キャリアアップの為に転職をし、営業職として年収をアップしたいと考えたことのある人はいらっしゃいますか?
転職を考えるタイミングとして、現在の会社では「年収の限界を感じた」「やりがいを感じなくなった」「会社の方針、理念に沿って働く意識が無くなってしまった」「仕事は好きだが人間関係に悩まされている」「自分の身に付けた営業力を別のサービスでも通用するのかを試したい」など、理由は様々あるかと思います。
そこで、転職することで年収アップをしたい人の特徴はなんであるか、どんな人が成功を収めることができるのか、また転職に向かない人とはどんな人であるかについて解説していきます。
目次
転職して年収がアップする営業職はどんな人なのか
あなたは、転職をきっかけに収入をアップできたことはありますか?
実際は、転職をすることで年収をアップさせるのは、簡単なことではありませんよね。
しかし、実績と年数を重ねることで、より年収の高い仕事に転職できたという体験談を持っている方は多くいます。
では、実際にどんな特徴を持った人が転職を成功させるのでしょうか?
営業職における、その特徴を能力的なものから人間性に関わることなど、幅広く10個ほどご紹介します。
① 雑談力が高い
雑談とは、中身のない会話のことを指します。
その雑談の能力が高ければ高いほど、接しやすい人、話しやすい人という印象を持たれます。
例えば、とある晴れの日、相手に「今日は天気がいいですね」と言われたらあなたはどう返しますか?
雑談力のない人ですと、「そうですね」で終わってしまいます。
しかし、雑談力のある人は「天気良いですよね!朝カーテンを開けたら気持ちよくて5分ほど太陽の光を浴びていました」などと返します。
相手に投げられた1つの話題を2つ以上に広げることができます。
思わず相手は「5分も浴びていたんですね!」とリアクションを取ってしまいそうですよね。
この雑談は、1~3分程で完結する内容がちょうどよく、この雑談をいくつか行っていくことで相手との友好関係を築くことができます。
② コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力は、営業職においてとても重要な項目です。
ここでいうコミュニケーション能力とは、会話やボディーランゲージを含む、体全体で会話ができる人のことを能力が高いと考えます。
① の雑談力も含まれますが、コミュニケーション能力は表情、会話の間なども含みます。
臨機応変な表情、言葉選び、話し方、それらを自らコントロールできる人がコミュニケーション能力の高い人であり、営業職で成功する人の特徴と言えるでしょう。
③ユーモアやセンスがある
時に会話の中で冗談を言える人が上司や取引先のお客様に好かれている印象はありませんか?
営業職の仕事の対象は人です。
面白い人を嫌う人はそうそういませんよね。
仕事の会話は真面目なものになりがちですが、そんな中でも軽いジャブのような冗談が言える人は、その商談をまとめる力を持っていると言えます。
④聞き上手である
自分の話を快く聞いてくれる人がいると気持ちが満たされる。そんな経験はありませんか?
人は自分の話をしたがるものです。
ですが営業職を仕事にするうえで、聞き上手であることはとても大切です。
お客様の家族、趣味の話を聞き流すようでは仕事になりません。
相手の話を親身になって聞き、次にお会いした際にその会話を覚えていて、自ら会話を切り出すぐらいの聞き上手さがあるともっと良いでしょう。
⑤ニーズに合わせた提案力がある
サービスを提供する営業職では、お客様の要望やニーズに最大限、答えるのが仕事です。
ただ、自分の売りたい商品を売るのではなく、相手のニーズを合わせた提案ができる能力が求められます。
お客様を満足させる意識を常に持ち、自社とお客様がwin-winの関係になれる提案ができる人は、転職しても年収アップのきっかけを掴むことでしょう。
⑥顧客対応が丁寧で、礼儀正しい
マナーがしっかりしている人には好感が持てますよね。
お客様に対して失礼な態度や言葉遣いをしてしまう人は営業職に限らず、社会人として居場所を失う危険性があります。
接していて、相手が気持ち良いと感じてもらえるレベルの丁寧さを常に意識することが大切です。
⑦謙虚さを持ち合わせている
お客様との会話の中で、常に謙虚で物腰の柔らかい人は信頼されます。
また成功者と言われる人たちは謙虚であるという特徴があります。
自分の成し遂げたエピソードを自慢せず、「まだまだ勉強不足です」などと謙虚な姿勢を見せることができる人は、人に優しく、自分に厳しくできる人でしょう。
⑧期限や約束を守る
期限や約束を守ることは、当たり前のように聞こえますが、悲しいことに約束を守れない人は世の中にはたくさんいます。
その中でも期限や約束を守り、期限のある仕事はできるだけ余裕を持って終わらせられるぐらいのスタンスで働くことができるとより良いでしょう。
仕事のできる営業職の人は必ず約束を守る責任感のある人たちです。
⑨数字意識が高い
転職で年収をアップできる人は、自身の売り上げ目標を数字化し、それに対してストイックに取り組める特徴があります。
また、お客様にサービスを提案する際も数字を明確にした状態で話を進めていきます。
その結果、相手は具体的なイメージを持ち、契約に結び付けることができます。
⑩職場付き合いが上手
