介護職パートの仕事内容を紹介!どんなスキルが生かせるか徹底解説

介護のパートってぶっちゃけどうなの?未経験からでも大丈夫?

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「経験やスキルはないけど、何か手に職をつけて働きたい!」

という方には、介護職がおすすめです。でも、介護の仕事って未経験でも大丈夫?…と思われるかもしれませんが、実は全く問題ありません。

むしろ介護職は未経験からスタートする人も多く、若い人だけでなく40代、50代と年齢を重ねてからスタートする方もたくさんいらっしゃいます。

今回はこれから介護職を始めたい方に、未経験からパートで介護職を始めた場合にどんな仕事をするのか、また確認しておきたい研修の有無について、未経験者におすすめの資格などをご紹介します。

目次

介護職のパートは未経験歓迎も多い

介護職専門の転職サイトを3社調べたところ、未経験で始められるパートの割合は以下の通りでした。

全案件 未経験可
A社 全6,317件中 未経験可1,888件
B社 全10,043件中 未経験可5,454件
C社 全7,847件中 未経験可3,846件

介護施設は人員不足が多いため、全ての施設で未経験者を迎えて育てるということはさすがにできません。

それでも30~50%もの施設が未経験者を採用しているため、これから介護職を始めたい方にも選択肢があります。

試しにパートから始める介護職も多い

「介護職に興味はあるけど、自分にできるかどうか不安…」という方は多く、試しにパートから始めてみる方もたくさんいらっしゃいます。

パートの場合、正社員と比較すると仕事の幅も責任も限られるため、とりあえず仕事に慣れてみるという意味ではちょうどいいかもしれません。

未経験からいきなり正社員は厳しい?

未経験者でも、パートではなく最初から正社員を目指すことも可能です。

こちらも介護職専門の転職サイトを3社調べたところ、以下の通りでした。

全案件 未経験可
A社 全12,705件中 未経験可2,809件
B社 全28,458件中 未経験可13,942件
C社 全15,412件中 未経験可3,691件

やはり正社員の場合は、パートよりもさらに未経験求人の割合が少ないようです。

ですが未経験から始められるものもあるので、給与や将来性を考えて正社員を選びたい方は挑戦してみても良いと思います。

介護助手や介護補助の職員導入には、国も積極的

介護助手・介護補助は、国も導入を後押ししています。

介護の現場は人手不足であることが多く、国としても人員確保をしたいのが本音。しかし有資格者のみを採用するとなると、なかなか人が集まりません。

そこで無資格者でも介護の補助業務を担当できるようにして、仕事をしながら介護を学んでもらい、将来的に資格を取得して活躍してもらいたいという狙いです。

資格や経験が無くても始められるので、介護に興味がある若年層だけでなく40代以上の方や、定年後の高齢層にも注目される働き方です。

介護職パートなら40代からでも未経験で働ける!

残念ながら今の日本では、40代以上の方が未経験で仕事を始めようと思ったときに、決して選択肢がたくさんあるとは言えません。

企業は基本的に長く働いてくれる若手を求めているため、40歳を超えると年齢で選考対象から外されてしまうことも少なくありません。

しかし介護の仕事なら、40代以上の方でも、そして経験がなかったとしても、充分に採用の可能性があります。実際に介護の現場は40代以上のスタッフが多く、子育てが落ち着いた40代以降で入職する人も少なくありません。

年齢に関係なく手に職を付けられますし、高齢化が進み続ける日本においてはまだまだ需要のある仕事です。決して簡単ではありませんが、この先長く働いていくことを考えると、オススメの仕事でしょう。

何より、仕事をしながら『介護職員初任者研修』や『実務者研修』、『介護福祉士』といった資格取得を目指すこともできます。資格があれば、たとえ他の職場に移ったとしても仕事に困ることもないでしょう。

介護の仕事に『始めるのが遅すぎる』ということはありません。40代からでも未経験で始められて、かつ将来性もある貴重な職種なので、ぜひ挑戦してみてください。

介護職パートはどんな仕事内容?

