

  • そもそも介護職は何歳まで働けるんだろう?
  • 定年後の介護職の進路ってどんな感じなんだろう?

と気になる方もいると思います。

そこでこの記事では、未経験で高齢なんだけど介護の業界に転職したいと思っている方に向けて、高齢での働き方や、おすすめの介護職まで紹介していきます。

介護職は何歳まで働ける?

それでは、介護職は何歳まで働いている人が多いでしょうか。

結論から言うと、自分の体力が続く限り、働き続けることができます。

60歳を超えて夜勤をこなすには健康管理が必須。

事業所にもよりますが、休憩時間は無いというところもあるので、そうすると夕方5時頃から、翌朝10時くらいまでぶっ通しで働き詰めになります。

この激務に耐えるには、健康維持が不可欠ですね。

ただ、夜勤をこなすパワフルな60代や70代の介護士は結構いるんですよ。

きっちりと健康維持ができているのでしょうね。

正社員だと一般的な企業と同じ定年制

介護士の定年は一般的な会社と一緒です。

だいたい、60歳から65歳までの間を設定している事業所がほとんど。

その後は再雇用や嘱託などの雇用延長の制度を整えています。

派遣やアルバイトなら何歳でもOK

派遣やアルバイトのスタッフであれば、定年制はないので何歳でもOKです。

私が老健で働いていた時65歳の女性スタッフが、週6回の勤務でバリバリ働いていたことを思い出します。

とにかく元気で動きが早くて、とても65歳とは思えないほどでした。

介護の現場は人手不足なので、働き手の年齢になんてこだわってられません。

今は介護職のイメージがあまり世間的にはよくないですから、むしろ若い世代が介護職を避ける傾向があり、さらに働く側の平均年齢は引き上がっています。

介護職なら高年齢でも失業の心配はない

厚生労働省は、団塊の世代が全員75歳以上となる2025年には、250万人の介護職が必要とするといっています。

2020年の介護職の供給見込みが約215万人。

なので、35万人の介護職が不足しているというわけなんです。

高齢の職員も大事で重要な戦力。なので失業の心配は全く無いということができます。

むしろ定年させている余裕なんてないですよ。

大事なのは健康管理です。とにかく介護職は腰を痛める人が多いですからね。

介護ロボットの導入などで体力的な負担が減っていけば、絶望的な人手不足が続いている介護職市場においても高齢介護スタッフの需要はさらに飛躍的に上昇するでしょう。

特に、「パワーアシストスーツ」はスーツのように装着して業務負担を軽減してくれます。

すでに導入している介護施設も少なくありません。

この流れがさらに広がれば、高齢スタッフの体力的な負担も軽減されますよね。

第2の人生を求めて介護業界に来る人が多い

圧倒的な売り手市場である介護職。

失業の心配をする必要がないことから、第2の人生を求めて介護業界に来る人もかなり多いです。

今、介護の専門学校も初任者研修の職業訓練も若い人はほとんどいません。

それはそれで考えるべき問題ですが、40代や50代の受講生がとても多くなっています。

私が施設の管理者をしていた時、50代で早期リタイヤをして、介護の業界に応募してきた人がたくさんいました。

やはり、直接感謝をいただける介護という仕事の魅力と、実際に親の介護に携わること経験があってという志望動機が多かったです。

介護職は自分の趣味や今までのキャリアを活かせますからね。

趣味が落語のスタッフがレクの時間に自分の落語を披露して、ご利用者から快哉を受けて、かなり喜んでいたスタッフもいましたよ。

もし、介護職への転職ハードルが高いと思うのなら、転職エージェントに頼むのも手。

担当のアドバイザーが面接などの調整をしてくれます。

40代や50代にオススメの介護職

正直、40代や50代であっても特養などの体力が必要とされる施設で働くことは十分に可能だし、実際に主力はそのあたりの年代です。

ですが、未経験から介護業界に参入するという人や体力に自信のない人はちょっとな・・と思う人もいるでしょう。

そんな業界未経験の人にはまず、デイサービスの介護職をオススメします。

高齢介護未経験の人はまずデイサービスの介護スタッフ

なぜ、高齢の介護未経験の人にまずデイサービスの介護職員をすすめるのか。

それは

  • 夜勤がない
  • デイサービスは日曜休みが多い
