薬剤師で地方に転職ってあり?地方・Uターン転職のメリット・デメリット

薬剤師の地方転職

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薬剤師の方であれば、「地方の薬剤師は待遇がとてもいい」という話を聞いたことがあるのは、1度や2度ではないはずです。

実際に薬剤師の転職サイトなどを眺めていると、年収700万円〜の求人が結構普通に出ていたりします。

でも中には、「なんで地方の薬剤師はあんなに給料がいいのか」、「地方で働いて見たいけど、実際どうなのだろうか・・・」と考えている人は多いのではないかと思います。

そこで今回は地方の薬剤師はなぜ給料がいいのかといったことから、地方転職のメリットやデメリットまで、薬剤師の地方転職は実際どうなのかについてご紹介していきます。

なぜ地方の薬剤師は高待遇なのか

ではまず、なぜ地方の薬剤師は高待遇なのかについてです。

  1. 地方で薬剤師の資格を持っている人が単純に少ないから
  2. 薬剤師が長く働ける環境が整っていないから

理由としては上記2つが挙げられます。地方での薬剤師不足は前から指摘されていることで、都市部では薬剤師は需要に対して供給が多すぎる状態であるのに対し、地方では圧倒的に供給が足りていません。

そのため当然、都市部では薬剤師の給料はそこまで高くなく、地方では給料が高くなるといった状況が起きています。

また薬剤師の人数自体が少ないことによって、薬剤師1人にかかる負担が非常に大きく、長時間労働を強いられたり、時間時間は少なくとも激務であったりと、薬剤師が働きにくい状況が揃ってしまっています。

こうしたことから、離職する人が多いことも地方薬剤師が高待遇である理由として考えられます。

地方薬剤師の年収は基本的に600万円以上

なぜ地方薬剤師が高待遇であるか分かったところですが、やはり高待遇と言ってもどのくらいの年収が相場なのかは知っておきたいところですよね。

一般的に地方薬剤師の年収は、地域によりますがだいたい600万円以上が多い印象です。

都市部では600万円以上の求人が15%以上であるのに対し、地方では35%以上が600万円以上となっています。

また、基本的に600万円以上であることに加えて、住宅の借り上げがついたり、プラスアルファ何かつくというのがよくあるパターンです。

場合によっては、冷蔵庫やテレビなどの家具や引っ越し費用まで負担してくれる求人もあったりして、もう至れり尽くせりな待遇のところが多いのです。

地方でも都市部であれば、人口が結構いるのでそのような傾向になることは少ないのですが、山奥の方で田舎に近づけば近づくほど、年収が高くなる傾向にあります。

現に東京の西の方であれば、同様に高収入案件になりやすいです。

薬剤師が地方に転職する際の注意点や心がけておくポイントって?

では次に薬剤師が地方で転職する際の注意点についてです。

単に収入が高いから!といった理由で地方に転職してしまうと、自分が思い描いていたような職場ではなかったりして、すぐに都市に戻ってきてしまう方も少なくないです。

そのため、実際にどんなところに注意して地方へ転職したらいいのかしっかり抑えておきましょう。

1. 職場や生活環境はどのようなところなのか調べる

まず、職場や生活環境はどのようなところなのか調べることが非常に重要です。

特に僻地で働く場合には、求人票の条件の欄に「車1台支給・住宅完備」などと書いてあることが多いです。

住宅も車も無料でもらえるなんてラッキー!と思うかもしれませんが、よく考えて見てください。

住宅も決められていて、車ももらえるということは、逆に考えると、「住んでいるところから、車を使わなくては通勤することのできない困難な場所」と考えることも出来ます。

そのため、実際に暮らす土地はどんなところなのか、また近隣にスーパーはあるのか、など生活するエリアをあらかじめ地図で確認しておくことが重要です。

2. 給与は求人票通りなのか調べる

次に給与についてです。求人票には、「650万円〜」と書いてあっても、詳細の欄に「経験により優遇」など書いてあることが多く、実際には600万円も貰えなかったりすることが非常に多いです。

その場合は、薬剤師の転職サイトを利用しているのであれば、エージェントにしっかりと質問しておくことが重要です。

予め確認しておくことで、転職後にトラブルが起きてしまうことを防ぎましょう。

3. 求人の内容で不利な点はないのか調べる

不利な点というのは具体的に言うと、勤務体制が薬剤師2人とかであったり、雇用形態が複雑だったり、交通費負担と書いてあるのに本当は3ヶ月だけだったなど、自分にとって不利な労働条件はないのかについてです。

