転職エージェントに登録したいけど、多すぎてどこにすればいいか分からない…。
そんな方も多いのではないでしょうか。迷ったらまずは大手の転職エージェントに登録しておくことをおすすめしますが、大手エージェントもいくつかあって悩みますよね。
今回は、dodaとマイナビエージェントの2つに焦点をあて、その違いや、それぞれどんな方におすすめなのかを解説していきたいと思います。
目次
公開求人数の多さで選ぶならdoda
公開求人の多さはdodaが圧倒的です。
マイナビエージェントは約13,500件ですが、dodaは6倍以上の64,000件。
全転職エージェントの中でもトップクラスの公開求人数です。
ちなみにdodaは転職サイトと転職エージェントの両方の機能があり、上記は自由応募の求人数も含めた公開求人数になっています。
もちろん転職者としては、サービスの違いはあれど、より多くの求人に出会えるほうが可能性も広がるのでありがたいのではないでしょうか。
非公開求人はどちらが多い?
公開求人はdodaのほうが多かったのですが、非公開求人はどうでしょうか。
doda | 35,000件 |
---|---|
マイナビエージェント | 22,000件 |
両サイトとも非公開求人数を正確に出していなかったため参考数字ではありますが、非公開求人の数もdodaのほうが多いようです。
なぜ求人を非公開にするの?
全ての求人を公開すればいいのに。
と思われるかもしれませんが、実はそういうわけにもいきません。
大企業の主要ポジションの採用や、新規事業関連の採用などは、どうしても外部に情報を漏らすわけにはいかないのです。
ゆえに求人情報自体が非公開になっていて、応募条件に合致するユーザーにだけコンサルタントから直接公開されます。
非公開求人は登録者にしか公開されませんし、登録したとしても全てを教えてもらえるわけではありません。
とはいえ非公開求人の多さは、そのサイトが重要な採用をたくさん任されているという証拠でもあります。
20代の転職にはマイナビエージェントがおすすめ
dodaと比べるとマイナビエージェントの求人数は少なめ。
しかし20代の方の転職には、マイナビエージェントのほうがオススメです。
dodaは特に年齢や業界、職種などを絞っていない総合転職エージェントです。
これに対してマイナビエージェントは、主に20代~30代の若手にターゲットを絞ったサービスになっています。
これは業界でもかなり珍しく、マイナビエージェントが多くの若手に支持されている理由でもあります。
20代で転職をするということは、転職が初めてという方も多いはず。
どうやって転職活動を進めていけばいいのか、どんな職務経歴書を書けばいいのか、キャリアプランはどうやって描けばいいのか。悩むところも多いのではないでしょうか。
マイナビエージェントであれば、こうした悩みを理解した上で、キャリアコーディネーターが転職活動をフォローしてくれます。
20代で転職をお考えの方には、マイナビエージェントは絶対登録しておくべきサービスでしょう。
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また20代におすすめの転職サイト・エージェントは、こちらの記事でもおすすめランキングを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
20代におすすめ転職サイト ・エージェント比較ランキング! 【2020年版】
マイナビエージェント利用者の口コミを紹介
dodaはどんな人におすすめ?
まずは、dodaがどんな人に向いているサービスかを解説します。
dodaは職種・業種問わずに求人が掲載されている総合転職エージェントで、基本的にはどんな方でもおすすめできます。
今回はあえてマイナビと比較し、下記の3つのポイントについて解説します。
- 転職エージェントだけでなく転職サイトも使いたい方
- 求人検索以外の転職関連サービスも活用したい方
- 地方で転職活動を行っている方
転職エージェントだけでなく転職サイトも使いたい方
転職エージェントと違い、転職サイトに掲載されている求人は基本的に自由応募です。
エージェントの場合はコンサルタントが求人を探し、興味が持てたものに応募をするというスタンスです。
ゆえに出会える求人の数は限られますし、コンサルタントのペースで転職活動が進んでいきます。
これに対して転職サイトの場合、自分でたくさんの求人の中から興味が持てるものを探し、自分自身で応募をし、選考を受けていきます。
コンサルタントに左右されず、自分のペースで転職活動ができるのが特徴です。
どちらのサービスが良いかは人それぞれですが、dodaの場合は両方を使えるのが特徴。
両方を使い、自分に合ったサービスを選択していきましょう。もちろん両方を活用し続けても構いません。
求人検索以外の転職関連サービスも活用したい方
dodaには求人検索や応募管理以外にも、様々なサービスがあります。
例えば『年収査定』。自分のプロフィールや職務経歴を入力するだけで、186万人のビッグデータをもとにあなたの適正年収額を査定してくれるというものです。
自分の市場価値を客観的に知りたいという方におすすめです。
また『キャリアタイプ診断』では、120問の設問に答えていくことで、あなたの強みや弱み、適した働き方などを教えてくれます。
今まで気づけていなかった適性を知ることができるツールです。
これらはもちろん全て無料で利用できます。サービスを活用して自己分析をしたいという方には、dodaのほうがおすすめです。
地方で転職活動を行っている方
dodaもマイナビエージェントも、求人の多くは東京や大阪、名古屋といった都市部に集中しています。
しかしdodaはそもそも求人数が多いため、地方の方にとっては使いやすいといえます。
また拠点に関しても、マイナビエージェントが6都道府県にしかないのに対して、dodaは9都道府県にわたっています。
例えば広島や岡山、仙台などは、マイナビエージェントの拠点はありませんが、dodaは拠点を構えています。
エージェント登録時の面談は電話でも可能ですが、やはり直接会って相談したほうが話もしやすいですし、面接練習なども受けやすいでしょう。
dodaの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
マイナビエージェントはどんな人におすすめ?