営業職は、人を相手にする仕事であるため、会社内の人間関係が良好ではない人が顧客と良い関係を築くのは非常に困難です。
職場での人間関係に注力し、働きやすい職場環境を構築し、お客様にも自分の職場が素敵だと知ってもらえることも会社としての信用に繋がります。
職場付き合いが良く、自ら職場環境を良いものに作っていける人も、転職を成功する人の特徴と言えます。
転職すべきでない営業職とはどんな人なのか
先ほどまでは、転職して年収がアップする営業職はどんな人なのか、その特徴についてお話をしました。
成功する人の特徴から学べることは多くありました。
また、失敗する人の特徴から学べることも沢山あります。
そこで今度は、どんな人が営業職の転職に失敗してしまうのかについて解説していきたいと思います。
① コミュニケーション能力が低い
成功する人の特徴にはコミュニケーション能力が高いという項目がありました。
ではここでいうコミュニケーション能力が低いとはどういったことであるかをお話します。
一言でいうと「空気の読めない人」です。
というのも、コミュニケーション能力が低い人の特徴として「相手の表情が読み取れない」「会話の意図が理解できない」「どんな話をすればいいのか分からない」などが挙げられます。
これらが分からないと、突然変な話をしてしまったり、相手の嫌がる話題を出してしまったりと円滑に会話を進めることができなくなります。
話が苦手だなと思われる方は、あらかじめに聞く内容を決めておくのをおススメいたします。
例えば、「最低限3つのこと(例えば、趣味・好きな食べ物・出身地)は聞こう」と考えておくのです。
そして、自分の頭の中で予行演習をするのです。
この質問を投げかけたら、相手はこう答えるだろう、といったように頭の中で準備をし、あとは、いろんな人相手に実演してみて修正していけばよいでしょう。
②自意識過剰
簡単に言うと「プライドの高い人」です。
プライドが高いため、起こる弊害は多くあります。
営業職として、売り上げを上げるのが目的ですが、「相手に頭を下げてまで契約を取りたくない」という感情や「自分の提案は完璧だから、これで納得すするだろう」など、お客様を見下した視点で物事を考えてしまいます。
どうしてもそのような感情を持っていると、態度や表情にも表れ、相手に不快な思いをさせると同時に、信用は得られなくなります。
営業職としては致命的になるでしょう。
自分の行動で相手がどう喜ぶのかを考えるのが重要になって参ります。
② 褒めるのが苦手
相手の良いところを素直に褒められるかどうかにも、人間性が現れます。
コミュニケーション能力が低いことや、プライドが高いことも関係してきます。
営業職として活躍されている人は、人を褒める能力に長けています。
お客様のしている時計を褒めたり、スーツ、鞄等を素直に褒めたりすることができるからです。
何か自分に関係があるものを褒められるのは嬉しいですよね。良い気持ちになります。
褒めることができない人は、相手に「この人何を考えているかわかりづらい」と思われがちです。
感情を表に出す分かりやすい行動の1つが、褒めるという行為なのです。
③ 自信がない
これは自分に自信がないことはもちろん、自社のサービスに対しても自信を持てないといった2つのパターンがあります。
自分に自信がなければ、相手に信頼してもらうことは難しく、話し方にも自信のなさは伝わります。
サービスに自信が持てないことも、提案をする際に、言葉に説得力を持たなくなり、契約に持っていくことは困難になるでしょう。
自信が持てない理由の一つに、製品のことを熟知していないということがあります。
その製品や商品を用いることでどのようなメリットをもたらすことができるのかをクライアントに合わせて考えることができれば、自信も出てきます。
そのためにも、社内でのロープレを積極的に行い、自分の欠点と向き合っていきましょう。
また、自信は後天的に付いてくるものなので、まずは根拠がなくとも自信を持つことから始めてみるのもよいでしょう。
④ 自分の話が好き
お客様の話を聞くよりも、自分の話をするのが好きで、ずっと喋ってしまうことです。
相手のニーズを引き出すのが仕事であるにも関わらず、自分の話が中心になり相手を知ることができずに終わってしまいます。
自分は、話ができて気持ちが良いかもしれませんが、相手はどんな感情を抱いているのかは想像が付きますよね。
「あの人は本当に営業の人なのだろうか」と不信感を抱かれないよう、自分中心にならず、相手の話を聞くように意識しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
営業職と言っても営業する人によって様々なタイプの人が存在します。
今回ご紹介した内容は一部であり、全てではありません。
ただ、私が出会った尊敬できる営業職の人たちには共通している点が多くありました。
転職をして年収アップする営業職は、上記に挙げた10個の項目は必須であると言えます。
たとえ、全てを持ち合わせていなくても、何か突出した能力が1つあるのもまた魅力の1つですよね。
自分の武器が何なのか、その武器をどう使えばよいのか、そして、その鍛錬を怠らなかった人に栄光や賞賛が与えられることでしょう。
何か参考になるものがあれば、ぜひ実践してみて下さい。
この記事を参考にして頂き、年収UPして頂ければと思います。