この点をしっかり確認しておかないと、これも転職後に雇用者側と争わなくてはならないので、予め調べておきましょう。

僻地などに務める場合は、3ヶ月くらいの短期の求人も非常に多いです。

短期のものであれば、自分と合わないと思ったときにすぐに転職することが可能ですが、いきなり長期雇用で務めるとなると、途中で嫌になったときにやめられません。

そのため都市部で働いていて、地方で働いて見たいと言う方はまずは短期間の勤務を経験してみることをお勧めします。

薬剤師が地方に転職する際の心がけておくポイント

1. その土地に友人を作る

転職した直後は知らない土地に行くわけなので、友人や知り合いなどが居なくて心細いものです。

仕事以外で話したり、遊んだりする相手がいないのは非常に寂しく、ホームシックになってしまいがちです。

ストレスを貯めないためにも、地域のコミュニティやサークルを紹介してもらって、友達を作ることをお勧めします。

2. その土地の文化を受け入れる

仕事をするようになれば、その土地の文化や方言に迷うことが多々あると思います。

特に少子高齢化が進んでいる日本においては、僻地であればあるほど、訛りが強いお年寄りの方が多く来局するはずです。

そういったときにしっかりとこちらが理解してあげることで、相手に安心感を与えることが出来るので、積極的にその土地の文化を受け入れていくことが重要です。

3. 人間関係を軽んじない

地方の人は意外と閉鎖的であることも多いです。

そのため基本的によそ者扱いされることが多く、警戒されることもあります。

その土地の人と馴染むには、人間関係を軽んじることなく、1日でも早く信頼関係を築いて行くことが重要です。

薬剤師が地方転職するメリット・デメリット

ここでは、薬剤師が地方に転職する際のメリット・デメリットについてご紹介します。

地方で働くことに興味のある薬剤師さんは是非とも、メリットとデメリットの両方を加味した上で考えてみてくださいね。

メリット

① 就業先や自治体から手厚い支援を受けることが出来る

地方就職の大きなメリットとしては、やはりこれが挙げられますよね。

就業先が引っ越し費用や家賃、交通費などをほぼ全額負担してくれるところが多く、自治体によっては住宅手当や保証金が出たりと様々な支援を受けることが出来ます。

給料が高い上に生活のコストが非常に安いので、自然とお金が貯まっていきます。

② 自然に囲まれて暮らすことが出来る

地域によりますが、薬剤師の求人が高待遇なのは人がいないからであり、そういったエリアには当然、自然が近いです。

離島などの島であれば、ダイビングや釣りを楽しむことが出来ますし、山奥であればキャンプや登山などもすること出来るので、こういった自然に囲まれて暮らしたいという理由で地方に転職する人は非常に多いです。

③ 地域貢献ができる

地方には、確かに薬局の数は少ないですが、時間や仕事に追われて暮らすといったことがありません。

そのため、患者さん1人1人と直接関わっていけるというやりがい、喜びを感じることができる点もメリットです。

地方では、在宅医療・訪問医療を積極的に行ってくれる人も多いのが特徴なので、薬剤師として人に感謝されるという喜びを感じることが出来ます。

デメリット

① 交通の弁が悪い

電車で通勤することは基本的にないので、車での移動は必須になるでしょう。

しかし、スーパーやコンビニまで歩いていけることは少ないですし、生活面でも使うことが多いので、この点はあまりデメリットではないのかもしれませんが、免許を持っていない人は通勤すらすることが出来ないので、必ず免許を取ってから転職することをお勧めします。

② 娯楽施設は少ない

田舎なので当たり前ですが、娯楽施設は非常に少ないです。

特に僻地に就職する場合は、テーマパークや商業施設などは近くにないので、車で移動することになると思います。

ただ田舎ならではの遊び方としてキャンプや釣りなどはいつでもすることが出来ますし、お金もあまりかからないので、転職先で新しい趣味を見つけてみるのもオススメです。

③ ご近所付き合いなどの人間関係

ご近所付き合いを面倒だと感じる方は多いのではないでしょうか。

しかし、地方で就職するのであればご近所付き合いは必須であるといっても過言ではありません。

ただ地域の方と仲良くなっておくことで、毎日野菜や食べ物などを届けてくれたりするようにもなるので、ご近所さんと仲良くなって早く土地になれることをお勧めします。

地方求人が多い薬剤師転職サイトは?

今回は、地方で薬剤師になりたい!と考えている人に向けて、薬剤師の地方転職についてご紹介してきました。

薬剤師の転職を考えるのであれば、転職サイトへの登録は必須です。

そんな時は地方求人が比較的多く、薬剤師の転職に特化している「薬キャリ」がお勧めです!地方への転職を考えている方は、まずは「薬キャリ」に登録して、求人を見てみることから始めましょう!

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