転職活動中の内定辞退を穏便に済ませるコツ!人事のプロが教えます

内定辞退の伝え方

転職活動をしていて内定が出たけれど、他の会社も受けているし内定辞退しようか迷っている。

正直言って、第一志望の転職先ではなかったのに内定が出てしまった。

かといって、いまいる会社よりも条件がよくなるのであれば良いけれど、条件も良くなりそうにはない。

ハッキリ言って、内定辞退したい。

その気持ち、よく分かります。

仮に複数社から内定が出たとしても、入社できるのは1社だけなのですから、内定辞退が起こることは当たり前です。

今回は内定辞退を穏便に済ませるコツを伝授いたします。

内定辞退には勇気がいりますが、より良い転職を実現するためのステップであることを忘れないようにして下さい。

内定辞退の責任は採用担当者にある

仕事の責任は依頼した側にあります。

求人募集をかけて内定した人が辞退した場合には、求人をかけた採用担当者に全ての責任があります。

内定辞退にそもそも罪の意識を持つ必要はありません。

あなたを入社させるだけの魅力を説明会や面接などを通して伝えきれなかった採用担当者に全ての責任があるのです。

その責任を、内定辞退をした転職希望者に押し付けるのは言語道断です。

新卒に対して就活終われハラスメント、通称「オワハラ」などというふざけたことをしでかした人事もいましたが、いかに現代の人事のモラルが落ちており、自分たちのことしか考えていない人事が増えたのかを象徴する出来事でした。

オワハラをはじめ、内定辞退に苦言を呈するような企業は、企業内だけの内輪の論理で動く稚拙な企業であると言えます。

まともな企業の人事は、懇親会などを学生の無理のないペースで開いて気持ちを繋ぎとめることをしていましたので、オワハラはショッキングな出来事の一つでした。

「そんなことする人事が本当にあるのか。強気な会社だな。社会からどう思われるか気にならないのだろうか。」

幸い、私と仲の良い他の会社の人事担当者の方たちは同じ意見で安心しました。

もしも内定辞退で苦言を呈するような企業であれば、行かなくて正解です。

その企業に未来はありません。

新卒に限った話ではありません。

もそも中途採用者で枠が1名しかないという場合でも、内定辞退などの不測の事態に備えて、念のために候補者は残しておくものです。

内定辞退のマナー

内定辞退が起こるのは全て採用担当者の責任です。

が、しかし、採用担当者も内定辞退をされるとまた新しく人を採用したりと段取りを組む必要性があります。

そこで、マナーについてお伝えいたします。

入社直前のいきなりの内定辞退は、NGです。

連絡するタイミング

内定辞退を連絡するタイミングですが、出来れば内定してから1週間以内に連絡してあげてください。

この一週間には意味があります。

面接選考を受けて進んでいるときにこう言われませんでしたか。

「面接の合否の結果は、1週間以内にご連絡いたします。よろしくお願いします。」

1週間以内であればまだ合否連絡していない面接中の候補者を復活させることが出来ます。

新しく求人をかけるということも可能ですが、中小企業などは求人にかけるお金を確保するのが難しく求人をかけるのが難しいというのが実情です。

出来れば、もうこの会社には行きたくない!という気持ちが固まった段階で、早め早めに連絡するようにしてあげてくださいね。

内定辞退はメール?それとも電話が良いのか?

内定辞退に関しては、出来れば電話が無難です。

もちろん、メールでも問題はないのですが、人事担当者には頭の古いタイプの人がかなりいます。

若い人事担当者であればメールの連絡だけでも問題ないと思いますが、若い人事部員はかなり少ないのが現状です。

内定辞退とは異なりますが、退職の申し出をラインでするというような若手もいました。

出来れば電話で内定辞退を伝えるようにしましょう。

メールだけで内定辞退を済ましてしまうと、心理的に悪い印象を与える可能性もあります。

出来れば電話で連絡するようにしてあげてください。

内定辞退の電話の伝え方!