未経験からパートで介護職を始めた場合、どんな仕事をするのでしょうか。

実は介護の現場では、基本的には業務が分担されています。

入居者の方々に直接触れるような介護業務は、基本的に介護福祉士などの有資格者が担当。

資格を持たない方や経験が浅い方は、まずは『介護助手』のような役割を担います。

では具体的にはどんな仕事をしていくのでしょうか。いくつか代表的なものをご紹介します。

未経験者は先輩介護職の補助から

身体に触れる必要がある食事の介助や排せつ、入浴といった介護業務は、介護職員初任者研修(ヘルパー2級相当)以上の資格が必要と決められています。

補助業務では、これら以外の身体に触れない介護を担当します。

例えば介護中に必要な備品や介護用品を持ってきたり、食事の配膳や片付けを行ったり、利用者の衣服を洗濯したり。先輩の介護を様々な面でサポートします。

利用者とのコミュニケーション

利用者の話相手になったり、趣味活動の手伝いをしたり、一緒に歌を歌ったりといった、コミュニケーションを取ることも大切な仕事のひとつです。

また、認知症の利用者がいる場合はその見守りや対応も求められます。ただし身体に触れる必要がある場合は全て有資格者の介護士が対応します。

施設の掃除や雑務

共有部や個室、水回りなどの掃除も、介護補助の仕事です。

また備品管理や発注、点検、整理整頓なども行うことが多いようです。

介護の現場は慢性的な人手不足に直面しています。

こうした雑務を介護補助が担うことで、有資格者が介護業務に専念できる環境を作っているのです。

イベントの補助

レクリエーションやイベントは利用者の大きな楽しみです。

介護職は、利用者がイベントを楽しめるように企画したり進行を務めたりします。

パートの場合も当日仕事が任されることがあり、イベントを円滑に進めるために努力が必要です。

介護職パートのメリットを紹介

介護職パートには、働き方ややりがいにつながるメリットがあります。

ほかの仕事では味わえないものもあるため、業務への意識改善やスキルアップにつながることが考えられるでしょう。

プライベートや家事と両立した働き方が選べる

パートは、プライベートや家事と両立した働き方ができます。

介護施設は日帰りで通う通所型や、生活を送る住居型など多種の施設があります。

パートは24時間体制の施設でも夜勤を避けて働けるため、自分に合った働き方が可能です。

デイサービスを行っている施設は夜勤がなく、プライベートや家事との両立が叶うでしょう。

夜勤手当がもらえる夜間だけ働く夜勤専従という働き方もあるため、時短勤務でも高収入が得られる可能性もあります。

介護施設の利用者から感謝してもらえる

介護施設の利用者は高齢者が多く、身体的なハンデがあったり家族から離れて暮らす寂しさを感じる人もいます。

利用者にとって介護サービスで思いやりを感じた時は、感謝の気持ちが大きいでしょう。

感謝の言葉は介護士にとって仕事のやりがいにつながり、スキルアップや意識の改革ができます。

介護職のパートで大変なことは?

介護職のパートで大変なことには以下の5つがあります。

  • 身体介助は体に負担がかかる
  • 利用者から目が離せない
  • 人手不足で残業がある
  • 給料が低くボーナスや昇格がない
  • 働ける時間帯によっては求人が選べない

