50代からでも脱サラできる?独立して成功する人と失敗する人

50代からの転職は厳しい?

50代ともなれば分厚い職務経験も積み、自分の仕事に一番自信を持てる年齢です。

職務経験も28年を超えており、自分の職歴や会社への貢献に自信が持てる一方で、社会に貢献したい!という強い気持ちを持たれている方も多いのが50代の方たちの特徴です。

それと同時に、50代になって、そろそろサラリーマンとしてのゴールも見えてきた。

このまま定年までサラリーマンとして生活していっても良いのだろうか。

子供も独立したし、これまで我慢してきた夢を追いかけたい。

50代でサラリーマン生活をずっと続けてきて、脱サラを夢見る方も多いことと思います。

今回は、50代での脱サラの具体例を挙げたいと思います。

少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。

50代からでも脱サラできる?若者よりも社会経験が長く有利である!

これまでの社会人経験を活かした職種を選ぶのであれば、50代での脱サラは成功する確率が非常に高いです。

昨今は10代や20代の若者の起業ブームで、若者起業が持て囃されていますが、その実態はコンプライアンス意識が薄く致命的な問題を起こし、社会から退場を余儀なくされる経営者や、経営者としても若すぎるがゆえに大きな悩みを抱えてしまい、1年と持たずに事業から撤退する若い経営者が多いというのが現実です。

私もよく起業している20代の友人の悩みを聞きますが、サラリーマンとしての社会人経験がほぼ0という状態からの起業は、一発屋になりがちであることをよく聞いています。

若者が起業するので、最初は持て囃されるのです。

しかし、長くは持ちません。

日本の人口はほぼ85%がサラリーマンです。彼らの気持ちを分からずに起業しても、長続きしません。

若手起業家には、先を見通す力が、経験がないので非常に弱いのです。

若者の自営業者の実態とは!?

若者の自営業者の実態は、資金力が弱く、人間関係への対処力が弱いことから、周りを見ることができないというのが実態なのです。

特に起業すれば年齢問わず、サラリーマンとは全く違う苦労の連続です。

若手の起業家の周囲には、騙そうと寄ってくる業者も多く、一番ひどいものであればお金を持ち逃げされてしまって倒産を余儀なくされたという話もしょっちゅう聞きます。

サラリーマンをやっていればそんな与太話にそうそう引っかからないだろうというような怪しい仕事の話に平気で引っかかります。

そして何十万円という大金を失っています。

そうなれば、泣き寝入り以外にはありません。

社会人経験が長ければ長いほど、人間関係への対処能力や怪しい仕事を断る能力は高まります。

50代の方は、不測の事態に対処する能力が複雑な会社組織の人間関係の中で磨かれているのは間違いありません。

このことから社会人経験が長ければ長いほど、理不尽なことへの対処能力が高まりますので、脱サラには有利であると言えます。

忍耐力が勝負の世界です。

50代からならどんな職種がおすすめ?具体例を紹介!

50代におススメする職種は、これまでの経験が活きる職種で起業することです。

これが正に起業と脱サラの王道です。

そして営業活動や会計監査などをサポートしてくれる仲間がいれば成功にさらに近づきます。

私が見てきた中で最も成功しているのは、製造業の第一線を管理監督してきた社員が、技術を持って会社を立ち上げるパターンです。

50代であれば、製造業であれば工場長クラスになっていることが大半です。

工場長クラスは生産用機械の設置から生産技術、開発から品質管理まで全ての工程を知り尽くしていると言っても過言ではありません。

工場の予算編成から利益となる部分、お金にならないけれどしなければならないことを全て把握しないと、工場長は出来ません。

特に製造業では、工場長クラスを任されていた人物は起業してからも優秀です。

工場長は製造に必要な全ての工程を知り尽くしていなければ、任せられることのない役職です。

こういった方が自ら会社を起こし、社会に貢献しています。

また毛色は違いますが、事務職であったとしても、自分の能力を売ることが出来れば、必ず成功できます。

コンサルタントなどもそうです。彼らも厳しい世界を生き残り、会社を生存させています。

営業職であれば営業の苦手な立ち上がったばかりの会社の商品を代わりに販売するなど、営業としてのスキルの蓄積があれば、他に必ず活きます。

50代になるまで、自分自身がこれまで培ってきた経験の中で、お金を払ってもらえる値打ちのあるスキルを探してみてください。

それを仕事にするのです。

どんな人にも、必ず武器があります。

その武器をどうお金に代えて、社会に貢献するのかが大切です。

50代の脱サラで失敗する人はどんな人?飲食店開業には要注意!

