国会議員の平均年収はいくら?会社員から国会議員になることは可能?

国会議員の平均年収はいくら?会社員から国会議員になることは可能?

国会議員は、国民からの投票によって選ばれた人だけがなれる職業です。

日本の法律を作ったり、国政の重要事項に関する国会の意思決定に参加したり、日本の今後に関わる重大な仕事をしています。

そんな国会議員の「平均年収はどれぐらいなんだろう?」と気になることがあるのではないでしょうか?

この記事では、国会議員の平均年収について解説します。

会社員から国会議員になる方法などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

国会議員の平均年収はいくら?

国会議員 平均年収

国会議員の平均年収は、2,100万円〜2,200万円と言われています。

「平均年収が2,000万円を超えるの?」と驚かれた方は多いと思いますが、国会議員は「国の法律を作る」という仕事を担っているので、これほど高額な収入を得ています。

国会議員の年収内訳は、「歳費」と「末期手当」に分けられます。

歳費とは、会社員で言う「月給」のことで、毎月10日に約130万円支給されます。

そして、末期手当は、会社員の「ボーナス」という感覚で、年間で約600万円支給され、歳費と合計することで、年収が2,100万円〜2,200万円になります。

末期手当は、国家公務員と同様に、6月30日と12月10日に支給されるように決まっています。

これらの給料形態は、「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」により定められています。

出典:「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」

歳費と期末手当以外の収入源

国会議員は歳費と末期手当以外にも収入源があります。

その他の収入源として、まず「文書通信交通滞在費」が挙げられます。

文書通信交通費とは、公文文書を発送するためにかかる費用や交通費のことを指し、月に約100万円、年間で約1,200万円支給されます。

文書通信交通費は、「何に使ったのか」「どのような使い方をしたのか」ということを公開する義務はないので、世間では「国会議員の第二の給与」と言われています。

他には、「立法事務費」が挙げられます。

立法事務費とは、立法の調査・研究をおこなうための費用を指し、月に約60万円、年間で約720万円が支給されます。

これらの収入源は、事務所を運営する費用として使われることが多いので、国会議員の手元には残らないケースが多いです。

世界各国の国会議員の平均年収

世界各国の国会議員の平均年収と比較して、日本は高い水準を誇ります。

世界各国の国会議員の平均年収は下記の通りです。

  • アメリカ:約1,570万円
  • カナダ:約1,260万円
  • イギリス:約970万円
  • ドイツ:約1,130万円
  • フランス:約1,000万円
  • 韓国:約800万円

このように、日本の国会議員はダントツで高い年収を得ています。

しかし、イギリスやフランスなどは日本よりも国会議員の数が多いので、年収が低くなっていると考えることができます。

アメリカの平均年収はどれくらい?年収アップの秘訣と日本との違いを解説!

国会議員の平均年収が高い理由

国会議員の平均年収が2,000万円を超えていることに対して、不満を抱いている方は多いと思います。

ただし、国会議員の平均年収が高いことには理由があります。

国会議員の平均年収が高い理由をいくつかご紹介するので、参考にしてみてください。

誰でも出馬できるようにするため

国会議員になるには、選挙に出馬する必要があるのですが、出馬するには数百万円から1,000万円かかると言われています。

また、出馬するには「供託金」を預ける必要があるので、費用と供託金を合わせると、約1,500万円〜2,000万円必要です。

日本は、「金銭に余裕がない方でも出馬できる環境を整えたい」と考えているため、平均年収が高いと考えることができます。

そして、当選してからも事務所を運営する費用と人件費が必要になるので、国会議員の平均年収は2,000万円を超えているのでしょう。

国会議員の質を維持するため

国会議員は、法律案を国会に提出したり、国政の重要事項(予算決議・条約の承認・内閣総理大臣の指名)に関する国会の意思決定に参加したりするため、質が低下することは許されません。

国会議員の質が低下するということは、日本がレベルが下がるということです。

それは避けなければいけないので、国会議員の平均年収は高いと考えることができます。

もし、国会議員の手元に残るお金が年間で数百万円だった場合、国会議員の質は著しく低下するでしょう。

国会議員の質を維持するためにも、高額な年収を支給する必要があります。

収入が安定しない仕事

国会議員は任期が決められています。

衆議院議員の任期は4年で、参議院議員の任期が6年です。

任期とは、国会議員として働ける期間なので、任期が過ぎると「無職」になります。

国会議員を解散になっても、もう一度当選できれば、国会議員になることは可能ですが、収入に安定がないので、国会議員の年収は高いと考えることができます。

実際、何度も連続で当選することは簡単ではないので、国会議員は安定性に欠ける仕事です。

国会議員が受けられる待遇

国会議員は年収が高いだけではなく、受けられる待遇も手厚いです。

国会議員が受けられる待遇の中でも、特に手厚いものをいくつかご紹介します。

不逮捕特権

不逮捕特権とは、憲法上、国会議員は原則として国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、会期中に釈放しなければならないという特権になります。