次に、マイナビエージェントはどんな方に向いているエージェントかを解説します。
マイナビエージェントもdodaと同じくあらゆる業界・職種の求人が掲載されていますが、ここではdodaとあえて比較した際のポイントを3つご紹介します。
- 20代~30代の方
- キャリアコーディネーターの手厚いフォローを受けたい方
- 自分のキャリア設計に悩んでいる方
20代~30代の方
マイナビエージェントが若手向けのサービスという点は、前述もしました。
では実際にどのような若手向けのサービスがあるのでしょうか。
例えばサービスの流れを説明するページはマンガで分かりやすく説明がされていたり、『はじめての転職の方へ』という専用解説ページが設けられていたり。
他の転職エージェントでは、ここまで若手向けに丁寧な説明をしていません。
他にも転職ノウハウのページでは『転職活動のはじめ方』『面接完全対策ガイド』『履歴書の書き方』『円満退職』など、転職初心者に向けての情報を多数発信しています。
dodaをはじめとする他の転職エージェントも、もちろん若手でも利用可能です。
しかしあくまでキャリア採用・ハイクラス採用をメインとしているため、ここまで若手に振り切ったサービスは他にありません。
キャリアコーディネーターの手厚いフォローを受けたい方
キャリアコーディネーターは、転職者のことをあらゆる面でサポートしてくれます。
例えば履歴書・職務経歴書の添削・アドバイスや、模擬面接の実施など。
しかし通常の転職エージェントは、ハイクラス求人を中心に扱っているため、書類の添削内容も模擬面接も、ある程度レベルが高くなります。
全く転職経験がない方にとっては、お願いするのも気が引けるかもしれません…。
しかしマイナビエージェントの場合は若手や第二新卒者をメインターゲットにしているため、転職活動の経験がまったくなかったとしても、イチから丁寧に教えてもらえます。
他のエージェントでは恥ずかしくて聞けないような初歩的な質問や相談もできるでしょう。
自分のキャリア設計に悩んでいる方
自分のキャリアについて、どの程度考えられていますか?まだ社会人として経験の浅い20代の方で、将来のキャリアプランが明確に立てられているという方は、少ないのではないでしょうか。
転職先を見つけるにあたって、キャリアについて考えておくのは必須です。
しかし一人ではどうにも考えきれない…。
そんな方にこそ、マイナビエージェントがおすすめです。
前述の通り、マイナビエージェントのコンサルタントたちは、日々20代のユーザーと面談を行っています。
キャリアが定まっていない状態から、一緒にキャリアを設計していくということに慣れているコンサルタントばかりです。
キャリアについて悩んでいるのであれば、ぜひそれを素直に伝えてみましょう。
きっと親身になってあなたのキャリアを一緒に考えてくれるはずです。
マイナビエージェントの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!
転職エージェントは登録しすぎると電話連絡が増えるので厳選しよう
それぞれの転職エージェントが保有する求人は、サービスごとに大きく違います。
転職サイトの場合は、別のサイトでも同じ求人を見ることがよくありますが、エージェントはその限りではありません。
よって、転職活動の可能性を広げるためには、いくつかのエージェントに登録するのがベターです。
実際、エージェント経由で転職活動をしている方の多くは、転職活動開始後に複数のサービスに登録しています。
ただ、転職活動が進むにつれて、利用するエージェントは厳選したほうがいいかもしれません。
転職エージェントのキャリアコンサルタントからの求人紹介の連絡は、基本的に電話が中心です。
転職エージェントは転職者を入社させてはじめて企業から報酬を受け取れるので、ユーザーにより多くの求人を紹介したいのは当然。
ゆえに多い方だと、毎日のように電話が入ることもあります。
もしいくつものエージェントを利用していたら、毎日何度も何度も色んなエージェントから電話が入ってしまい、ストレスに感じてしまうことも…。
そうならないためにも、利用するエージェントは徐々に厳選していきましょう。
しばらく使っていくうちに、自分にはどのエージェントが合っているかが見えてきます。
コンサルタントとの相性や希望の求人があるかなど、総合的に見て転職活動をうまく進められそうなエージェントを選んでいきましょう。
また転職エージェントを掛け持ちする際の注意点や、電話連絡がしつこい転職エージェントへの対処法はこちらの記事で解説しています。