保険の営業へ転職するなら?向いている人と後悔する人の特徴

保険の営業

日本に約40社存在している保険会社は、市場規模約40兆円、日本の市場ランキング5位(年によって変動あり)に位置しています。

その市場を支えているのが、保険会社で「営業」を仕事にしている人たちです。

今回は、そんな保険の営業に転職を視野に入れる際に知っておくと良いポイントや向いている人、後悔する人の特徴などをお話ししていきます。

保険代理店の営業はどんな仕事なのか

保険代理店の営業とは、保険会社から業務委託を受け、代わりに保険商品を販売する人や企業などを指します。

通常、保険会社から直接契約した際に受ける、アフターフォロー(業界用語では保全と言います)をするのも代理店の業務に含まれます。

保険代理店には、一つの会社のみから業務委託を受けている人もいれば、複数の会社の商品を扱う人もいます。「一社専属」や「乗合代理店」と呼びます。

銀行などの消費者金融や郵便局で、保険についてのポスターを見たことはありませんか?

近年では、銀行などが保険会社から業務委託を受け、商品を販売する窓口になっていることがあります。

実際に保険代理店の営業がどんな仕事であるかというと以下の3つが存在しています。

法人営業

1つ目は、法人に向けた営業を行う法人営業(ホールセール分野と呼ぶ企業もあります)です。

この営業の特徴はお客様が企業や団体になるというところです。

企業がお客様になる法人営業は、基本的に一般の方が勤務されている時間での営業が多くなるため、残業は比較的少ないとされています。

勤務時は、企業に対し、電話やメールでのアポ取りや商談後の対応などを行います。

アポを組んだ後、相手企業に足を運び、商品の紹介を行い、契約やアフターフォローなどが業務となります。

法人が相手であることから、1つの契約が大きなものになります。

そのため、一般的なマナーやコミュニケーション能力は必ず求められるでしょう。

個人営業

2つ目に個人に向けた営業を行う個人営業(リーテイル分野と呼ぶ企業もあります)です。

お客様は個人が主になり、企業によっては中小企業に対しても個人営業と呼ぶところもあります。

個人のお客様を相手にするため、出勤時間外でのお客様対応が入ることは避けて通れなくなるため、結果的に残業をすることになります。

一般的に保険の営業が激務であるイメージを持たれやすいのはこれが原因でしょう。

勤務時は、主にお客様の新規開拓を行うことと、保険加入者に対してのアフターケアを行います。

自社の保険商品をただ提案するのではなく、顧客毎の金額や加入したいプランなどの要望を元に、その人に合った商品を提供することになります。

それをきっかけに新しい商品の開発に繋がるケースもあるようです。

1つ1つの契約は、さほど大きなものにはなりにくいですが、1人1人の人生に向き合いながら仕事ができる分、人が好き、話をするのが好きな方にはやりがいがあり、またそういった人材を求められるでしょう。

代理店営業

3つ目に保険代理店になってくれる法人や個人に営業をする代理店営業です。

代理店営業は、直接お客様に代理店として営業をしてくれる法人や個人に営業を行い、より自社の保険商品を販売する幅を広げる役割を担っています。

先ほど少し触れた銀行や消費者金融、郵便局などで保険が販売できるように営業をかけた人たちが代理店営業にあたります。

新規開拓はもちろんのこと、どのように保険商品を販売していくのかを指導するのも役割の1つです。

保険会社の営業の年収はどれくらいか

仕事をしていく上で、誰しもが気になるのが年収です。

収入の金額によって、モチベーション、やりがいを感じるレベルが変動するといっても過言ではありません。

それでは、実際に保険の営業を職業としている人たちはどのくらいの年収をもらっているのでしょうか。

平均年収

先ずは保険会社で働いている人たちの平均年収を見てみましょう。

とある職業別年収ランキングでは77/129位の402.2万円と発表されています。

月収にすると約30万円、賞与の平均は約50万円と調査結果が出ています。

これは平均であって、中には1000万円を超える年収を稼いでいる人もいらっしゃいます。

なぜこんなにも稼いでいるのか?