身体介助は体に負担がかかる

利用者が椅子やベッドから移動する際やトイレをする時は、身体介助が必要なことがあります。

補助は大人ひとりの身体を支える力が必要で、疲れてしまうこともあります。

介護度の高い人や体が大きい人を続けて介助すると、体に負担がかかることも珍しくありません。

利用者から目が離せない

介護サービスの利用者は高齢者が多く、身体機能が衰えている人が多数います。

目を離した時に転んだり事故が起きてしまう可能性があるので、常に注意が必要です。

パート勤務に慣れないうちは神経が張り詰めて、ストレスになる可能性があります。

人手不足で残業がある

介護施設は人手不足の所があり、受け持った業務が勤務時間内に終わらないことも考えられます。

引き継ぎのタイミングがうまくいかないと、残業せざるを得ない場合もあるので注意してください。

パートでも残業が必須な介護施設は、少なくありません。

パートは給料が低くボーナスや昇格がない

介護職に限ったことではありませんが、パートは正社員に比べると給料が低い傾向です。

パートの場合はボーナスや昇格がない介護施設がほとんどで、高収入を目指すことが難しいでしょう。

正社員と同じ仕事をしても給料が低いと、モチベーションの維持が難しい場合があります。

パートは働ける時間帯によっては求人が選べない

パートとして働ける時間が短かったり、時間帯が限られたりする場合は応募できる求人が少ない可能性があります。

希望するシフトの人気が高く応募者が多い場合は、経験者や有資格者が優先して採用されるでしょう。

勤務や施設など、働く条件を妥協しなければいけないことも視野に入れてください。

介護職パートの悩みと解決方法5つを紹介

介護職パートの悩みと解決方法を紹介します。

仕事に関わる悩みには、技術的なものや人間関係が原因のものがあります。

それぞれの解決方法をチェックしましょう。

1.身体介助に時間がかかる場合は介護技術を身につける

身体介助が大変だったり時間がかかる場合は、介護技術を勉強しましょう。

腰や肩を痛めないように体操を行い、スムーズに介護できるように日頃から対策を練ってください。
介護の負担を少なくするためのスキルは「ボディメカニクス」といいます。

負担の大きい仕事は複数のスタッフと協力して、お互いの体力を考えながら行うことがポイントです。

2.夜勤に備えて健康管理を見直す

夜勤が多いと生活スタイルが乱れ、体調を崩す介護職は多いようです。

夜勤はスタッフの人数が少なくトラブルが避けられないため、精神的な負担になる人もいるのではないでしょうか。

不安がある場合は、日頃から体調管理を見直しましょう。

夜勤自体が苦手な人は、デイサービスの施設やパートが夜勤に入らなくて良い職場への就職がおすすめです。

3.職員間の人間関係は仕事と割り切る

介護施設ではさまざまなスタッフが働いているため、対立が起こる可能性もあります。

人間関係にストレスを感じても、仕事と割り切って業務にあたると余計なストレスを感じにくくなります。

相手の意見を否定する考えはなくし、業務に必要な連携が取れれば十分です。

良い関係を築きたい人は、共通する話題をふったり仕事について相談することで、コミュニケーションをとりましょう。

4.職場や仕事で問題があったら上司に相談する

介護職パートは、職場環境に対する悩みが出る可能性があります。

残業や時給に関する勤務条件だけでなく、職場環境に対する問題は上司や経営者に相談してください。

ひとりだけで問題を伝えるよりも、仕事仲間を集めて意見をまとめてから交渉しましょう。

5.利用者との人間関係はコミュニケーションを重視する

利用者の中には心を開いてくれない高齢者もいます。

パートは時短勤務のため、忙しくて一人ひとり向き合うことが難しい可能性もあります。

相手の趣味や興味を把握し思いやる心を持つと、コミュニケーションが築けるでしょう。

相手の話をよく聞いて共感する姿勢をとると、利用者と話が弾むでしょう。

介護職パートが気を付けたい4つのこと

1.介護職パート未経験者には研修がある施設がおすすめ

未経験から介護の仕事を始める場合は、必ず研修がある介護施設を選びましょう。

研修にも色々な種類があり、研修制度を整えている会社は求人情報にその旨を書いています。

また求人に書かれていない場合は、直接問い合わせて研修内容を確認してみましょう。

ちなみに研修には大きく分けて2種類あり、外部研修と内部研修です。

外部研修の場合、資格取得のための講座などを会社負担で受講させてくれます。

特に介護の仕事にまず必要な『介護職員初任者研修』などは、会社負担で取得させてくれる場合が多いのでぜひ活用しましょう。

内部研修は企業によって異なりますが、介護の基礎知識を座学で教えてもらえたり、先輩や指導員のもとで実技を習ったり、その施設の理念勉強会があったりと様々です。また介護に関する勉強会を定期的に行っている施設もあるようです。

2.研修の一切ないブラック施設には要注意

中には研修を一切しないにも関わらず、未経験で介護職を迎えようとするブラックな施設もあります。

研修をするということは、それだけ教育費や人件費が掛かります。

このコストを抑えようとして研修を省き、いきなり現場へ配属。そして現場での先輩による指導だけに頼っているのです。

当然ながら現場の介護士たちも忙しく、新人育成に時間を割く余裕がありません。

ゆえに「先輩を見て覚えて」と放置型の育成になってしまうケースも散見され、その結果仕事をきちんと覚えられず退職につながってしまうこともあります。

応募する際は、未経験者向けの研修制度があるのか、また現場での先輩の指導体制がきちんと整っているのかを、企業側に確認しましょう。

無い場合や、研修の有無を濁された場合などはブラックな可能性もありますので、応募しないほうがベターです。

3.未経験で不安ならまずは初任者研修を取得しよう

介護の仕事を未経験から始めるにあたって、きっと不安もあるはずです。

利用者の安全を守る仕事ですし、場合によっては命に係わるようなこともあるでしょう。

もし不安が大きい場合は、入職前に『介護職員初任者研修』を取得すると良いかもしれません。

介護職員初任者研修は基礎的なスキルが必須

『介護職員初任者研修』とは、介護の資格において最も基本的なもの。

利用者の身体に直接触れるような介護をする場合は、最低限この資格が必要になります。

2013年に廃止になった『ホームヘルパー』2級相当の資格です。

介護福祉士などは国家資格なので、実務の他、かなりの勉強をしなければ合格できませんが、『介護職員初任者研修』は取得のハードルが低いため、未経験の方でも充分に取得可能です。

取得のためには130時間の研修の中で介護の基礎知識や倫理、実務についてを学び、その後試験を受けます。

試験といっても受験者を振り落とすための試験ではなく、あくまで研修で学んだことを確認する程度です。

真面目に研修を受けていれば問題なく通過できるでしょう。

4.夜勤はある程度実務に慣れてからにしよう

デイサービスなどではなく入居型の施設の場合は、夜勤があります。

介護士だけでなく介護助手も夜勤を担当することがありますが、もし夜勤に入るのなら、ある程度実務に慣れて不安を無くしてからにしましょう。

夜勤は日中よりもスタッフが少なくなります。

何もなければ問題ありませんが、利用者にもしものことがあったり、トラブルが発生したりという場合は、少ない人数で迅速に対応する必要があります。

介護に関するノウハウや判断力なども必要になるため、経験が浅いうちは不安も大きいでしょう。

入職直後でまだ慣れていないスタッフに夜勤を任せることはないと思いますが、人手不足などを理由に夜勤を入れられることがあるかもしれません。

少しでも不安がある場合は、遠慮なくその旨を伝えて断っても構いません。

利用者の安全にかかわることなので、断ることも責任ある判断です。

介護職パートは未経験者も挑戦しやすい仕事

介護職は人手不足が進み、未経験者も挑戦しやすい仕事です。

仕事へのまじめな姿勢とスキルアップの意思があれば、介護スタッフとして活躍できるでしょう。

未経験者は介護への知識とスキルを身に付けて、介助や夜勤で体調を崩さないように工夫してください。

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