20代の妻子持ちは転職で不利になるのか?どんな会社を選ぶべき?

20代の妻子持ち

20代で妻子持ちは転職で不利になるのかな?

独身の方が無理ができると思われるのかな?

いまどき、結婚している人の方が少ないというけれど、転職で不利になる理由が分からない。

不安ですよね。

その不安な気持ち、よく分かります。

20代の妻子持ちは転職で不利になるのでしょうか?

今回は具体的な事例を紹介しながら、20代の妻子持ちの方についての、転職活動の成功方法をお伝えいたします。

少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。

20代で妻子がいると転職で不利になってしまうのか

20代で妻子がいて転職に不利になることは日系企業ではあり得ません。

20代で妻子がいることは人事から見れば大変立派なことです。

どこに出ても恥ずかしくない人材と言えます。

私も20代で結婚して子供もいますが、こんなことをよく経営者から言われていました。

「人事たるもの、嫁もいて子供もいて初めて社員の家庭のことが理解できる想像力がつく。嫁と子供がいないから人事失格というわけではなく、経験として妻子がいなければ妻子がいる人の大変さを体感できないから、人事としては貧弱と言える。良い発想も生まれない。社員からも舐められる。ろくなことは無い。」

殆どの経営者が家族持ちを歓迎します。

理由は頑張るからです。

妻と子供がいれば、歯を食いしばってでも仕事をしなければなりません。

上場企業でも、管理職に登用対象者を選別するときに、こんなことを言っている人事部長の方がいらっしゃいました。

「まだ結婚してへんのか。管理職は無理やな。部下に子供おる人の気持ちが分からんと滅茶苦茶しよるで。あいつはまだあかん。今回の管理職登用は、見送りや。」

少し極端な事例かつ大問題な発言かも知れませんが、妻子持ちが不利になることはあり得ません。

企業は大歓迎です。

上場企業での人事部長の偽らざる本音といったところです。

家庭が転職に影響を与えるのか

家庭を持たれている方には手厚くするというのが人事としては基本です。

いい影響と悪い影響の具体例を挙げます。

転職にいい影響を与えるケース

家庭を持っていると、転職の際に給料アップ交渉をしやすいです。

人事は家族持ちの方に非常に弱いです。

本人が言いだすではなく、妻に給与がこれでは転職が許可されないと言われれば、どうしても欲しい人材ならば企業も無理をします。

給料も入社時に扶養手当を無理矢理でも付けたり、子女教育手当や住居手当をつけたりとなんとか優遇しようとします。

家族手当などをいまでも残している会社などでは、特にその傾向にあります。

もしも優秀な転職希望者が面接に来てくれて、妻子持ちであればその本人の人生だけでなく、その家族の人生も左右してしまいます。

少しでも金銭的に困らない様にと考えるのが日系企業の人事です。

人事という仕事柄、他の会社の経営者の方たちともよく懇談会に行きますが、このような考え方をしている企業もあります。

「家庭が壊れてしまうような働き方を、私は、社員には絶対にさせない。私が会社を起こしたときには妻と子供に寂しい思いをさせてしまった。だからこそ、社員にはそうさせたくない。家族あってこその仕事やからね」

この会社は、テレビに取り上げられるような特殊な技術を持ったメーカーですが、子供が一人生まれたら100万円支給し、さらには、三か月の休暇を付与しています。

また中途採用者であっても、県外からの転居が伴う場合でも、必ず妻と子供に帯同してきてもらえるように家族社宅も完備しています。

規模こそ町工場ですが、給与と福利厚生は上場企業に引けを取りません。

それだけの技術力と製品製造能力を持った精密機器メーカーです。

少子高齢化社会だからこそ、家族に手厚い会社が生き残ります。

伸びしろは抜群の企業です。

転職に悪い影響を与えるケース

悪い影響としては、転職の際に妻の理解を得られずに内定辞退されたりしないかという点が、懸念点として浮かびます。

もう一つ不利になるパターンとしては、募集人数が1名だけの求人で、地方に本社のある企業で、東京などに支店を持っており、最初は本配属の部署に配属される前に勉強のために東京支店へ研修へいくことになるような中途採用者教育計画を持つ企業などの場合です。