それは、インセンティブ(成果報酬)の制度が組み込まれているからなのです。

一般的に保険会社に入社してから1,2年の間は、15~20万円程度の基本給がもらえます。

営業をしていく中で、目標売上が存在しますが、入社したばかりで経験の浅い人に対しては一定額の固定額が支給されるようになっています。

それ以降は、どの企業も半年間や1年間の契約件数や売上目標の達成の有無などによって、基本給や賞与の金額が確定します。

少ない人は基本給が5~10万円程度であり、上限が決まっていない企業も存在します。

その基本給で交通費や営業の際にかかる諸費用などの経費を自己負担するのが、一般的です。

それ以上の収入を望むには保険の商品を販売し、成果報酬を手にいれるしかありません。

インセンティブの存在

保険の営業を仕事にしている人たちの主な収入を支えているのが、インセンティブです。

成果報酬という意味を持ち、文字通り、契約や目標売上をクリアしているかどうかによって基本給にプラスされて支給される給与になります。

契約が成立し、お客様が継続的に保険に加入し続けることで、お客様が支払っている保険料の一部が手数料として収入に反映されます。

営業をする際に、「すぐに解約していいから」という言葉で契約を取っていては、後に苦しむことになるかもしれません。

キャリアを重ねている人の収入は高い

保険代理店募集の求人広告を調べてみるとわかるように、記載されている年収はピンからキリまであります。

その中でもキャリアを重ねている人は、入社直後の年収が高くなります。

経験6年以上の方の入社時の年収が1000万円を超えることもあります。

長い目で見て、経験を積むことで年収を大幅に上げることのできる可能性を秘めているのが保険の営業という仕事といえるでしょう。

保険の営業は激務なのか

保険の営業は激務であるというイメージを持たれる方は、多くいるのではないでしょうか。日々のアポや雑務、会社での資料作成などの業務、それらすべてをこなしていると朝から夜までせわしなく働いているイメージを持たれます。

激務のイメージを持たれるのは、先述したように、個人営業の方たちであると思われます。

手前の項目でも触れましたが、通常の勤務時間外に個人のお客様とのアポがあったり、新規開拓のために夜に開催されている異業種交流会やパーティーに出席したり、結果的に残業をすることが多くあります。

また、休日にお客様の希望によりアポが組まれることもあるため、休日出勤をしなくてはいけないこともあります。

その結果、激務になってしまう人が出てきてしまうのが現状です。

ただ、スケジュール管理も仕事の1つです。

自分でアポの日程をある程度コントロールできますし、契約を取ってくるまでの流れがスムーズに行えるようになってくれば、時間を切り詰めて仕事をする必要もなくなるでしょう。

保険の営業はどんな人におすすめか

仕事には向き不向きがありますよね。

では、保険の営業はどんな人におすすめか、その特徴はどんなものであるか、また後悔する可能性のある人の共通点についてお話ししていきます。

コミュニケーション能力が高い

法人や個人を相手に営業をする仕事ですが、話をする相手は常に対人です。

商品の販売だけを目的にお客様と会話をするだけでは、契約は獲得できません。

コミュニケーション能力が高く、雑談や日常会話ができ、結果的に相手の気持ちを動かせる程の能力がある方にはお勧めといえます。

相手の要望やニーズを満足に聞き出すことができ、それにあった商品の提案や臨機応変に対応できる能力があると、よりお勧めです。

人が好き

人が好きであること、これは保険の営業をするにあたりとても重要なことです。

人に会い、お話をする時間を大切にすることができ、会話のキャッチボールが確実にできる人には向いている職業といえるでしょう。

たとえ、お客様といえども、交友関係が良好になるとプライベートでの食事やお互いの趣味に関心を持ち遊びに出かける人もいるほどです。

それも他人と時間を共にすることが好きであるからこそできることです。

相手の立場で考えられる

保険の商品を販売するうえで、会社が売りたいものはもちろんあると思いますが、主軸はお客様です。

相手の立場で物事を考え、要望、ニーズを本音から聞き出し、本気でお客様のお力になりたい、最適な商品はなんであるかを考えられる人にはやりがいを感じられる仕事になるでしょう。

また、契約後にはアフターフォローをします。

契約後に不明な点はあるのか、また実際に毎月保険料の支払いをしているが、金額面で厳しくなってしまったお客様や保険内容の見直しをしたいお客様のフォローをする際も相手の立場で考えることができれば、相手の喜ぶ選択を迷わずできることでしょう。

保険でよくあることの中に、他社の保険への切り替えも存在します。

なぜ他社に切り替えるかというと担当の人が信用できない、金額が高い、アフターフォローを満足にしてくれないなど理由は様々です。

金銭が関わる仕事である以上、信頼関係が非常に大切になります。

信頼関係が構築できていれば、簡単に他社に切り替える人はいないでしょう。

その点において、相手の立場で考えることができる人は、信頼を確実に築いていくために必要な能力を備えています。

後悔する人

後悔してしまう人の特徴として、多趣味であり、趣味の時間の優先順位が高い位置に置いている人です。

時に、お客様メインにスケジュールを組むことがある職業であるため、自分の時間が満足に確保できないことがストレスに感じる人は後悔し、結果的に転職をしてしまいます。

また、人と話すのが好きではない、そういった人は後悔する結果になり、仕事そのものがストレスになるため向いておりません。

保険の営業は未経験でも転職できるのか

未経験でも転職は可能です。

営業というのは経験があった方が良いのはもちろんです。

営業という仕事を経験することは、自身の成長に繋がり人を育てる職種のため、業界的には、未経験の人材を求めていることが多く、入社後はしっかりと上司による指導を受けられます。

未経験であっても怖がらず、やってみたい意思がある人には、ぜひ挑戦してみてほしい職業です。

未経験でも営業に転職できる?営業職への転職のポイント

保険の営業を通して…

保険の営業について解説してきましたが、販売している商品は、自身の身に何か予期せぬことが起きた際に備えるためのものです。

その備えがあるからこそ自身や周りの人を救う手助けにもなります。

人の人生に関わる仕事をすることは素敵なことで、尊敬されるやりがいのある職業です。

この記事を読んでいただき、職業の理解と自分に向いているかどうかが判断できたかと思います。

今後の人生の選択の参考になれば幸いです。

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