介護職をしていて良かったこととは?実際に働く介護職に聞いてみました

介護職をしていて良かったこととは?実際に働く介護職に聞いてみました

「介護の仕事なんてよくするなぁ~!?」

介護の仕事を続けてきて、何度も言われてきた言葉です…。

「下のお世話するなんて俺やったら無理やわぁ!」

介護の仕事を知らない人たちからは「便の後始末」のイメージがあるようですね…。

あとは、動けない方をお風呂に入れてあげることや、食事を食べさせてあげること。

世間の介護のイメージはそんなイメージなのだろうと思います。

最近では、認知症のことも知られるようになって徘徊や暴力への対応に疲弊しているようなイメージもついてしまい、「負」のイメージのほうが大きくなっています。

挙句の果てには、給料は安い、結婚できないなんてことも言われてしまう始末です。

介護だけが特別「負」のイメージを持たれてしまっているような印象を受けますが、他の業種の方々と話をしていると、そんなことはないことを知ることができます。

他の業種の方だって大変な思いをされていますし、それなら介護のほうがマシだなと思えることもたくさんあります。

どんな仕事もそうですが、職場によって大変さが違いますし、仕事への適性によって感じ方も異なるので、どの情報が正しいかは見極めていかなければいけません。

介護業界は「光」と「闇」が両極端に情報発信されている傾向があるので、特に注意が必要なんです。

私としては、世間一般の人たちには介護の仕事が今一つ正しく伝わっていないような気がしています。

どうすれば正しく介護のイメージを届けられるのだろうか…そんなことを考えながらこの記事を書くことにしました。

この記事では、私が約20年間介護の仕事に携わってきて、「介護職をしていて良かったこと」を書いています。

綺麗事だけではないありのままの介護を、なるべく綺麗に見せて読みやすくお届けしたいと思います!

そして、読み終えたときに、介護の仕事に飛び込む、または続けようと思えるきっかけとなってくれたら嬉しく思います。

自分の適性に合わせて軌道修正&ステップアップしやすい仕事です!

介護は人間関係が大変だ…なんてことがよく言われています。

残念ながら私も人間関係には苦しんできました。20代の頃から大先輩の皆様に揉まれているうちに強くなってしまい、今ではどんな人間関係もへっちゃらになってしまいましたが…。

人間関係の問題は、介護特有のものでもないですし、そこは仕方がないと割りきって乗り越えていくというのも一つの方法です。

とはいえ、健康な心を保っていくためには、時には逃げることも選択肢の一つとして持っておくべきです。

自分の力を今の職場では発揮できそうにないと思ったときも、職場を変えるという選択肢は持っておいた方がいいと思います。

介護の仕事は職場の選択肢が他業種よりも多く、また希望した職場に比較的採用されやすい傾向があるので、転職が最適解となることも多いんです。

介護をしているとこんな悩みもあります。

しっかりした方の対応が苦手であったり、認知症の方の対応が苦手であったり…。

対象によって得手不得手があることが多い仕事なんです。特養だと難なくできていた介護が、デイサービスでは力を発揮できない…なんてことも多々あります。

介護は対象によって大きく仕事内容が変わり、事業形態によっては全く仕事内容が異なる仕事です。

自分に合った事業または職場を選ぶことで、思わぬ力を見出すこともできる仕事なのです。

このように、仕事がうまくいかなくなったときに、軌道修正しやすいのが介護の仕事です。

実際、私も一度転職をし、軌道修正とともにステップアップをしてきました。そして、実は今も軌道修正を考えていたり…。

ちゃんと仕事をしていれば、行動次第で道を拓きやすい仕事なのです。

価値観が広がり行動が広がる!自分の可能性が広がる仕事です!

私たちは、多くの高齢者と出会います。多くの人生と出会います。そして、1人ひとりの人生と深く関わっていきます。

介護は、「本来人に見られることのない場面」に関わっていく仕事でもあります。

排せつや入浴等、見られたくない場面に入っていくのが介護職です。そうした関係は、通常の人間関係のなかではありえない関係なんですよね。

極めて特殊な関係であることが分かって頂けるかと思います。

そんな関係のなかでは信頼関係の構築は欠かせません。まずは相手のことを深く知る必要があります。

本人だけでなく、その家族からもいろんな話を聞かせていただきます。出会う人の数だけ、通常なら知り得ないような過去の出来事や思い、価値観を知ることになります。

私たちが生まれる前の激動の昭和時代を生き抜いてこられ、また、これから私たちが『行く道』を先に体験してこられた利用者様の人生を垣間見ることは、それだけで貴重です。

介護は、その人生に関わっていくことで、確実に自らの価値観を広げていくことができる仕事なのです。

価値観が広がると、考え方の幅が広がって行動の幅が広がっていきます。

私は社会人になる前、引っ込み思案で人と話すことが苦手な人間でした。自分でも信じられないのですが、介護の仕事をし始めてから、いつしか人前でレクができるようになったり、劇で女装をしていたり、触ったこともないギターを弾いてみたり、いろんなことにチャレンジできる自分へと変わっていったのです。

そうしたチャレンジが続けてこられたのは、実はおじいちゃんおばあちゃんの優しさのおかげ。

おじいちゃんおばあちゃんが全てを受け止めてくれるから、少しやってみたことが自信へとつながり、また他のこともやってみようという気持ちになれたのだと思います。

価値観が広がり、行動の幅が広がるということは、自分の可能性を広げることにもつながるということです!

