社会人として働いていると「出世」する機会が訪れるでしょう。
今はまだその機会が訪れていなくても、仕事を続けていくといつか訪れます。
その時に、出世するのか、出世しないのか悩まれている人も多いのではないでしょうか?
近年の傾向では、出世したくないと決断する人が多いみたいです。
果たして、出世したくないということは悪いことなのでしょうか?
そこで今回は、出世したくないということについてご紹介します。
断り方などもご紹介していますので、出世したくないとお考えの方はぜひ参考にしてみてください!
目次
出世したくないことは悪いこと?
社会人として、出世したくないということは悪いことなのでしょうか?
結論から申しますと、全く問題のないことです!
「出世=良いこと」というイメージがある為、「出世したくない=悪いこと」と勝手に思ってしまうだけです。
もちろん、出世することは良いことですが、出世しないことが悪いなんてことは一切ありません。
さらに、仕事に対する想いは人それぞれですよね。
バリバリ働いて出世したい人もいれば、生活のために仕事をしている人も、仕事をする理由は人それぞれです。
その為、出世したくないということは悪いことではありませんので、悩む必要はないです!
出世したくない原因
出世したくないと思っている人はなぜ、出世したくないのでしょうか?
主な原因を5つご紹介しますので、参考にしてみてください。
課せられる責任が増える
出世をしますと、与えられる立場が変わりますよね。
もちろん、出世すると上の立場になるわけですし、仕事に対する責任感が増えます。
例えば、今までは失敗しても上司がなんとかしてくれていたことも、自分がなんとかしなくてはいけなくなります。それが出世したということです。
その分仕事に対するやりがいも増えるのですが、それ以上に責任感が増えます。
その為、出世したくないと考えている人は、仕事に対する責任感が増えることが原因になっています。この原因は多くの人が抱えていることでしょう。
仕事にそこまで求めていない
上記でもご紹介したのですが、仕事に対する想いは人それぞれです。
仕事が生きがいという人もいれば、仕事は生きるためにしているという人もいるでしょう。
仕事に対する思いに正解なんてない為、どんな想いでも構いません。
しかし、仕事は生きるためにしているという人は、出世する必要がありませんよね。
もちろん、出世をすると給料が増えることもありますので、生活の水準が上がることもありますが、今のままで生活ができているなら出世する必要がないですよね。
一方、仕事が生きがいと思っている人には、出世することが何より嬉しいことでしょう。
出世したくないのか、出世したいのか、その差は仕事に対する想いの違いでもあります。
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プライベートの時間が減る
出世することは、任せられる仕事が増えるという捉え方もできます。
一概に仕事量が増えるとは言えませんが、仕事に対する時間は増えるでしょう。
仕事に対する時間が増えるということは、プライベートの時間が減るということですよね。
いくら仕事で頑張って給料が増えても、お金を使うプライベートの時間がなければ、意味がありませんよね。
そう考え、出世したくないと考えている人もいます。
プライベートの時間が減ることが出世したくない原因にもなることでしょう。
現状を変えるのが嫌
出世するということは、何か変化が起きます。
- 人間関係
- 勤務地
- 仕事内容
- 仕事に対する時間
- 考え方
- 求められること
など出世すると多くのことが変化すると考えられます。
その変化が原因で出世したくないと考えている人も多いでしょう。
多くの人は、現状の環境が変わることを嫌う傾向があります。
特に、初めてのことや初めて行く場所などには不安がありますよね。
その不安の大きさと仕事に対する想いがイコールではない場合は、出世したいと思うことはないです。
その為、出世したくないと考えている人は、不安材料が勝っているのでしょう。
結婚するのが遅くなる
女性で出世したくないと考えている人の中には、結婚願望がある人も多いでしょう。
「結婚したら専業主婦になりたい」「結婚するまで働こう」「結婚したら非常勤で良いかな」などと結婚するまでの期間を仕事に当てている人も多いです。
その人のゴールは社会で活躍することではなく、結婚することです。
その為、出世はゴールから遠退く原因になりますよね。
出世している人の中には結婚している人も多くいますが、あくまで可能性の話です。
プライベートの時間が減り、仕事に対する責任感が増えれば、結婚は遠退きますよね。
その為、女性で出世したくないという人は結婚が原因なことが多いでしょう。
出世を断る為には?