家族を帯同させる必要が研修期間中から出てきてしまうので、遠慮して内定を独身者に出してしまう場合もあります。

地方の一配属先だけで仕事をするような企業であれば問題は起きませんが、このように入社直後に異動が伴うような企業であれば、入社時に選考で不利になることは十分にあり得ます。

家庭のある20代はどんな業界・会社へ転職すべきか

業界柄というものもありますが、家族への配慮がされやすいのは製造業をはじめとした自分たちでオリジナル製品を製造しているメーカーです。

製造している製品の値段が高く、利益の大きいメーカーが良いです。

社風ものんびりとしていますし、売れば大きく儲かるので、セカセカしていません。

また、出来れば女性社員の多い企業が配慮をされやすい業界です。

古くからある創業50年を超える大手メーカーは年間休日数も多く、全体主義や家族主義がいまだに残っています。

女性の多いメーカーであれば、家族がいることの大変さなども理解していますので、入社後も働きやすい傾向にあります。

反対に、家族持ちにもあまり配慮されないのは金融関係や商社といった自分たちでは商品を製造していない業界です。

製品を自分たちで製造していないということは、主導権はその会社にはありません。

常に主導権は、お客様にあります。

製品を自分たちで製造して完成させることが出来る会社であれば働きやすいということです。

自分たちで納期以外は調整が効きますので、自然と配慮する余裕と風土が生まれます。

但し、メーカーは設備投資にお金をたくさん使うので、給料は安い傾向にあります。

家族手当が求人票に掲載されている企業を狙う

時折ですが、慶弔休暇さえ制度として出来ていない会社がベンチャー企業や創設間もない中小企業にはあります。

ここから一発で分かることですが、社員が若すぎる会社はそもそも企業として当たり前の「常識」にかけています。

社員の親御さんがお亡くなりになったにも関わらず、有給休暇を使わせる企業が恐ろしいことに存在します。

そのような企業は、面接を受けに行くこと自体を止めるようにしておきましょう。

家族持ちの方が入ると、大変苦労します。

このような会社には、家族手当や扶養手当もありません。

家族手当と扶養手当は、属人的な手当てということで仕事能力と関係ないのに付与されるお金なので、実力主義が浸透してきた企業では廃止する方向に向かっていました。

しかし、少子高齢化に危機感を覚えて政府が家族がいる人を重視する制度に切り替えて下さいとお願いしました。

家族手当は、まともな会社であれば政府の要請を受けて復活する傾向にあります。

家族手当と扶養手当を残しているか復活させたり、新たに創設している企業は世間の流行や政府の指導に敏感な企業なので、狙うようにしてみて下さい。

今の時代、世間の流れに乗れない企業は淘汰されていきます。

妻子持ちが面接でアピールすべきこととは?

妻子持ちの方が面接でアピールすべきことは、まず第一に家族こそ働く力になっているということを面接の場で伝えることです。

そして次に、ここが重要な点です。

家族を給与交渉に使うことも大切です。

家族がいる以上、給与が下がることは死活問題です。

自分自身が高い給料が欲しい!と言い張るといやらしく聞こえますが、家族持ちの方が給与交渉をしてくる分には、あまりいやらしく聞こえません。

彼も大変なんだろうなという想像力を働かせることができます。

家族がいることで転職がうまくいった20代の実例

具体例を挙げます。
29歳で妻子持ちの男性です。前職では営業職を7年間勤めてこられました。

家族たってのお願いで、東京から地元である関西に帰りたいと考えました。

関西に本社のある企業での面接選考に挑みました。職種は営業職です。

「私は家族こそが働く力の根源であり、力になると考えています。現在いる会社も魅力的ですが、妻がどうしても地元で子育てをしたいと強く言われて今回は転職することになりました。もちろん私自身、御社での仕事内容はこれまでの経験を活かせる仕事なので、私が御社に入社したいという気持ちもあります。また給与条件に付いてなのですが、ご掲示いただいた給与より、少し色を付けて頂くことは出来ませんか。家族の生活費のこともあり、少しだけでもご配慮いただけますとありがたいです。よろしくお願い申し上げます」

特に最近は、地元にUターン転職してくる方はご家族の希望でという方が非常に多いです。

ここをしっかりと伝えるようにしましょう。

自発的な離職ではないので、面接官も納得させやすいです。

新天地でのご活躍をお祈りしております!