引っ込み思案の私が変われたのだから、きっと多くの人が介護の仕事で可能性を広げられるはずです!

間近で喜びを感じ、癒される仕事です!

介護の一番の魅力は「癒し」の効果です。おじいちゃんおばあちゃんは優しい方が多いと書きましたが、利用者さんとの関わりのなかで日々のストレスを癒してもらうことができます。

私も幾度となく癒してもらってきました!利用者さんの笑顔や優しい言葉で癒されたり、仕事をしながらにして癒される仕事なのです!

介護は誰かのためにする仕事です。誰かのためにするからこそ得られる「癒し」の効果もあります。

介護は、利用者さんの暮らしをより良くするために関わっていく仕事です。

生活環境や支援方法を整えて暮らしの幅を広げていくと、利用者さんの暮らしが変わっていくことを間近に見ることができます。

1人でトイレに行くことができたり、食事が摂れるようになられるような「自らの仕事の成果」を見届けることができます。

ささいな変化もまた嬉しいものです。認知症の利用者さんが落ち着いて過ごせるようになったり、暮らしのなかで役割が見いだせたり…、キリがないぐらいに喜びが散らばっています。

そうした日々の喜びに目を向けることができていれば、「良かったな」と思えることはどんどん増えます。

「良かったな」と思えて、また頑張れてしまう仕事なんです!

そして、利用者さんやそのご家族からは「あなたがいてくれて良かった」と言ってもらえることもあります。

それでまた頑張れるわけですね!こうした「癒し」の効果は、介護の仕事ならではと言っても過言ではないと思います!

人生においてかけがえのない仲間と出会える仕事です!

頑張れるのは利用者さんの力だけではありません。

介護を通して出会った仲間の力も絶大です。

介護の仕事は1人でする仕事ではありません。

介護は、高齢者の暮らしをチームで支援する仕事であるとともに、チーム内で支え合う仕事でもあります。

利用者さんとの関係などで悩んでいる時は、同僚や先輩に相談しながら乗り越えていくことができます。

逆に相談を受けて同僚の力となれることもあると思います。自分にはできないことを同僚に助けてもらうこともしばしばあります。

要するに、介護職はチームの中で助け合いながら仕事をしています。

介護職の方々はそれぞれに同じような悩みを抱えているので、悩みが分かり合え、相談をし合い、助け合える仕事なのです。

介護職が悩み、相談し合う内容は、とても広く深いです。ときには力を合わせて困難事例や組織の課題に立ち向かっていくこともあります。

ただただ利用者さんの暮らしを良くしていきたいという思いで語り合うこともあれば、職場環境を良くすべく語り合うこともあります。

そして、あれやこれやとやってみて、失敗もしながら、挫折もしながら、励まし合いながら、乗り越えていくわけです。

もちろん、成功を勝ち取り喜び合うこともあります。ときにはぶつかり合うことだってあります。

こうした仲間とのやりとりは、今の時代好まれない方も多いかもしれませんが、人間的に大きく成長させてくれる貴重な体験だと私は思っています。

すぐ近くにいる人を助けようとする仕事だからこそ、熱くなれるんだと思います。

こうした経験を辿って得た仲間は、私にとってかけがえのない存在となりました。戦友と言ってもいいぐらいの仲間なんです!

もともと私は群れるのが苦手なほうなのですが、介護を通して「仕事で仲間とともに熱くなれるのもいいもんだな」と思えるようになりました。

今では、熱く語り合える時間が大好きです。そんな仲間がいることで人生は楽しく感じられますし、嫌なことがあっても笑い飛ばせるようになります!

私にとっては、そんなかけがえのない仲間と出会えたことこそが「介護職をしていて一番良かったこと」なのです!

最後に

介護の仕事は決して楽な仕事ではありませんが、実はハマる人も結構多いんですよね。

「この仕事をすると他の仕事はできなくなる」と言われることがあるぐらいです。介護の仕事を去っていかれた方も何度か見てきましたが、どこか名残惜しそうに去っていかれる方がほとんどでした。

そして、戻ってこられることもありました…。本当は介護の仕事を続けたい方って多いんです。

でも、いい職場に出会えずに介護職を辞めてしまうんです。

この記事に書いたように、介護の仕事は「良かった」と思えることもたくさんあって、その一つ一つは人生を豊かにしてくれるものばかりです。

まずは、慎重に職場選びをしましょう!そして、仲間と出会いましょう!それが介護の仕事を長く楽しく続ける秘訣なのです!

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