これまでの経験が活きない仕事をする人は、高い確率で失敗しています。

日本で最も多いのが、脱サラをして事務系サラリーマンの経験しかないのに、いきなり飲食店を開業するパターンです。

もうこれはたくさん失敗しているのを見てきました。8年間で何十人と見てきています。

飲食店は家賃(テナント料金)、食材の仕入れ(ロスが多すぎる)、お客様が来るか来ないか(売上予測が立たない)、繁忙の差による人件費のロスと人材の定着の難しさなど、人事から見ても非常に厳しい要素が詰まっています。

飲食店ではヒトの確保が最も難しい!

起業の3要素にヒト(人材の確保)・モノ(製品・製造拠点の維持費。飲食店であればお店の維持費、食材の仕入れ、提供する料理)・カネ(運転資金、売上)があります。

この中のヒトが飲食店では致命的です。

飲食店は人手不足が昔から激しく、求人難が常態化しています。

私がハローワークに新入社員の雇用保険加入手続きに行った際、窓口の隣に、法人向け新規求人受付コーナーがあるのですが、待合室で一緒になった飲食店の経営者の方には、リーマンショック時でもこんな愚痴を言われていました。

「人が採用できないんです。御社がうらやましい。正社員で社会保険完備でも採用できない。雇用保険加入する手続きまで至りません。」と言われた経験があります。

リーマンショック時で人が簡単に採用できると言われていた時期でも、飲食店は人手不足であったことが窺えます。

飲食店経営には人が必須ですが、まず経営するための人を集めることに苦労します。

調理師などの確保も非常に厄介です。自ら料理できるのであれば別ですが、彼らは専門職なので、腕のいい料理人はドンドンと待遇の良いところに転職していきます。

また一級品の腕を持つ人材は中学を出てすぐに京都の料亭などで数十年修行を積んでおり、料理人の確保自体が難しいのです。

ちょっとやそっとの待遇では、腕の立つ料理人を確保すること自体が難しいでしょう。

はっきり言って、素人が手が出せるジャンルではありません。

だからこそ毎年、ものすごい数の人たちが挑戦しては撤退していきます。

飲食店を開業するとき、誰もが自分だけは成功すると考えて、安易に起業します。

実際には経営が上手くいっても、売上金を従業員に持ち逃げされて廃業してしまって、サラリーマンに1年と持たずに戻ってくる方が多いです。

元の会社にブーメラン社員となって帰ってこられた方もたくさんいらっしゃいます。

事業に失敗して、借金の返済のために頑張って勤務して頂いていますが、非常に辛い思いをされたとおっしゃられています。

経験を活かすことのできない脱サラほど危険なものはありません。

50代の脱サラで成功する人はどんな人?

私のかつて所属していたベンチャー企業で、工場長を任せられていた50代の人物がいましたが、現在は独立して工場を自らの力で立ち上げ、大きな成功を手にしています。

これから大きくニュースなどにも取り上げられるような会社になると確信しています。

実際にメディアに取り上げられるなど、社会からの注目度も高まっています。

このことからも、自分が経験してきた職種で起業することが最も成功への近道と言えます。

また、彼の偉いところは、自分が代表取締役にはなっていません。

表向きには出てきません。

経営者には30代後半の、経営者としては若手の人材を登用しています。

自分自身は工場長として、影で活躍しています。

起業と一口にいっても、得意なところは得意な信頼できる人材を活用しています。

起業というと誰もが自分が1番になりたいと思って仕事を進めていきます。

それが、起業での失敗の第一歩です。

営業が得意な信頼できる営業職や社長向きの信頼できる人材がいれば、その人材にお金関係の交渉などは全て任せて、自分が全力投球できる分野に打ち込むのです。

そうすれば、自ら仕事を探さずとも、必ず前に物事は進んでいきます。

全て自分でやらなければならない。経営者になったのだから自分がすべてを決定するのだというスタンスでは、いずれ行き詰ります。

サラリーマンですらそうです。

チームワークのないところには、成功はやってきません。優秀な人ほど、孤立してドンドンと暗い孤独な場所へと自分を追い込んでいきます。

起業しようと考える人は、ある程度の人以上の実績と能力を持っていて、一人でなんでもできるから自分でやった方が早いと考えてしまうのです。

現実的に成功している人たちは、そうではありません。

周囲に協力を惜しまず、助けも借ります。しかし、自分自身の意見は決して曲げません。

そういった芯のある人材が、出世競争であっても、経営者であっても勝ち残ります。

サラリーマンも脱サラする起業家も、本質には違いがありません。

自分の得意領域を作り、周囲を巻き込んで大きな成果を上げることが経営の第一歩です。

50代からの脱サラをする際には、自分一人で全てをするのではなく、柔軟に周囲の協力を得ながら前進することが必要です。

50代であれば社会人経験も豊富ですし、20代のように若いがゆえのプライドもありません。

特に営業職を経験している人材などは非常に優秀な方が多く、柔軟に物事を進める力があります。

脱サラしても、周囲の意見に耳を貸して、着実に物事を進める方は、成功への道のりを確実に歩んでいます。

これまでの経験を活かされての、新天地でのご活躍をお祈りしております!

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