  • 送迎やレクなど、今までの経験が活かせる

だからです。

夜勤がない

やってみれば何とかなるのが夜勤なのですが未経験の人にはハードルが高いですよね。

生活サイクルも変わってしまいますし。

介護の仕事で、唯一デイサービスだけが夜勤の仕事がありません。

デイサービスは基本的に9時から5時のサービスで、利用者の利用時間が決まっているので残業なども少ないです。

施設によっては半日デイというのもあります。

訪問介護ですら、夜間の訪問というのがありますからね。

夜勤がないというのは、最初の取っ掛かりの介護施設としては入りやすいと思います。

デイサービスは日曜休みが多い

デイサービスは日曜固定給のところが多く、自分の時間を作りやすいですね。

なぜ日曜休みかというと、日曜の場合はご利用者の家族が家にいる場合も多く、家族での介護もある程度可能になるからと言うのが理由です。

送迎やレクなどで、今までの経験が活かせる

デイサービスは比較的、自立度の高い利用者が多いです。

なので、食事介助や移乗のような介護技術よりも、いかにしてご利用者を楽しんでいただくかという方が大事です。

つまり、レクができる力が重要なんですね。

レクといっても種類はたくさんあります。

例えば、囲碁や将棋の趣味があったら重宝がられます。

ご利用者の中に、囲碁や将棋の好きな方が多いですからね。

そしてデイサービスにとって必要不可欠なのが送迎。

運転のキャリアがあるとそれだけで貴重な人材です。

ハイエースやキャラバンなどの福祉車両は大きいので、運転できる人も限られているんです。

こういった感じで、今まで介護職としての経験がなくても、趣味やキャリアを活かせるのがデイサービスの仕事です。

管理職を目指すのも手

もし、あなたが今までのキャリアでどんな業種でもマネジメント経験があるならば、いきなり管理職を目指すのもおすすめです。

介護職を経験していないのにいきなり施設長なんてなれるのかなと思うかもしれませんが、施設長に求められる能力は現場の介護職と全く違います。

現場業務ではなく管理業務だから体力的に安心

施設長は、排泄介助や入浴介助のような介護技術よりも、

  • 売上などの数値管理
  • 営業活動
  • スタッフのマネジメント

なので、やることが違うんですね。

特に株式会社の介護施設は、介護職であるという経歴を気にしません。

むしろ施設長の前職は介護職ではなく、営業職や飲食店の店長などバラエティに富んだ経歴の方が多いです。

前職が純粋な介護職の方のほうが少ないですね。

私も施設長をやってみて思うのですが、介護職としての技術的な能力より、リーダーシップやチームをまとめ上げるといった経験が大事なので、様々なバックグラウンドを持った人が採用されるのでしょう。

一つの施設の長として、その現場を任されるわけなので精神的なプレッシャーはあると思いますが、夜勤もなく現場の仕事があるわけではないので、体力的には余裕があります。

もちろん、働いていくからには介護について詳しく知っていかなければいけませんが、ビジネスとして介護事業を捉えることができる人のほうが適正があります。

管理職候補の採用枠で転職しよう

それでは、いきなり施設長になるにはどうしたらよいでしょう。

実は、介護の転職サイトにはすでにいきなり施設長を目指すキャリア枠が用意されていて、管理者候補といいます。

どの介護系転職サイトにも介護職員やケアマネジャーの他に管理職候補という採用枠があります。

マネジメント経験があるのであれば、その経験が評価されるはずです。

物怖じせず応募してみるのもいいと思いますよ。

まとめ

いかがでしたか。

介護職というのは、その気になれば体力の続く限りいつまでも働ける仕事です。

これからもっと介護職が不足していくと言われる時代。

何歳であろうと、介護職として働きたいと思っている人であれば、その門戸は広く開かれています。

まとめていきましょう。

  • 介護職は体力が続く限り何歳でも続けられる
  • 高齢でも参入でき、失業の心配はほぼない
  • 高齢で未経験の場合、デイサービスの介護職員がおすすめ
  • マネジメント経験がある場合、管理職候補に応募して転職しよう

働いて誰かの役に立つということは、自分にとっても生きがいになります。

それは何歳であろうと変わりません。

ぜひ、転職サイトを活用して介護職への転身を目指してみてください。