少し複雑ですが、国会議員は逮捕されないということです。

不逮捕特権は、議員活動を保証するために設けられた特権と言われています。

そして、釈放することに対して金銭は一切発生しません。

JR全線・航空機無料

JR全線・航空機無料とは、その名の通り、無料でJR本線・航空機に乗れるという待遇です。

JR全線・航空機無料は、「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」により定められていて、JRではグリーン車でも無料で乗車できます。

また、航空券については、月4往復まで無料で、月に3往復までに制限すると、JR全線無料と併用できるようになっています。

議員宿舎

議員宿舎とは、地方の国会議員のためにある寮施設のことで、かなり安価で住める待遇です。

設けられている議員宿舎は下記の通りです。

衆議院 参議院
宿舎名 新赤坂宿舎 宿舎名 清水谷宿舎
場所 港区赤坂 場所 千代田区紀尾井町
間取り 3LDK 間取り 2LDK
家賃 約10万円 家賃 約2万円

上記の議員宿舎以外にも、都内にいくつか設けられています。

新赤坂宿舎に対して「安価じゃない」と思われたかもしれませんが、同じ立地・間取りの相場は約50万円とも言われています。

そのことを考えると、家賃10万円は安いです。

会社員から国会議員になることは可能?

国会議員は会社員からでも目指すことが可能で、特別な資格や学歴は必要としません。

ただし、選挙に出馬するには、下記の条件を満たす必要があります。

  • 日本国籍であること
  • 満25歳以上であること(参議院の場合は満30歳以上)

以上、2つの条件を満たしていると、誰でも出馬して国会議員を目指すことできます。

そして、国会議員になるまでの流れは下記の通りです。

  • ①立候補する
  • ②選挙運動する
  • ③当選する

上記の流れで国会議員になれます。

平均年収が1,000万円を超える仕事

国会議員ほどの平均年収がある仕事はないですが、平均年収が1,000万円を超えている仕事はあります。

平均年収が1,000万円を超えている仕事をいくつかご紹介します。

年収1000万以上の割合は5%!?目指せる職業と高給取りの落とし穴を解説

航空機操縦士(パイロット)

パイロット 年収

航空機操縦士(パイロット)の平均年収は、1,650万円〜1,800万円と言われています。

航空機操縦士は、日本国内における職種の中では最も平均年収が高いです。

言葉の通り、飛行機を操縦する仕事を指します。「事業用操縦士」という国家資格を取得する必要がある仕事で、課長・部長クラスになると、年収は2,500万円〜3,000万円になります。

事業用操縦士の資格を取得するまで大変ですが、平均年収はとても高いです。

医師

医師 年収

医師の平均年収は、1,200万円〜1,300万円と言われています。

航空機操縦士に次ぎ、日本国内における職種の中で2番目に平均年収が高いです。

医師は6年生の医学部に入学する必要があり、入学すること自体の難易度がとても高く、多浪している方も少なくありません。

医師は、勤める病院によって年収が異なりますが、課長・部長クラスになると、年収は1,500万円〜2,000万円になります。

医師は「激務」と言われる仕事ですが、男性でも女性でも高い年収を得ることが可能です。

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システムアナリスト

システムアナリスト 年収

システムアナリストの平均年収は、1,000万円〜1,200万円と言われています。

システムアナリストとは、ITエンジニアの一種で、情報システムの開発に関する分析や評価をおこなう仕事です。

情報システム開発の最上流工程を担当する立場になるので、ビジネスの観点から採算や効果に配慮することが求められます。

ITエンジニアに関する知識だけではなく、情報戦力立案能力や、プレゼンテーションスキルなどが必要になるので、高い年収を得られます。

特別な資格は必要としない仕事なので、豊富な経験があれば、目指すことができる仕事です。

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国会議員の平均年収は2,100万円〜2,200万円

この記事では、国会議員の年収についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

国会議員の平均年収は、2,100万円〜2,200万円で、内訳は毎月支給される「歳費」と、1年に2回支給される「末期手当(ボーナス)」です。

国会議員の年収は、法律で定められているので、2,100万円を下回ることはありません。

また、国会議員は出馬することに多額のお金がかかるうえに、任期が決められているので、平均年収は2,000万円を超えているのでしょう。

そして、国会議員は2つの条件を満たしている方であれば、誰でも目指すことができます。

政界に興味のある方は、会社員のうちにお金を貯めて、国会議員を目指してみてはいかがでしょうか。

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