電話で内定辞退を伝える場合には、このように伝えましょう。

率直に、もっと良い企業から内定が出たと言っても良いですが、転職の場合には、やはり現職に残ることにしたという伝え方でも問題ありません。

「せっかくご縁を頂いたにも関わらず、申し訳ありませんが内定辞退させて頂きたいと考えております。やはり現職に残ることにしました。」

理由等はおそらく聞かれますが、まともな企業であれば去る者負わずです。

理由までは答えなくても問題ありません。

とにかく意思表示を淡々と行うようにしましょう。

メールでの内定辞退の例文

メールで内定辞退をする場合でも同様ですが、特に理由を深く述べる必要はありません。

聞かれたら答えるくらいで問題ありません。

例文を掲載します。

「○○株式会社 採用担当者 ○○様
お世話になります。内定のご連絡、ありがとうございました。
結論から申し上げますと、今回は内定辞退をさせて頂きたいと存じ上げます。
理由としましては、やはり現職に残ることに決めたためです。
せっかくの内定を頂いたのにも関わらず、内定辞退という結果になってしまい、申し訳ございませんでした。
では、失礼いたします。」

出来るだけ簡潔に済ませて問題ありません。

エージェントに連絡を任せてはだめ?

転職エージェントに内定辞退の連絡を代行するのは、問題ありません。

むしろ転職エージェント経由の求人の場合には窓口が転職エージェントなので連絡の取りようがないというのが実情ではないでしょうか。

面接の途中でも選考辞退などは転職エージェントが責任を持って連絡してくれると思います。

ある意味では連絡代行のためのエージェントサービスです。

遠慮する必要はありません。

そもそも転職エージェントも人事も内定辞退には慣れています。

むしろ転職エージェントに内定辞退を任せる方が、本人ではなく転職エージェントに感情が向くのが人事と転職希望者双方にとっては精神的に良い場合もあります。

どうしても気が向かないところから内定を取ってしまった場合には、転職エージェントに内定辞退の連絡をお願いするようにしましょう。

そこで消耗すると、行きたい企業の面接へいくときに消耗してしまう可能性があります。

減らせる負担は減らすようにしましょう。

内定を100社から取っても入社出来るのは1社だけ!

仮にたくさんの会社から内定を獲得したとしても、人間の身体は一つしかありません。

入社出来るのは1社だけなのです。

なので、内定辞退が起こるのは当たり前のことです。

人事も内定辞退自体は日常茶飯事といっていいくらい経験していますので、そこまで深刻になる必要はありません。

内定辞退は当然に起こるものとして想定しています。

何よりも内定辞退そのものは別に悪いことではありません。

もしも仮に気が乗らないにも関わらず、入社後にすぐ退職されてしまう方が人件費や社会保険料負担などのコスト面や、求人をすぐに再度かけなければならないなどのように採用経費がかかってしまいます。

内定辞退をすることは、ある意味では人事の工数を助けています。

物事の一面だけを見ると、せっかく内定を貰ったのに辞退することが悪いという風に考えてしまいますが、その先を考えれば悪い話ばかりではありません。

合わない会社に入社してしまったら、履歴書に傷が入ってしまいますし、何よりもこれから先にもっと嫌なことが待っています。

実際に入社して一ヶ月も持たずに辞めてしまわれる方は、正社員採用された方でもたくさんいます。

合わない会社に内定辞退をせずにうっかり入ってしまう方が後々、損害は大きいのです。

慎重に判断することを求められます。

良い会社に入るためのステップだと考えて前向きに内定辞退を考えよう!

内定辞退するときには相手の会社に対して「悪いな」と感じてしまう気持ちがあるとは思いますが、基本的には気にしないということが大切です。

会社側も会社側で、内定者が来なければ来ないで動きますし、リカバリーしようと動きます。

辞退する方も、辞退する方でこれからまた新しく仕事を探すことになります。

どちらの気持ちも会社側は理解していますので、気に病まずに積極的に活動するようにして下さい!

新天地でのご活躍をお祈りしております!