出世をしない為には、出世を断らなくてはいけませんよね。
いくら出世したくないと持っていても出世を断ることができれければ、出世する道を歩むことになってしまいます。
その為今回は、円満に断る方法をご紹介します!
正直に想いを伝える
基本的にあなたに出世の話を持ちかけてくるのは、上司でしょう。
まずは出世の話をしてくれていることに感謝しましょう。
出世するということは、会社から評価されているということですよね!
円満に断る為には、感謝を伝えることから始めましょう。
感謝を伝えてから、本当の想いを伝えましょう。
いくつか参考にできる伝え方をご紹介しますね!
- 「出世の話をして頂き、本当にありがとうございます。私事なのですが、今は結婚することを一番に考えておりますので、今回は辞退させて戴きます。」
- 「出世の話をして頂き、本当にありがとうございます。今は家庭の時間を大切にしたい為、出世の話はお断りさせて戴きます」
- 「有難いお話なのですが、出世することには興味がありませんので、断らせて戴きます。」
などと感謝を伝えてから、出世したくない思いを伝えるようにしましょう。
しかし、上司によっては引き下がってくれない場合もありますので、他の断り方を参考にしてください。
今の仕事で満足していると伝える
2つ目の方法は、本当の思いを伝えるのではなく、現状に満足しているということを伝えましょう。
本来は本当の想いを伝えるのが良いのですが、それでは引き下がってくれない上司もいます。
その時は、言い方を変えて伝えましょう。
- 「有難いお話ありがとうございます。とても嬉しいのですが、今の仕事にやりがいを感じておりますので、もう少し今のまま頑張りたいです。ですので、今回は辞退させて戴きます。」
- 「出世のお話ありがとうございます。ですが、今の仕事内容に満足していますし、まだまだ上司のもとで学びたいことだらけです。今回は断らせてください。」
などと現状の仕事に満足しており、やりがいを感じているという伝え方をすると、上司も引き下がるしかありません。
この断り方は、円満に断ることができるでしょう。
自信がないと伝える
3つ目の方法も、本当の思いを伝えるのではなく、自信がないということを伝えましょう。
出世の話があなたにきたということは会社から評価してもらっているということなので、自信がないという風に伝えれば、話が流れることが多いです。
- 「有難いお話ありがとうございます。ですが、私より○○の方が出世した方がいいと思います。○○と比べると、私は自信がありません。」
- 「出世の話をして頂き、本当にありがとうございます。出世して任せられる仕事内容に答えられる自信がありません。自信をつけてから出世したいので、今回は辞退させて戴きます。」
などと自信がないということを伝えると、引き下がってくれることが多いです。
会社側も自信のある人に任せたいという気持ちがある為、断ることだけを考える人にはぴったりの方法でしょう。
以上3つの断り方をご紹介したのですが、一番肝心なことは感謝することです。
上司や会社もあなたに期待をして出世の話をしてくれています。
今後もその会社で働く為には、しっかり感謝を伝えて穏便に断りましょう。
それが一番円満に断れるポイントです。
どうしても昇進を断れない時は?
出世を断ってもなかなか引き下がってくれない上司はいます。
しかし、出世はどうにか避けたいですよね。
そんな場合は「転職」することをお勧めします。
「転職ってすぐにできるの?」「転職しても出世の話はあるかも…」と思われる方もいられるかもしれませんが、出世を免れた人は転職することで免れることができます。
今の社会では、転職することが普通となっている為、すぐに転職することも可能ですし、どうしても出世したくないと考えるのであれば、比較的出世の少ない職種に転職すればいいのです!
転職サイトには転職をサポートしてくれるアドバイザーが存在し、今の仕事を続けたままでも転職することができます。
さらに、出世したくないという想いをアドバイザーに伝えると、出世することが比較的少ない求人を紹介してくれます。
しかし、転職することはリスクが伴いますので、出世したくないという気持ちと転職でのリスクを天秤にかけて考えてみてください。
そして、自分にあった転職サイトを利用するようにしてくださいね!
まとめ
今回は出世したくないという人に向けて、様々ご紹介したのですがいかがだったでしょうか?
出世したくないと思うことは一切悪いことではありませんので、出世したくないことが悪いことというふうに悩むのはやめましょう。
そして、出世の話をされた時は、感謝を伝え、穏便に断ると言うことを忘れないでください。
今の会社で働き続ける為には、円満に断ることが大切です!
出世したくないとお考えの人は、今回ご紹介したことを参考にしてみてください。